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Windows 日曜プログラミング環境 その0

Last updated at Posted at 2018-02-06

趣旨

Windows でプログラミング環境を用意するのは茨の道です。
がんばってまいりましょう。

私は、USB などで持ち運び可能なプログラミング環境を用意したい。
まずはシェル周りから。
最低でもコマンドプロンプトと PowerShell を快適に使えることを目指します。
日曜プログラマですので、MSYS2 を持ち運ぶとかまでは考えていません。

出先でサクッとスクリプト動かせれば満足です。

ConEmu

Windows のコンソールが不便なので、
端末エミュレータ ConEmu を導入します。

ダウンロード

公式サイトから Stable Portable をダウンロード。

ConEmu - Handy Windows Terminal

解凍した以下のものを任意のディレクトリへ。
私は、後に USB メモリで持ち運ぶことを考慮し、
ドライブ直下に /sync/ConEmu ディレクトリを作り、そこへ下記を移動しました。

  • /plugins
  • /ConEmu
  • ConEmu.exe
  • ConEmu64.exe

初期設定

私は Windows7 64bit なので ConEmu64.exe で起動。
そして、下記の Warning が出ました。

conemu-warning.png

上記に示されたパスのファイルを確認してみます。

conemu-property.png

要するに、
「ダウンロードしたプログラムでしょ?危なくない?」と OS が警告しているが、
「一括解除しましょうか?」と ConEmu が尋ねているのでしょうか?
(私、英語わかりません)
一々 OS に警告を出されるのが面倒なので ConEmu を信用して解除します。

Unblock and Continue をクリックし次へ進めると、
初回のみの簡易設定ダイアログが出ます。

conemu-fast-config.png

上記の項目は、これより後、いつでも設定を変更できますが、
私は一番上の Choose ConEmu settings storage location だけを変更しました。
これは ComEmu の設定が記された XML の保存パス指定です。

詳細設定

conemu-settings-00.png

設定項目がとても多くて全てを把握していません。(いや、できない
私の理解できた範囲で設定項目を示しておきます。

Main

最上部の storage は初回設定で出てきた XML へのパスです。
この項目は常にこの位置に固定表示されています。

とりあえずフォント設定はこのままで。(後半で日本語フォントを設定します)
日本語表示に潰れが現れた場合、Monospace のチェックを外すと改善されるみたいですが、
私はその現象になったことがないので確認できていません。

Compress long strings to fit space のチェックは外しましょう。
(外す前にスクリーンショット撮っちゃった。。。)
これにチェックが入っていると、
コンソール幅以上の日本語文字列が入力された場合に圧縮処理が掛かり表示が乱れます。

conemu-settings-01.png

Size & Pos

  • ウィンドウのサイズ・位置を記憶。
  • ウィンドウがデスクトップ枠にスナップ。
  • コンソール枠内にパディングを 8 ピクセル入れる。

conemu-settings-02.png

Appearance

サイド・スクロールバーを常に表示。

conemu-settings-03.png

Tab Bar

タブ・バーをウィンドウ下へ移動。

conemu-settings-04.png

Feature

Colors

用意されているカラー・スキーマを選択。

conemu-settings-05.png

設定後外観

conemu-settings-06.png

Startup

ConEmu 起動時に立ち上がるプログラムの設定。

Tasks

最初に用意されている {Shells::cmd} を参考にしました。

conemu-settings-10.png

コマンドプロンプトが指定ディレクトリで起動するようにタスクを設定する。

conemu-settings-11.png

Taskbar jamp lists にチェックを入れると、下記の様に表示されるようになります。

conemu-settings-12.png

Startup に戻り Specified named task に作ったタスクを指定します。
これで ConEmu 起動時にこのタスクが必ず実行されるようになります。

Auto save/restore opened tabs を選択すると、
終了時のタブ(タスク毎に増える)を記憶し次回復元してくれるようになります。

conemu-settings-13.png

起動確認

conemu-settings-14.png

Main Console font の変更

Myrica

下記サイトより MyricaM.ttc を頂戴しました。

プログラミングフォント Myrica / Estable | Myrica (ミリカ)は、フリーなプログラミング用 TrueType フォントです。

MyricaM のインストール

myrica-00.png

Windows へのインストールが済むと、ConEmu の設定から選択できるようになります。

myrica-01.png

最終確認

myrica-02.png

任意フォントをインストールせず使用する

出先の Windows でも任意のフォントを使いたいときの対処方法。

先程、MyricaM.ttc をシステムにインストールしたわけですが、
このフォント・ファイルを任意のディレクトリに格納しておきます。

例えば、D:/sync/home/fonts というディレクトリへ MyricaM.ttc を格納し、
以下の様なバッチファイルを作成して ConEmu を起動すれば、
出先にインストールされていなくても任意のフォントを使えるようになります。

ConEmu64.cmd
@echo off

rem このバッチファイルのパスを得る
set ROOT_DIR=%~dp0
rem 末尾の '\' を削除
set ROOT_DIR=%ROOT_DIR:~0,-1%

set CONEMU_EXE=%ROOT_DIR%\ConEmu\ConEmu64.exe

rem 作業ディレクトリ
set HOME=%ROOT_DIR%\home

rem 外部フォント
set FONT_DIR=%ROOT_DIR%\fonts
set FONT_NAME="Myrica M"
set FONT_SIZE=16

rem '^'はエスケープシーケンス(途中改行をしている)
rem FONT_DIRから全てのフォントを読み込み、
rem 指定の FONT_NAME& FONT_SIZEで起動
start %CONEMU_EXE% ^
  -FontDir %FONT_DIR% -Font %FONT_NAME% -Size %FONT_SIZE%

ConEmu 起動オプション

ConEmu | ConEmu.exe Command Line Switches

次回

未定です。

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