はじめに
NTTのフレッツ光および光コラボの回線で、夜間などの混雑による通信速度の低下を防げるv6プラス (IPv6 IPoE)。
IPv4通信が今まで通りできる他、IPv6での通信もできるようになるので、Windows 10でIPv6を優先する設定で使ってみました。
v6プラスを有効化する
v6プラス対応のブロードバンドルーターを準備し、プロバイダに連絡してv6プラスを有効化してもらいます。
個別の手続きやルーターの設定については省略。
Windows 10でIPv6優先設定にする
上級ユーザー向けに Windows で IPv6 を構成するためのガイダンス
「プレフィックス ポリシーで IPv4 よりも IPv6 を優先する」の設定を行います。
完了したら、ここで一旦Windowsを再起動します。
設定を見る
うまくいくとIPv6アドレスが降ってきます。以下はipconfigコマンドの結果。
IPv4アドレスについては、ルーターがプライベートアドレスを振っています。
IPv6で接続できているか確認
あなたの IPv6 接続性をテストしましょう。
10/10になっていればOK。
The KAME project
亀が踊っていればOK。
トラブルシューティング
亀が踊らなくなった
Wi-FiでIPv4にしか対応していないアクセスポイントに接続してしまうと、IPv6対応のアクセスポイントに再接続してもIPv6が復活しない(IPv6アドレスが出てこない)現象に遭遇しました。
Android 9.0だと大丈夫なのでOSの作りの問題ですかね…
以下のどちらかを行えばIPv6通信が復活しました。
DNS
ネットワークアダプターのIPv4設定でDNSサーバーを手動設定しているとき、IPv6でつながっていると自分で指定したDNSサーバーを見に行ってくれません。
例えば、LAN内に自分でDNSサーバーを立てている場合などが該当します。
この場合、IPv6の設定にもDNSサーバーのアドレスを指定すればOKです。DNSサーバーの固定アドレスがIPv4だけの場合は、IPv4射影アドレスで指定できます。以下の例はDNSサーバーのIPv4アドレスが 192.168.123.234 の場合です。
今後の課題
v6プラス環境で家のLANに入る方法。この辺りを参考にしつつ、おいおい試してみますかね。