これまでCLIツールなどから設定が必要だったAutoScaling機能ですが、ManagementConsoleから操作可能となりました!!簡単にManagementCosoleからの設定方法について纏めてみました。
Launch Configuration の作成
1.ManagementConsoleにログインして、EC2を選択
2.サイドメニューより「Launch Configurations」を選択
3.「Create Auto Scaling group」を選択
4.「Create launch Configuration」を選択
既にAuto Scaling Groupが存在する場合は、新規に作成するのか既存を利用するのか選択画面が表示されます。新規の場合は「Create a new launch configuration」を選択して下さい。
5.使用するAMIを選択
6.「Next:Configure details」を選択
インスタンスタイプを変更する場合は、サイドメニューよりお好みのインスタンスタイプを選択して下さい。
7.「Name」にLaunch Configuration名を入力して「Next: Add Storage」を選択
スポットインスタンスを設定することも可能。「Request Spot Instances」を選択して、Current priceを参考に「Maximum price」を入力。
8.「Next:Configure Security Group」を選択
9.Security Groupの作成画面。新規に作成する場合は「Create a new security group」を選択して下さい。
10.「Create launch configuration」を選択
11.公開鍵の設定画面が表示される。新たに公開鍵を作成する場合は「Create a new Key pair」を選択して「Key pair name」を入力して、「Create launch configuration」を選択。
Auto Scaling Groupの作成
1.「Group name」にグループ名を入力。「Network」と「Subnet」に配置するVPCとSubnetを選択(新規に作成することも可能)。「Next:Configure scaling policies」を選択。
- Launch Configurationには先ほど作成したLC名が表示されます。
- Group sizeはDesired capacityのこと。
- Health Check Grace PeriodはELBがヘルスチェックを開始するまでの時間。ELBに追加中にAutoScalingのヘルスチェックが行われてしまうとまずいので、あまり短い時間は設定しないように。
- ELBと連携させる場合は、Advanced Detailsyの「Load Balancing」に作成済みのELBを指定してください(Health Check TypeにはELBを選択して下さい。EC2を選択すると、インスタンスの状態(running or stop)でしかスケールされません。ELBを選択すると、ELBのhealty or unhealtyに連動してスケールさえることが可能です。)
2.Scaling policiesを設定する。「Use scaling policies to adjust the capacity of this group」を選択して、「Scale between ❏ and ❏ instances.」にインスタンス数のmin値とmax値を入力して、「Add new alarm」を選択。
アラーム設定を行う。「Send a notification to:」のチェックを外し、「Whenever」に監視対象を設定して、「ls:」に必要な閾値を入力。「Create Alarm」を選択。
設定したAlarm が表示されます。スケールインの設定を行うには、
「Decrease Group Size」から同様に設定を行い、「Next:Configure Notifications」を選択。
3.通知先の設定を行います。「Add notification」を選択。
通知設定画面が表示されるので、「Send a notification to:」にSNSのTOPICを設定。「With these recipients:」に通知先のメールアドレスを入力して、「Review」を選択。
(通知先を追加する場合は「Add notification」を選択してください。)
既存のTopicを作成する場合は、「use existing topic」を選択。
4.確認画面が表示されるので、「Create Auto Scaling group」を選択。
5.下記画面が表示されると、作成成功です!!
設定内容の確認
1.AWS NotificationsからSNS利用の認証メールが届きます。本文を開き
「Confirm subscription」を選択して認証して下さい。
2.「Instances」を選択。EC2が自動的に起動されていることを確認。
3.「Launch Configurations」を選択。作成したLaunch Configurationが確認できます。
4.「Auto Scaling Groups」を選択。作成したAuto Scaling Groupの情報を確認することができます。
「Scaling History」を選択すると、スケールイン・アウトの履歴が確認できます。
また、「Instances」を選択すると、現在の状態(ライフサイクル)が確認できます。
以上、簡単にManagementConsoleからAutoScalingの設定を試してみました。
視認性もよくなり、CLIで設定するよりも楽になりました。
ただし、EC2インスタンスの起動みたいに、直感だけでは操作できません。やはり基本のAutoScalingの動作理解は必要になります。