1週間ほど数十人が使用するためのmacOSの開発環境を、
Amazon EC2 Macインスタンスで構築運用したときのメモ
環境
- リージョン:オハイオ
- Macインスタンス数:8台
- 専有ホストのインスタンスファミリー:mac1
感想
オペレーション関連
- Macインスタンスを停止もしくは終了すると、その専有ホストが最高3時間ほどpendingになる
pending中は専有ホストのリリースはできない - Macインスタンスを再起動すると、正常に接続できるようになるまで10~30分ほど要する
- イメージ(AMI)の作成、復元は通常のLinux, Windowsと同様に可能
- VNC接続のログイン画面で固まる場合は、"sudo plikk loginwindow"のコマンドを実行すると治る
- EBSボリュームの拡張時はこちらの記事が参考になった
パフォーマンス・仕様等
- WindowsクライアントからMacインスタンスへのVNC接続(画面共有)が重く、SSH接続せざるを得なかった
- 当初シンガポールリージョンでの構築を予定していたが、当リージョンでのMacインスタンスのクォータが1台⇒5台までしか緩和されなかった
理由としてはMacインスタンスの使用実績が少なかったため、とのこと
そのためクォータが10台まで緩和されたオハイオリージョンで構築した - VNC接続のためのクライアントツール VNC ViewerでVNC接続する際に、全画面モードにする方法がわからず操作しづらかった
- (Macインスタンスに限った話でないが)距離的に離れているため、SSH接続時のコマンド入力等でレイテンシが感じられた