概要
Debian 10(10.10)をインストールした際の手順です。
ここに記載されている手順をなぞれば余計なものがほとんど入っていない Debian が利用可能になります。
一時的な検証用途での利用を想定し、セキュリティについてはあまり考慮していない内容です
非エンジニアでも分かりやすいように記載したつもりです。
ほぼ備忘録です
構築環境
- MacOS Big Sur(11.4)
- VMware Fusion Player 12
- 非商用目的なら無料で利用可能です
セットアップ手順
インストーラーのダウンロード
-
公式サイトにアクセスする
-
トップページの Download ボタンをクリックする
- debian-10.10.0-amd64-netinst.iso がダウンロードされます
仮想マシン作成(VMware Fusion Player 12 の場合の手順)
- VMware Fusion Player 12 を起動する
- ファイル → 新規 をクリックしてウィンドウを開く
- ダウンロードした ISO ファイルをウィンドウにドラッグアンドドロップする
- インストールウィザードの指示に従って設定を続けていく
- ブートファームウェアの指定: UEFI
- CPU コア数、メモリ量、ネットワーク設定はお好みで
- 設定が完了すると仮想マシンのウィンドウが表示される
Debian インストール作業
- インストール中はインターネットに接続できる環境である必要があります
- 作成した仮想マシンを起動する
- Graphical install を選択してエンター
- 各種設定したい内容を選択していく
- 言語 → 日本語(CUI 環境としてセットアップする場合は英語のほうが文字化けしない)
- 場所 → 日本
- キーボード → 日本語(英語キーボード利用なら米国)
- ホスト名 → デフォルトの debian で問題ない
- ドメイン名 → 空欄でOK
- root パスワード → お好きなもの(今後必要になるので忘れない)
- 新しいユーザの本名 → お好きなもの
- あなたのアカウントのユーザ名 → お好きなもの(ログインする際に必要になるので忘れない)
- 新しいユーザーのパスワード → お好きなもの(今後必要になるので忘れない)
- パーティショニングの方法 → ガイド - ディスク全体を使う
- パーティショニング機構 → すべてのファイルを1つのパーティションに
- ディスクに変更を書き込みますか? → はい
- 他の CD や DVD を検査しますか? → いいえ
- Debian アーカイブミラーの国 → 日本
- Debian アーカイブミラー → deb.debian.org(どれでもいいと思う)
- HTTP プロキシの情報 → 空欄(プロキシ環境下ではその情報)
- Debian パッケージ両調査に参加しますか → いいえ(どっちでも良い)
- ソフトウェアの選択
- 下記の項目にチェックを付ける
- Debian デスクトップ環境(CUI 環境が希望の場合はチェックしない)
- GNOME(CUI 環境が希望の場合はチェックしない)
- SSHサーバー(SSH や SFTP を利用しない場合はチェックしない)
- 標準システムユーティリティ
- 下記の項目にチェックを付ける
- インストールが完了するまで待機
- これでセットアップが完了する
Debian 起動後にやること
- 操作はすべて端末(Mac で言うところのターミナル Windows だとコマンドプロンプト)で行う
- 開き方は 画面左上のアクティビティ → 検索バーに terminal と入力すると 端末 が表示されるのでそれ開く
- よく使うのでアイコンを右クリック → お気に入りに追加 すると良いかも
- 開き方は 画面左上のアクティビティ → 検索バーに terminal と入力すると 端末 が表示されるのでそれ開く
- 説明では一般ユーザーの名前は user として説明しています
sudo の設定
- 端末に su - と入力してエンター
- root パスワードを求められるのでインストール時に設定したものを入力してユーザーを(root)管理者に切り替える
- visudo と入力してエンター
- 下記の内容を root ALL=... と書かれている下に追記する
- user ALL=(ALL:ALL) ALL
- Ctrl + o を入力してエンターでファイルを保存
- Ctrl + x でエディタを閉じる
apt の設定
- sudo apt-get update
- sudo apt-get upgrade
open-vm-tools のインストール
- sudo apt-get install open-vm-tools
とりあえずここまで行えば簡易的な Debian 環境が用意できます。
サーバーとして外部に公開する場合は SSH のポート番号の変更やファイアーウォールの設定など行ってください。