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Claude Code「/config」設定の教科書 ― 全42項目を1つずつ解説+おすすめ設定(v2.1.220対応)

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Claude Code で /config と打ったことはありますか。

ずらりと並ぶ42個のトグル。ほとんどの人が ThemeLanguage だけ変えて、あとは既定値のまま閉じています。もったいない。この画面は「Claude Code をどう働かせるか」を決めるコントロールパネルであり、コスト・安全性・生産性のすべてがここで決まります。

たとえば Default permission modeBypass Permissions にしたまま業務リポジトリを触っていたら、それは「確認なしで何でも実行してよい」と宣言しているのと同じです。逆に Dynamic workflow size を放置していると、1つの指示から十数体のエージェントが立ち上がってトークンを溶かします。

この記事では、Claude Code v2.1.220 の /config に並ぶ全42項目を、画面の表示順どおりに1つずつ解説します。最後に、用途別のおすすめ設定と settings.json のコピペ用スニペットを置きました。ブックマークして、隣に /config を開きながら読んでください。


目次

  1. そもそも /config とは何を触っているのか
  2. 全42項目リファレンス(表示順)
  3. 用途別おすすめ設定 3プロファイル
  4. コピペ用 settings.json
  5. まとめ

1. そもそも /config とは何を触っているのか

1-1. 3つの操作方法

方法 使い方 向いている場面
対話UI /config と入力 項目を眺めながら調整
直接指定 /config verbose=true キー名がわかっているとき(v2.1.181以降)
ファイル編集 settings.json を編集 チーム共有・バージョン管理

/config key=value 形式が使えるようになったのは地味に大きく、手順書やオンボーディングScriptに「このコマンドを打ってください」と書けるようになりました。

1-2. 設定は4層構造。優先順位を先に理解する

Claude Code の設定は「スコープ」という階層で解決されます。上ほど強い。

優先度 スコープ 場所 共有範囲
1(最強) Managed(管理者配布) MDM / managed-settings.json 組織全体・上書き不可
2 コマンドライン引数 --model など そのセッションだけ
3 Local .claude/settings.local.json 自分だけ(git管理外)
4 Project .claude/settings.json リポジトリの全員(gitコミット対象)
5 User ~/.claude/settings.json 自分の全プロジェクト

ポイントは2つ。

  • /config で変えた多くの設定は ~/.claude.json(個人のプリファレンス)に保存される。つまり「自分のマシンだけ」の変更です。チームに効かせたいなら .claude/settings.json に書いてコミットする必要があります。
  • Managed スコープはユーザーが上書きできない。企業導入では、この層に安全側の設定を置くのが定石です。

1-3. 反映タイミング

Claude Code は設定ファイルを監視していて、ほとんどのキーは再起動なしで即反映されます。例外は model(セッション中は /model で切替)と outputStyle/clear か再起動でシステムプロンプトが再構築される)。


2. 全42項目リファレンス(/config 表示順)

以下、画面の並び順で解説します。「キー」は settings.json / 環境変数で指定する場合の名前です。


① Auto-compact | 既定: true

  • キー: autoCompactEnabled
  • コンテキストウィンドウが上限に近づいたとき、過去の会話を自動要約して圧縮します。長時間セッションを続けるための生命線。
  • 落とし穴: 圧縮の瞬間に文脈が痩せます。「さっきまで覚えてたのに急にトンチンカンになった」の主犯はだいたいこれ。
  • チューニング: CLAUDE_AUTOCOMPACT_PCT_OVERRIDE=80 のように閾値を下げると、要約後に余白が残り品質が安定します。完全に切るなら DISABLE_AUTO_COMPACT=1(手動 /compact は残る)、両方切るなら DISABLE_COMPACT=1

② Switch models when a message is flagged | 既定: true

  • Fable 5 などの安全分類器がメッセージにフラグを立てたとき、自動的に Opus 系モデルに切り替えて再実行するかどうか。
  • 対象領域は主に攻撃的サイバーセキュリティ、生物・生命科学など。自分が書いた文章だけでなく、モデルが読んだもの全部(メモリ、コネクタ経由の内容、Web検索結果、ファイル)が判定対象です。身に覚えのない切替が起きるのはこのため。
  • オフにすると: 切り替わる代わりに会話が一時停止し、「Opusに切り替える/プロンプトを直して再試行する」を毎回選べます。非対話モード(-p)ではフラグ時に拒否として終了します。
  • 判断軸: モデルが黙って変わるのが困る人(コスト管理・再現性重視・セキュリティリポジトリを扱う人)はオフ。止まらず進んでほしい人はオン。/config と claude.ai の Settings → Capabilities は同じトグルで同期します。

