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バイブコーディングで作られたアプリを、シニアエンジニアがゼロから作り直して思ったこと

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Last updated at Posted at 2026-02-28

Base44上でのバイブコーディングにより作成されたウェブアプリを、ゼロから全て私が作り直すという機会がありましたので、2026年2月末時点でのバイブコーディングに対する個人的な考え方を、まとめてみました。

なお、この文章は100%私(人間)が書いたものです(笑)


バイブコーディングは悪なのか?

ゼロから全て作り直した…という出だしから、バイブコーディングを否定する記事だろう…と予想した方、残念でした。

基本的に、私はバイブコーディング肯定派です。

たしかに、まともなウェブアプリを開発・運用するには、広範囲に渡る知識と経験が必要ですし、そここそが、私のようなシニアエンジニアの差別化となる部分である事は、間違いないです。

しかしながら、ワードやエクセルすらまともに触れなかった人でも、バイブだけで「何となく動いてるように見えるもの」を作れる、そして、何よりもそれを「楽しい!」と思える事は、素晴らしい事だと思っています。

バイブコーディングをきっかけに、開発の楽しさを知った若い世代の中から、画期的なサービスを生み出す人もどんどん現れるだろうと思っています。


バイブコーディングの何が駄目なのか?

開発工程は、ざっくり言うと以下のような流れになります。

  1. 要件定義
  2. 設計
  3. 実装
  4. テスト
  5. リリース
  6. 運用・保守

もうあちこちで散々語り尽くされている話でしょうが、バイブコーディングの多く(全てとは言いません)は、上記のうちの3だけをやってるわけです。4についても、目に見える部分だけ適当にやっているというのが実情でしょう。

例えば、日本車は、世界からも絶賛される事が多いです。それはなぜでしょうか?

それは、陽の光を浴びないところで、上記1,2,4や5,6からのフィードバック等に、心血を注ぎ続けている人達がいるお陰でしょう。

その見た目(3の部分)を何となくコピーしただけの某国の模倣車が、ポンコツだと言われるのも、まぁ当たり前ですよね。


バイブコーディングはやはり駄目なのか?

ならやっぱりバイブコーディングは駄目じゃん!という話になってしまいますが、ここで冒頭に書いたBase44の話に戻ります。

Base44は、Node.jsReact ベースでウェブアプリを開発できるサービスですが、幸い、生成されたソースコードを簡単にダウンロードできる機能が付いています。

また、その人が「作りたかったもの」が、実際に何となくは動いている(ように見える)わけです。

ここで勘の良い人ならお気づきでしょうが、もうこれ、要件定義&設計書みたいなものなんですよね。

ダウンロードしたソースコードと、それだけでは足りない部分は適当に画面スクショでも取れば、もうあとはそれらをAIに投げるだけで、立派な設計書のできあがりです。※もちろん、適切なプロンプトと壁打ちは必要ですが。

今回は、その設計書を元に仕様駆動開発(SDD)を行った事で、実質1.5営業日ほどで作業が終わりましたので、私としては全くなんの文句もありません。

ただ、せっかく自分が「楽しい!」と思いながらコツコツと作っていた(であろう)ものを、ゼロから全て作り直された側の人の事を思うと、何とも複雑な気分にはなりますが…。


バイブコーディングから一歩前進したい人にお勧めの方法

このお話を読んで、もし「バイブコーディングから一歩前に進みたい!」と思う人がいましたら、GoogleのAntigravityを使ってみる事をお勧めします。

Antigravityでは、もちろんバイブコーディングも可能ですが、基本的には以下のような成果物(Artifactsと呼ばれます)を繰り返し提出しながら、開発を行っていきます。

  1. Implementation Plan: 実装計画書
  2. Task: 作業の進捗管理表
  3. Walkthrough: 作業完了後の検証レポート

AIと対話を繰り返しながら計画書を作り、作ったものを検証し、それら進捗過程を確認する…これらはまさに開発の基本であり、その多くをAI主導でやってくれます。

言い換えれば、Antigravityは先述したSDD(仕様駆動開発)を自然な形で実践させてくれるツールだと言えます。

ただし、(特に未経験の人にとって)最も大切な事は、あくまでも「楽しい!」と思えるか否か?ですので、そういうやり方が自分には合わないという人は、無理をする必要性もないと思います。


※冒頭で、この文章は100%私(人間)が書いたものです!と書きましたが、誤字脱字のチェックだけAIにお願いした結果、SDD の事を SOD と書いていて盛大にツッコまれたのは内緒ってことで…。

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