先達が使って成功したというスプリッターを買ってみたものの、残念ながら動作せず、また、PiKVM の DIY の画像で使われてるっぽいスプリッター は、手元に届くまで 2 週間くらいかかるということだったので、自作をするに至った。
紆余曲折があり、時間を無駄に使った。動くかわからないものを買うよりも、簡単でお金もかからないので、自分で作った方がいいと思う。はんだ付けをしなくても動く。必要な工具は、ケーブルの被覆を剥すのに必要なはさみくらいで、100 均のはさみで十分。
- ダイソーで、片側が USB Type-C で、もう片側が USB Type-A の USB 2.0 充電・転送ケーブル を 2 つ買ってくる。USB 2.0 でないと、中にある線の数が変わるので USB 2.0 であることは重要。
- 1 つのケーブルの真ん中の部分の外皮を 10cm 程度剥す。
- 黒い線を、剥した部分の中心で切り、切った両側の先端の皮膜を剥して、銅線を出す。
- 赤い線を、剥した部分の中心で切り、USB Type-C 側の先端の皮膜を剥して、銅線を出す。
- もう一つのケーブルを半分に切り、USB Type-A 側について、先程のケーブルと同様に、外皮を剥ぎ、赤と黒の線の先端を剥して銅線を出す。USB Type-C 側は捨てる。
- 3 つの黒い線の先端を継げて、はんだ付けする。
- 2 つの赤い線の先端を継げて、はんだ付けする。
図にすると、
電源
| | - 白 - X
| | - 青 - X
| A |
| | ------ 黒 -+
| | ------ 赤 |
| |
データー | |
| | 赤 -)---- | |
| | ------ 黒 -+---- | |
| A | ------ 白 ------ | C | ラズパイ
| | ------ 青 ------ | |
| | - 赤 - X | |
まとめると、
- 電源、データー、ラズパイの黒の線を継げる。
- 電源とラズパイの赤の線を継げる。
- 他にはなにもしない
これで PiKVM Handbook DIY PiKVM V2 quickstart guide の、2. USB cable and power supply の、... or Variant #3: Power supply + DIY Y-splitter for soldering で説明されているものが出来る。