③ Show tips | 既定: true

  • キー: spinnerTipsEnabled
  • 処理中のスピナー部分に操作ヒントを表示。spinnerTipsOverride自社ルールに差し替えられます(例: 「コミット前に make lint を回す」)。社内展開時の地味な啓蒙枠として使えます。

④ Reduce motion | 既定: false

  • キー: prefersReducedMotion
  • スピナー・シマー・点滅などのアニメーションを抑制。アクセシビリティ用途。画面録画でデモ動画を撮るときにも有効です。

⑤ Thinking mode | 既定: true

  • キー: alwaysThinkingEnabled
  • 拡張思考(Extended Thinking)を既定で有効化。難しい設計判断やデバッグでは精度が明確に上がりますが、思考トークンぶんコストが増えます
  • 関連: effortLevellow / medium / high / xhigh)で深さを永続化、/effort でセッション中に変更。単純作業が多い日は下げる、が現実解。

⑥ Prompt suggestions | 既定: true

  • 応答後に入力欄へ薄いグレーで表示される「次にこう聞くのでは?」という予測テキスト。
  • キー: 環境変数 CLAUDE_CODE_ENABLE_PROMPT_SUGGESTIONfalse で無効化。
  • ペアプロ画面共有中に「勝手に文字が出て紛らわしい」と言われたら切ってください。

⑦ Session recap | 既定: true

  • キー: awaySummaryEnabled(環境変数 CLAUDE_CODE_ENABLE_AWAY_SUMMARY
  • 数分席を外して戻ってきたとき、「その間に何が起きたか」を1行で要約してくれます。長時間タスクを回す人には効きます。

⑧ Rewind code (checkpoints) | 既定: true

  • キー: fileCheckpointingEnabled
  • 編集前にファイルのスナップショットを保存し、Esc 2回 または /rewind で巻き戻せます。復元は「コードと会話/会話のみ/コードのみ」から選択。
  • 重要な注意: Bashコマンド経由のファイル変更は追跡されませんsed -irm で壊したものは戻りません。git のコミット習慣は引き続き必須です。
  • 無効化: CLAUDE_CODE_DISABLE_FILE_CHECKPOINTING=1

⑨ Dynamic workflows | 既定: true

  • キー: disableWorkflowstrue で無効)/ CLAUDE_CODE_DISABLE_WORKFLOWS=1
  • 多数のサブエージェントをJavaScriptスクリプトでオーケストレーションする機能。Claude がスクリプトを書き、ランタイムがバックグラウンドで実行します。
  • 向く仕事: リポジトリ横断のバグ掃討、500ファイル規模のマイグレーション、複数の独立した観点からの設計案出し。
  • コスト影響が最も大きい機能のひとつ。次の⑩⑪とセットで理解してください。

⑩ Ultracode keyword trigger | 既定: true

  • キー: workflowKeywordTriggerEnabled
  • プロンプトに ultracode というキーワードが含まれていたら、動的ワークフローを起動する。
  • キーワード1語で数十体のエージェントが立ち上がり得る、という点は共有メンバー全員に周知しておくべきです。意図しない起動が怖ければオフ。

⑪ Dynamic workflow size | 既定: medium (default)

  • キー: workflowSizeGuideline(v2.1.219以降は設定ファイルにも書ける//config workflowSizeGuideline=small
  • 4段階。unrestricted / small(5体未満)/ medium(15体未満)/ large(50体未満)。
  • 最重要の注意: これは**「上限」ではなく「助言」**です。公式ドキュメントが明記しているとおり、プロンプト側の要求次第で Claude は上書きします。実際の暴走を止めているのは、この設定とは独立したランタイム側の制限です。
  • つまり「smallにしたから安心」ではない。コスト管理はここだけに頼らず、使用量モニタリングと併用してください。

⑫ Artifacts | 既定: true

  • キー: enableArtifact(管理側は disableArtifactCLAUDE_CODE_DISABLE_ARTIFACT=1
  • セッションの出力を claude.ai 上のプライベートWebページとして公開するツール。
  • 企業導入では要検討項目。社内コードの成果物が外部URLとして生成される導線になり得るため、情シス・セキュリティ部門と合意した上で判断すべき設定です。

