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WordPressのバックアッププラグイン「Updraftplus」を利用して、AWSのS3にバックアップデータを自動保存する手順をまとめました。

全体の流れ

  1. Amazon S3 のバケットを作成
  2. IAMポリシーを作成
  3. IAMユーザーを作成
  4. WordPressプラグイン「Updraftplus」に設定を追加

全体の流れはこのようになります。
AWSアカウント登録は済んでいることを前提としています。
次から、詳しく書いていきます。

Amazon S3 のバケットを作成

Amazon S3のダッシュボードからバケットを作成します。

スクリーンショット 2023-12-01 12.42.51.png

必要な情報を入力する

バケットタイプは「汎用」にします。
リージョンを選択し、任意のバケット名を入力します。

スクリーンショット 2023-12-01 12.52.03.png

その他の設定

下記の設定はデフォルトのままでいきます。「バケットを作成」ボタンを押して作成します。

  • オブジェクト所有者:ACL無効(推奨)
  • このバケットのブロックパブリックアクセス設定:パブリックアクセスをすべて ブロック
  • バケットのバージョニング:無効にする
  • タグ:なし
  • デフォルトの暗号化:Amazon S3 マネージドキーを使用したサーバー側の暗号化 (SSE-S3)

IAMポリシーを作成

IAMダッシュボードからポリシーを作成します。

スクリーンショット 2023-12-01 16.22.402.png

アクセス許可を指定

サービスを選択から、S3を選択します。

スクリーンショット 2023-12-01 16.26.11.png

アクション許可の「すべての S3 アクション (s3:*)」にチェックを入れます。

スクリーンショット 2023-12-01 14.19.56.png

リソースの「特定」を選択し、backetとobjectの「ARNを追加」からそれぞれARNを追加します。

スクリーンショット 2023-12-01 14.20.22.png

backet

スクリーンショット 2023-12-01 14.17.52.png

object

スクリーンショット 2023-12-01 14.18.40.png

不要ポリシーを削除

表示を一度JSONに切り替えてビジュアルに戻し、「S3 許可15アクション」が表示されていたら、今回はこちらは不要なので削除して、次へ進みます。

スクリーンショット 2023-12-01 16.35.49.png

JSONで記述する場合

UIから選択する方法ではなく、JSONを直接記述してして指定することもできます。

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": "s3:*",
            "Resource": [
                "arn:aws:s3:::mindeco-backup/*",
                "arn:aws:s3:::mindeco-backup"
            ]
        }
    ]
}

確認して作成

任意のポリシー名を入力して「ポリシーを作成」ボタンを押して作成します。

スクリーンショット 2023-12-01 14.23.36.png

IAMユーザーを作成

IAMダッシュボードからユーザーを作成します。

スクリーンショット-2023-12-01-13.26.09-2.png

ユーザーの詳細を指定

任意のユーザー名を入力します。

スクリーンショット 2023-12-01 13.42.49.png

許可を設定

「ポリシーを直接アタッチする」を選択し、許可ポリシーとして先に作成しておいたポリシーを検索してチェックを入れます。

スクリーンショット 2023-12-01 16.43.42.png

確認して作成

確認して問題なければ、「ユーザーの作成」ボタンを押して作成します。

アクセスキーを作成

作成したユーザーのアクセスキーを作成します。「アクセスキーを作成」をクリックして始めます。

スクリーンショット 2023-12-01 16.52.41.png

主要なベストプラクティスと代替案にアクセスする

「その他」を選択して次へ進みます。

スクリーンショット 2023-12-01 16.58.01.png

説明タグを設定してアクセスキーを作成

任意で入力します。
「アクセスキーを作成」ボタンを押してを作成します。

スクリーンショット 2023-12-01 17.00.50.png

アクセスキーを取得

アクセスキーとシックレットアクセスキーが表示されます。
この情報が記載されたcsvを「.csvファイルをダウンロード」からダウンロードして保管しておきます。

スクリーンショット 2023-12-01 17.05.042.png

WordPressプラグイン「Updraftplus」に設定を追加

ここからはWordPress側での設定です。
「Updraftplus」プラグインをまだインストールしていない場合はインストールします。

「設定」タブを開きます。

スクリーンショット 2023-12-01 17.16.33.png

アクセスキーの登録

「保存先を選択」で「Amazon S3」を選択すると、アクセスキー等の入力エリアが表示されるので、先ほど取得した「アクセスキー」と「シークレットアクセスキー」と「バケット名」を入力します。

スクリーンショット 2023-12-01 17.04.28.png

設定をテスト

「Amazon S3 の設定をテスト」ボタンをクリックして、接続を確認します。

スクリーンショット 2023-12-01 17.21.14.png

その他の設定

接続が確認できたら、バックアップスケジュールや、バックアップに含めるファイルをお好みで設定して、画面下部の「変更を保存」ボタンをクリックして設定完了です。

これで、設定したバックアップスケジュールで、Amazon S3 にバックアップが自動保存されるようになります。

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