AWS Cloud Development Kit (以下CDK)はプログラミング言語を使用してAWS環境の定義、デプロイができるフレームワークです。CDKのコードは最終的にCloudFormationのテンプレートに変換されてデプロイされるため、宣言型のCloudFormationの持つ冪等性(繰り返し実行しても同じ結果になる)の恩恵を受けつつ、様々なデータ構造や繰り返しなどの制御構造を持つプログラミング言語でインフラストラクチャを記述できるというメリットがあります。2019/1/19時点ではPreviewで、C#/JavaScript/TypeScript/Javaで記述することができます。
今回はCDK本体をインストールした際のメモです。
環境
今回はmacOS Sierra (10.12.6)上で実施していますが、基本的にはNode.jsと使いたいプログラミング言語が動く環境であれば動作するはずです。
前提条件
以下は予めインストールしておく必要があります。
- Node.js (>= 8.11.x)
- AWS CLI
- git
インストール
-
CDKのnpmパッケージをインストールします。
$ npm install -g aws-cdk
$ cdk --version
0.21.0 (build 9badc1c)
1. いずれかの方法で自分のアカウントのAWSのクレデンシャルを設定します。(設定済みの場合不要)
* aws configure コマンドで設定
* 環境変数を設定
* ~/.aws/credentialsにプロファイルを記述
* IAM Roleを付与されたEC2 Instance上でCDKを実行
参考:
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/cli/latest/userguide/cli-chap-configure.html
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/how-to-configure-aws-cli/
# Next Step
CDK自体のインストールは完了したので次は利用するプログラミング言語を選択し、実際にスタックを作成します。