⑬ Verbose output | 既定: false

  • キー: verbose
  • ツール出力を省略せず全文表示。「Claude が何を読んで何を判断したか」を追跡したいときに有効。挙動の不審を調べる最初の一手です。普段はオフでよい。

⑭ Terminal progress bar | 既定: true

  • キー: terminalProgressBarEnabled
  • 対応ターミナル(ConEmu、Ghostty 1.2.0+、iTerm2 3.6.6+)で進捗バーを表示。

⑮ Show turn duration | 既定: true

  • キー: showTurnDuration
  • 応答後に処理時間を表示(例: Cooked for 1m 6s)。体感でなく数値でボトルネックを掴めるので、私はオン推奨です。

⑯ Default permission mode | 既定: default

  • キー: permissions.defaultMode
モード 挙動
default すべてのツール実行で確認ダイアログ
acceptEdits ファイル編集と簡単なBashは自動承認
plan 読み取り専用(計画づくりまで)
auto 分類器による背景チェック付きの自動承認
dontAsk すべて自動承認
bypassPermissions 権限チェックを完全スキップ
  • セッション中は Shift+Tab で切替可能。
  • この記事の冒頭で触れた最大の注意点がここです。 冒頭のスクリーンショットは Bypass Permissions。個人の実験環境なら効率的ですが、業務リポジトリの既定値にしてはいけません。組織で運用するなら Managed スコープで permissions.disableBypassPermissionsMode を使い、そもそも選ばせない構成が安全です。
  • 現実的な着地点は acceptEdits + 明示的な deny ルール(Read(./.env)Bash(curl *) など)。

⑰ Worktree base ref | 既定: fresh

  • キー: worktree.baseRef
  • 新しいワークツリーを fresh(リモートの既定ブランチ)から作るか、head(現在のローカルHEAD)から作るか
  • 「main から切ってほしいのに作業中の変更を引き継いでしまう」といった事故はここで制御します。関連キーに worktree.sparsePaths(巨大モノレポの高速化)、worktree.symlinkDirectoriesnode_modules 等の重複回避)があり、モノレポ運用では効果が大きい。

⑱ Use auto mode during plan | 既定: true

  • キー: useAutoModeDuringPlan
  • プランモード中に自動モードの分類器を適用し、安全な読み取り系ツールを自動承認する。計画づくり中に「読んでいいですか」を10回聞かれる苦行から解放されます。基本オンでよい。

⑲ Respect .gitignore in file picker | 既定: true

  • キー: respectGitignore
  • @ によるファイル補完で .gitignore 該当ファイルを候補から除外。オフにすると node_modules まで候補に出てきます。オンのままで。

⑳ Skip the /copy picker | 既定: false

  • キー: copyFullResponse
  • /copy 実行時、応答にコードブロックがあると「どれをコピーするか」のピッカーが出ます。true にするとピッカーを飛ばして常に全文コピー。
  • 小ネタ: ピッカー内で w を押すとクリップボードでなくファイルに書き出せる(SSH越しに便利)。

㉑ Copy on select | 既定: true

  • ターミナル上でテキストを選択した瞬間にクリップボードへコピー。マウス操作を多用する人には快適ですが、意図しない上書きが起きるので、クリップボード履歴ツールと併用している人は挙動を確認してください。

㉒ Auto-scroll | 既定: true

  • キー: autoScrollEnabled
  • フルスクリーン描画時、新しい出力を追って最下部に自動追従。オフにしても権限プロンプトだけはビューにスクロールしてきます。長い出力を途中で読み返したい人はオフ

㉓ Open agents view by default | 既定: false

  • 起動時にエージェントビュー(バックグラウンドで動くエージェントの一覧画面)を開くか。複数エージェントを常時走らせる運用ならオン。
  • 関連: 組織的に機能ごと止めるなら disableAgentViewCLAUDE_CODE_DISABLE_AGENT_VIEW=1)。

㉔ ← opens agents | 既定: true

  • キー: leftArrowOpensAgents
  • 入力欄が空のときに左矢印キーでエージェントビューを開くショートカット。Vimキーバインドや矢印での履歴移動と競合を感じたらオフ

