Qiitaの作法を致命的にわかってないので前の投稿では日記ノリで安易に左巻き礼賛してしまいました。さいきんの忖度とかの風潮みてると左によせすぎても危険が怖いので巣に帰る前に中立性をみせつけて身辺の安全を図っておこうかと。(…というほどの内容しかない)
左回りの定義ふたたび
左回りは左回りです。それ以外のなにものでもありません。前の投稿でPostGISは面積の正負で回転方向を判断してると書きましたが、正負だけわかれば充分なので二次元座標値を投影などせずに計算してます。経緯度座標系の場合、日本の近辺では経度緯度がどっちも正の数になるのですが、経緯度原点より西とか南、ようするにアメリカや四国オーストラリアでは負数が出てきますので不安を感じる人もいるかもしれません。実際オーストラリアとかでForceCCW()してgeojsonlintとかでチェックかけたらすぐわかるんですが、もちろん地域によって回転方向に差があるってことはないです。
(面倒なので例は省略)
MVTって、くそだよねー(CV:ポプ子)
Mapbox Vector Tilesの初版の仕様書では回転方向について定義がなかったんですが、V.2をつくるときにOGCに倣ってCCW(左回り)を正にするって方針にしようとして、
http://github.com/mapnik/mapnik/pull/2739
MVTの座標原点は左上なのでY座標が上下反転してるから回転方向を裏向き(逆)にしてみたとかいう話ですが、
http://github.com/mapbox/mapnik-vector-tile/pull/164
先生、何言ってんのかわかんないっす!
(WebGLもGIS的な意味でない右手系じゃなかったっけ?)
最終的な仕様はこれ。
http://www.mapbox.com/vector-tiles/specification/#winding-order
動画PNGまでつける念の入れよう。
まとめ
右巻き標準の仕組みを実装してしまった方に右巻きのフレンズの存在をお知らせすることでひとりじゃないってことを伝えたかったのです。