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AWS CertificateManager で サブドメイン の ワイルドカード証明書 も取得する

Last updated at Posted at 2016-09-22

概要

AWS Certificate Manager で サブドメインのワイルドカード証明書も取得する

はじめに

SSL/TLS 証明書は、今まで、Ra◯idSSL 等の「証明書発行業者」から取得していました。
その際、Webサイトが複数必要な場合は、「ワイルドカード証明書」を申請していましたが、以下のような問題がありました。

  • 結構お高い。年間 39,000円 程度。
  • サブドメインは有効でない。(一階層のみ有効)
    例えば、 *.k2s.io の証明書を取得した場合、
    • mail.k2s.io は有効
    • line.k2s.io は有効
    • A.line.k2s.io は、使えない!!
    • B.line.k2s.io は、使えない!!

AWS CertificateManager サービス によって、 ELB, CloudFront での用途に限り、SSL/TLS 証明書 を無料で取得することが可能になっています。
(注 : CloudFront での使用は 東京リージョンは 2016/09/22 時点ではまだ未対応)

サブドメイン毎のワイルドカード証明書も、もちろん無料で、取得できますよね? はい、できます!

※本記事のドメインは架空です

手順

k2s.io のドメイン管理者である場合を例にします。

*.k2s.io の SSL/TLS 証明書は取得済みで、追加で、*.line.k2s.io を取得する場合を考えます。

手順は特に難しくありませんが、気をつけることは

  • AWS マネジメントコンソールからの申請時に、サブドメイン line.k2s.io の webmaster, postmaster 宛に 確認メールが送られてくるので、受信できるようにしておく必要があります。

    • DNS (例: Route53) で、サブドメイン に対して MX レコード が設定されていること。
    • MTA (例: Postfix) で、サブドメイン に対して 受信できるように設定されていること。

      /etc/postfix/main.cf
      myhostname = mail.k2s.io
      myhostname = line.k2s.io        ← ここ
      
  • 確認メールに対して承認すると、無事に、サブドメインのワイルドカード証明書が使えるようになります。

スクリーンショット_2016-09-22_11_53_53.png

まとめ

  • AWS CertificateManager では、サブドメインのワイルドカード証明書も取得できました。
  • これで今まで、無理矢理に一階層のドメインで頑張ってきた部分を、キレイに階層化できますね!!
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