㉕ Auto-update channel | 既定: latest

  • キー: autoUpdatesChannel
  • latest(最新)か stable(約1週間遅れ。大きな回帰を含むバージョンをスキップ)。
  • チーム運用なら stable 一択です。加えて minimumVersion でダウングレード防止、企業なら requiredMinimumVersion / requiredMaximumVersion でバージョン帯を強制できます。「昨日まで動いていたスクリプトが壊れた」を防ぐガバナンスの要。
  • 自動更新自体を止めるなら DISABLE_AUTOUPDATER

㉖ Theme | 既定: dark

  • キー: theme
  • auto / dark / light に加え、色覚特性に配慮した dark-daltonized light-daltonized、ANSI版、custom:<slug> のカスタムテーマまで指定可能。プラグインでブランドカラーのテーマを配布することもできます。

㉗ Local notifications | 既定: auto

  • キー: preferredNotifChannel
  • auto / terminal_bell / iterm2 / iterm2_with_bell / kitty / ghostty / notifications_disabled
  • 「長いタスクを投げて別作業に移る」運用では、これを設定しているかどうかで生産性が変わります。裏で終わったことに5分後に気づく、が一番もったいない。

㉘ Push when actions required | 既定: false

  • キー: inputNeededNotifEnabled(v2.1.119以降)
  • Remote Control 接続中に、権限確認や質問で待ちが発生したらスマホへプッシュ通知
  • 移動中に長時間タスクを回すなら、これをオンにしないと Remote Control の価値が半減します。

㉙ Push when Claude decides | 既定: false

  • キー: agentPushNotifEnabled
  • Claude が自発的に「これは知らせるべき」と判断したとき(長いタスクの完了など)にプッシュ通知。
  • ㉘が「止まった」通知、㉙が「終わった」通知。セットで使うのが正解です。

㉚ Output style | 既定: default

  • キー: outputStyle
スタイル 効果
Default 標準のソフトウェアエンジニアリング応答
Explanatory 実装意図やコードベースのパターンを解説する「Insights」を追加
Learning 学習モード。TODO(human) マーカーで自分に書かせる
  • ~/.claude/output-styles/ または .claude/output-styles/ に Markdown を置けば独自スタイルを定義できます。新人教育では Learning、レビュー観点を揃えたいなら独自スタイル、が実務的。
  • 注意: システムプロンプトの一部なので、変更は /clear か再起動で反映されます。

㉛ Language | 既定: Default(英語)

  • キー: language
  • "japanese" のように指定するとその言語で応答。音声ディクテーションの言語も連動します。v2.1.176以降、未設定ならセッションタイトルは会話の言語に合わせられます。
  • 小ネタ: このフィールドは自由記述を受け付けます。

㉜ Editor mode | 既定: normal

  • キー: editorMode
  • normalvim。Vim派は必須。v2.1.208以降は vimInsertModeRemapsjj → Escape のような2キーのリマップも可能です。

㉝ Question auto-continue timeout | 既定: never

  • キー: askUserQuestionTimeout(v2.1.200以降)
  • Claude からの質問ダイアログを放置したとき、選択済みの選択肢で自動的に続行するまでの待ち時間"60s" / "5m" / "10m" / "never"
  • 既定の never は「答えるまで待つ」。離席中も進めたい長時間タスクでは 5m などが有効ですが、勝手に進んで困る作業では never のまま。プロジェクト設定からは読み込まれない点に注意。

㉞ Show last response in external editor | 既定: false

  • 直前の応答を外部エディタで開いて表示する。長大な設計ドキュメントを Claude に書かせて、そのまま読み込みたいときに便利です。

㉟ Show PR status footer | 既定: true

  • キー: prStatusFooterEnabled
  • 現在のブランチにオープンなPRがあると、画面下部にリンクとレビュー状態を色付き表示(60秒ごと更新)。緑=approved、黄=pending、赤=changes requested、灰=draft、紫=merged。Ctrl+Click でブラウザが開きます。
  • 要件: gh CLI がインストール・認証済みであること。
  • GitHub Enterprise や社内レビューツールを使っている場合は prUrlTemplate でリンク先を差し替えられます。

㊱ Model | 既定: Default (recommended)

