はじめに
MELSEC-Qシリーズ分解レビューについて
MELSEC-Qシリーズの各種ユニットを分解して内部構造を調査しました。本記事では、CPUユニット、通信ユニット、I/Oユニット、ベースユニットの分解写真と技術的な発見をまとめています。
Q00UCPU
CPUユニット概要
Q00UCPUはMELSEC-Qシリーズの基本CPUユニットです。分解により内部のCPU構成と基板設計を確認できました。
技術的発見
下のマーキングを見る限り Q00UCPU、Q01UCPU、Q00UJCPU は同一の基板を使用してるように思います。
下記は大きな正方形のICのマーキングですがCPUはV850とカスタムチップかと思います:
- 三菱 Super MSEH PC09007F
- NEC D703111BGM-15 V850E/ME2 1251EP426
QJ71C24
シリアル通信ユニット
QJ71C24はMELSEC-Qシリーズのシリアル通信ユニットです。RS-232CやRS-422/485通信を提供します。
QJ71C24N
改良版シリアル通信ユニット
型番にNが付いた改良版です。基本機能はQJ71C24と同様ですが、内部回路や性能が向上しています。
AJ65SBTB2N-8R
リモートI/Oユニット
AJ65SBTB2N-8RはCC-Link対応のリモートI/Oターミナルです。8点リレー出力を提供し、分散制御システムで使用されます。
Q312B
ベースユニット
Q312BはMELSEC-Qシリーズのベースユニット(12スロット)です。CPUユニットや各種I/Oユニットを搭載するための基盤となります。

















