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heroku上のruby2.0、redmine2.5.3環境にredmine_backlogsプラグインを導入するお話

Last updated at Posted at 2014-12-16

3回めの投稿です。前回はこちら

今回は、heroku上のredmineにredmine_backlogs というプラグインを導入します。
これは、redmineでスクラム開発が出来るようにするプラグインです。
公式: http://www.redminebacklogs.net/

Github と上記公式を見る限り、もう開発は終了しているものかと思いますが(OSSの定めです)、まだこれを超えるプラグインと出会っていないので、これを使い続けています。
このプラグインは公式には2.5.xのredmineをサポートしていません。が、なんとか動いてるみたいです。
時間があればforkされているものの調査もしてみたいと思っています。

前置き

  • 既にheroku上にredmine環境が構築済みであるとして書いています
  • ローカルにheroku上に構築したredmineのリポジトリがあるとしています
  • Windowsマシンで操作しています
  • コンソールはGit Bushを使用しています。

手順

.gitignoreファイルの編集

以下をコメントアウトします。

/plugins/*

redmine_backlogsソースの入手

\plugins ディレクトリで以下のコマンドを実行します。

git clone https://github.com/backlogs/redmine_backlogs.git

cloneが完了したら、(絶対もっといい方法があるはずと思いながら)redmine_backlogs配下にある.gitディレクトリを削除します。

bundle installの実行

\plugins\redmine_backlogsにて、以下のコマンドを実行します。

bundle install --without development test rmagick

※redmineのバージョンによっては、ここでgemバージョンの衝突が発生します。
 私の環境の場合は衝突したgemはテスト用のgemだったので衝突しないように修正しました。

ファイルの修正

\plugins\redmine_backlogs\lib\labels配下にある
labels.yaml.defaultlabels.yamlという名前に変更します。

herokuへPuch

以下のコマンドを実行してherokuへPushします。

git add .
git commit -m "add plugin redmine_backlogs"
git push heroku master

トラッカーの新規作成

Pushしている間に、ストーリー、タスクというトラッカーを作成します。
まずはストーリー。
admin権限でログインし、管理 > トラッカー > 新しいトラッカーの作成
で、ストーリーというトラッカーを作成します。
この際、ワークフローを既存のトラッカーからコピーしておきます。

作成したら、ワークフローを編集します。
使用するステータスは、新規、進行中、終了の3つだけでOKです。それ以外はワークフローから外します。
管理者、開発者、報告者すべてでワークフローを編集します。

ワークフロー編集が完了したら、もう一つトラッカーを作成します。
タスク、という名前で作成し、先ほど作ったストーリーからワークフローをコピーします。

DBのマイグレート

pushが正常に完了しているのを確認後、プラグイン用のdb:migrateを実行します。

heroku run rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production

heroku再起動

以下のコマンドを実行してherokuを再起動します。

heroku restart

初期設定

redmine_backlogsプラグインの初期設定

redmineにログインすると、おそらく

バックログが設定されていません。設定画面 管理 > プラグイン, からリンク 設定 をクリックして設定してください。フィールドを設定後、このページへ戻りツールを利用してください。

という警告メッセージが表示されているハズです。指示通り進み、設定を行います。

  • ストーリーに利用するトラッカーにストーリーを選択
  • デフォルトのストーリートラッカーにストーリーを選択
  • タスクとして利用のトラッカーにタスクを選択

以上を設定し適用すると、警告メッセージは消えるはずです。

ロールと権限の設定

新たにbacklog関連の権限が追加されています。
管理者、開発者、報告者にそれぞれ権限を付与します。

とりあえずスプリントを作成

最初は、かんばんが見えない!?と戸惑うことが多いので作成します。

プロジェクトの設定ででバックログを有効にすると、バックログというリンクが出てきます。
プロダクトバックログを表示されている箇所の左の▼から、新しいスプリントを選択します。

適当なスプリント名をつけて、期間を、今週初めから2週間後の週始めや来月初めに設定します。
スプリントを作成したら、左の▼から新しいストーリーを選択し適当な名前をつけます。

以上の作業で、 今日がスプリントの期間内にある という状況ができます。
この時点でF5などで更新すると、バックログのリンクの隣にかんばんというリンクが出来るはずです。

以上で初期設定は完了です。

参考

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