  • キー: model/model コマンド、--model フラグ、ANTHROPIC_MODEL でも指定可)
  • 併せて押さえるべき関連設定:
    • fallbackModel: 過負荷・利用不可のときに順に試すフォールバックチェーン(最大3つ)。切替はそのターン限り。
    • availableModels / enforceAvailableModels: 組織で選択可能なモデルを制限(管理設定)。コストガバナンスの主要な打ち手
    • modelOverrides: Bedrock の推論プロファイルARNなど、プロバイダー固有IDへのマッピング。
  • モデルは黙って切り替わることがある(②のフラグ切替、fallbackModel、組織制限)という前提で運用設計してください。プロンプトキャッシュはモデル単位なので、切り替わるたびにコンテキスト全体が再処理され、入力コストがかかります。

㊲ Diff tool | 既定: auto

  • 差分表示に使うツールの選択。auto は環境に応じて自動判定(IDE接続時はIDEのdiffビューア等)。差分が読みにくいと感じたときに最初に触る設定です。

㊳ Auto-connect to IDE (external terminal) | 既定: true

  • キー: 環境変数 CLAUDE_CODE_AUTO_CONNECT_IDE で上書き可
  • 外部ターミナルから起動したときに、開いているIDE(VS Code / JetBrains)へ自動接続する。接続されると差分表示や選択範囲の連携が効きます。
  • うまく繋がらないときは CLAUDE_CODE_IDE_SKIP_VALID_CHECK=1、逆に拡張の自動インストールを止めたいときは autoInstallIdeExtension: falseCLAUDE_CODE_IDE_SKIP_AUTO_INSTALL)。

㊴ Claude in Chrome enabled by default | 既定: false

  • キー: claudeInChromeDefaultEnabled
  • Chrome / Edge 拡張を通じて、Claude Code からブラウザを直接操作する機能(/chrome または claude --chrome)。Webアプリのテスト、コンソールログの読み取り、フォーム操作などが可能。
  • セキュリティ観点で慎重に。認証済みのブラウザセッションを AI が操作できる状態になるため、既定オンにするなら対象環境を絞るべきです。

㊵ Teammate mode | 既定: in-process(v2.1.179で auto から変更)

  • キー: teammateMode
  • Agent Teams(複数のClaude Codeインスタンスが並行作業し、メッセージと共有タスクリストで連携する機能)の表示方法。
モード 挙動
in-process 全teammateをメインターミナル内で実行(Shift+Down で切替)
auto 環境に応じて分割ペインかin-processを自動選択
tmux 各teammateを別ペインに表示(tmux / iTerm2 が必要)
iterm2 iTerm2ネイティブの分割ペイン(v2.1.186以降)
  • 複数エージェントを本気で回すなら tmux 一択です。全員の出力が同時に見える/見えないの差は、監督コストに直結します。

㊶ Default teammate model | 既定: 未設定(メインと同じ)

  • キー: teammateDefaultModel(環境変数 CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL
  • teammate が使うモデル。ここがコスト設計の勘所です。並列エージェントは頭数ぶんトークンを消費するため、「メインは高性能モデル、teammateは軽量モデル」という組み合わせが定石になります。全員を最上位モデルで走らせると請求が跳ねます。

㊷ Enable Remote Control for all sessions | 既定: 組織デフォルトに従う

  • キー: remoteControlAtStartup(v2.1.119以降)
  • ローカルで動作中のセッションに、スマホ・タブレット・別PCのブラウザから接続する機能。claude --remote-control で起動するとURLとQRコードが表示されます。セッション自体はローカルで動くので、ファイル・MCP・プロジェクト設定はそのまま使えます。
  • 全セッションで自動接続するなら true。組織として禁止するなら管理設定で disableRemoteControl: true(v2.1.128以降、MDM配布向け)。

3. 用途別おすすめ設定 3プロファイル

「正解の設定」は用途で変わります。3つの型を用意しました。

プロファイルA|個人開発者・速度最優先

止まらないことを最優先。壊れても自分だけが困る環境向け。

項目 推奨値 理由
Default permission mode acceptEdits 編集は自動、危険操作だけ確認
Thinking mode true 設計判断の質を優先
Auto-compact true(閾値80%) 長時間セッションの安定
Rewind code true 事故ってもすぐ戻す
Local notifications iterm2_with_bell 完了に即気づく
Show turn duration true 遅さを数値で把握
Auto-update channel latest 新機能をすぐ試す
Dynamic workflow size small 実験段階でコストを抑える

