まずAsyncTaskとは

AsyncTaskは別スレッドで動くタスク、サーバーのスレッドとは切り離されているもの。
IOとかに使う。

'AsyncTask'はどのあたりがうれしいのか

非同期だから、サーバーに影響がないこと
例えばデータベースのデータを取得するとき、同期的な処理(onEnableから直接呼び出したりするとき)だと固まる。特にデータの数が多い時は非常にまずい。
そういったときに使えるのがAsyncTask

サンプルコード

https://gist.github.com/famima65536/00e655754585016d59dddbaaa69950c5 より

SampleCode


<?php
/**
 * Created by PhpStorm.
 * User: tokai
 * Date: 2018/03/01
 * Time: 19:35
 */
namespace MasterF\PocketMineGUI\task;
use pocketmine\scheduler\AsyncTask;
use pocketmine\Server;
class GUIConnectionTask extends AsyncTask
{
    /**
     * Actions to execute when run
     *
     * @return void
     */
    public function onRun()
    {
        $sock = socket_create(AF_INET, SOCK_STREAM, SOL_TCP);
        socket_connect($sock, "127.0.0.1",20132);
        $message = socket_read($sock, 512, PHP_NORMAL_READ);
        $this->setResult($message, false);
    }
    public function onCompletion(Server $server)
    {
        $message = $this->getResult();
        $server->getLogger()->info("From PocketMineGUI: ${message}");
    }
}

このコードではソケットを使っているため、socket_connect() socket_read()の部分で一時的に動作が止まる
もし、これをサーバーと同じスレッドで実行してしまうとサーバーに入れないどころか、サーバー自体の動作も停止してしまう。
そのためにIO関連ではAsncTaskを使う。
しかしうれしくない点もある。

onRunの中ではサーバー側のスレッドにアクセスできないこと

一見便利に見えるがonRunの中ではサーバー側のメソッドなどが実行できない。
その対策としてonComplete()とsetResult(), getResult()がある。
これらを使うことでこの問題は解決する

onComplete()はAsyncTaskの実行が終了してから呼び出される。このメソッドはサーバーと同じスレッドで動くため、サーバー側のアクセスすることが可能だ。
setResult(), getResult()を活用するとonRunとonComplete()の間で値の橋渡しができる
これでサーバー側に結果を送り付けることができる。やったぜ。

こんな感じでAsyncTaskの使い方の解説を終わります。