目的
普段LAMP環境でDBはMySQLばかり使っていたのですが、とある案件でDBにSQL Serverを選択することに。
Windows(XAMPP)上のPHP(Laravel)からSQL Severに接続するにあたり、必要なドライバー等を調べたので手順をまとめます。
手順
手順は以下の通りです。
環境調査
まずは自分のPHP環境をphpinfo()
で下調べします。
確認するのは以下の3つ。
- PHP Version
- Architecture
- Thred Safety
上のスクリーンショット例では下記の情報をメモしておきます。
PHP Version : 7.3
Architecture : x64
Thred Safety : enabled
ドライバーダウンロード
Microsftの公式サイトからMicrosoft SQL Server 用 Drivers for PHP
をダウンロードします。
SQL server 2019用
SQL server 2017用
SQL server 2016用
ドライバーの配置
ダウンロードしたexeファイルを実行します。
実行するとファイルが展開されるので、そのファイルの中から環境にあったdllファイルをPHPインストール先のphp\ext\
にコピーします。
【例】XAMPPの場合は、c:\xampp\php\ext
等
dllファイルは以下のようなファイル名になっているため、最初に調べた環境に合わせたものを選んでください。
php_pdo_sqlsrv_[PHP Version]_[Thred Safety]_[Architecture].dll
PHP Version : PHP7.3なら73
Thred Safety : enabledならts
、disabledならnts
Architecture : x32
もしくはx64
php.iniの修正
php.ini
ファイルにextensionの記述を追記します。
指定するファイルは先ほど配置したdllファイルです。
以下は初めに示したスクリーンショットの環境の場合での記述例です。
extension=php_pdo_sqlsrv_73_ts_x64.dll
確認
Apacheを再起動後、再度phpinfo()
を表示して反映されているか確認します。
pdo_sqlsrv
が追加されていれば設定完了。