プロファイルB|チーム標準・再現性重視

「昨日と同じ動きをする」ことに価値がある環境。.claude/settings.json にコミットして共有します。

項目 推奨値 理由
Default permission mode acceptEditsdeny ルール .env 読取や curl を明示的に禁止
Auto-update channel stable 破壊的変更を1週間遅らせる
Switch models when flagged false モデルが黙って変わらない=再現性
Model / fallbackModel 明示指定 誰が回しても同じモデル
Teammate mode tmux 並列作業を可視化
Default teammate model 軽量モデル 並列時のコスト最適化
Dynamic workflow size medium 現実的な並列度
Show PR status footer true レビュー状態を常時可視化
Output style 独自スタイル レビュー観点をチームで統一

プロファイルC|企業導入・ガバナンス重視

Managed スコープ(MDM / managed-settings.json)に置いて、ユーザーが上書きできない層で守ります。

項目 推奨値 理由
permissions.disableBypassPermissionsMode true 権限バイパスを選ばせない
requiredMinimumVersion 指定 脆弱性のある旧版での起動を防ぐ
availableModelsenforceAvailableModels 指定 コストとデータ経路を統制
disableArtifact true(要検討) 外部公開ページ生成の導線を管理
disableRemoteControl true(要検討) 端末外からの接続を統制
allowedMcpServers / deniedMcpServers 指定 接続先MCPをホワイトリスト化
strictKnownMarketplaces 指定 プラグイン供給元を限定
claudeMd 指定 組織共通のコーディング規約を注入
companyAnnouncements 指定 起動時に社内ルールを周知

補足: 管理設定は寛容にパースされます。1つのタイポで組織ポリシー全体が無効化されることはなく、無効なエントリだけが落ちて警告が出ます(v2.1.169以降)。展開前に検証マシンで claude doctor を実行して、落ちたエントリを確認してください。


4. コピペ用 settings.json

チーム共有用の .claude/settings.json の出発点です。プロジェクトに合わせて調整してください。

{
  "$schema": "https://json.schemastore.org/claude-code-settings.json",
  "permissions": {
    "defaultMode": "acceptEdits",
    "deny": [
      "Read(./.env)",
      "Read(./.env.*)",
      "Read(./secrets/**)",
      "Bash(curl *)"
    ],
    "disableBypassPermissionsMode": true
  },
  "autoUpdatesChannel": "stable",
  "alwaysThinkingEnabled": true,
  "autoCompactEnabled": true,
  "fileCheckpointingEnabled": true,
  "showTurnDuration": true,
  "prStatusFooterEnabled": true,
  "respectGitignore": true,
  "teammateMode": "tmux",
  "workflowSizeGuideline": "medium",
  "preferredNotifChannel": "terminal_bell",
  "language": "japanese",
  "env": {
    "CLAUDE_AUTOCOMPACT_PCT_OVERRIDE": "80"
  }
}

$schema を書いておくと、VS Code などでオートコンプリートとバリデーションが効きます。公開スキーマは最新CLIの追加設定に追いついていない場合があるため、新しいキーで警告が出ても必ずしも誤りではありません。


5. まとめ ― /config は「AIの働き方の就業規則」

42項目を通して見ると、/config の本質が見えてきます。これは見た目の好みを決める画面ではなく、「AIエージェントにどこまでの裁量を与え、どこで人間が介入するか」を定義する画面です。

  • 権限(⑯)は安全性を決める
  • モデル・ワークフロー・teammate(⑨⑩⑪㊱㊶)はコストを決める
  • 通知・チェックポイント・自動継続(⑦⑧㉗㉘㉙㉝)は生産性を決める
  • 更新チャネルと管理設定(㉕・プロファイルC)は再現性とガバナンスを決める

そして重要なのは、これらの設定はチームで揃えて初めて効果が出るということです。個人が ~/.claude.json でバラバラに調整している状態は、全員が違う就業規則で働いているのと同じ。.claude/settings.json をコミットし、企業なら Managed スコープで守る。ここまでやって初めて「AI開発が組織の能力になった」と言えます。


※ 本記事は Claude Code v2.1.220 時点の情報です。Claude Code は更新頻度が非常に高く、設定項目は頻繁に増減します。最新の正確な仕様は公式ドキュメントをご確認ください。

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