今年の汚れは今年のうちに済ませよう2023年版
私は今年、以下の投稿をしました。
でも、やっぱりここに書かないと意味が無いと思って書いておくことにしました。
それも、年内に書いておきたいと思って年末のこの日に今年の総括として記します。
ここからは、自称駆け出しエンジニアに贈るポエムです。ポエムですので、ささる人とささらない人がいるのはわかりますが、このまま私が鬱屈としても良いことが無いので書くことにしました。
駆け出しエンジニアの皆様、お舐めになってはいけませんわよ。
私は4大卒というかそのあと5年大学院に通った一応エンジニアです。
一応というのは一切資格を持っていないからです。あえて言うなら第二種情報処理技術者という国家資格と日本バイオインフォマティクス学会認定技術者という民間資格くらいを持っているくらいです。
はっきり言っておきます、IT業界に身を置いて二十数年、資格は役に立ったためしがないです。強いて言うなら入札方式の派遣労働をするときに仕様書に書いていただいて多少の縛りが効くようになるかな?ってくらいです。
しかも、そんな資格はいわゆる上級資格。ネスペとかセキスペとかあとはガッキーと結婚できるかもしれないデータベーススペシャリストとかが対象で、いわゆる基礎的な資格保持者なんかごまんといるので縛ることはできないことは自明でしょう。
だから、資格を取るためだけに勉強するならもっと技術を磨いたほうが良いかと思います。
それから、駆け出しエンジニアの皆様は、エンジニアになるときにいくら使ったか、どこに使ったかということをお書きになることがありますが、ひとりのエンジニアを作るには500万程度はかかります。次元が違います。
この学費問題以外にも、今でも私は月に多いときで3万円くらいは技術書に費やしています。それをもってしても追いつかないのがエンジニアの世界なんです。
私は書籍で技術を得るのが好きなのでこれが良いと思っていますが、タイムラグがどうしてもあります。もっと先進的な技術を磨きたいならばネットに転がっているソースを読むことをが必要になってきます。
駆け出しエンジニアの皆様に「お舐めになってはいけません」と言っているのは、先に述べた学費問題にしても、こちらはエンジニアになるために掛けている、「時間・お金」、いわゆるコストのスケールが違うということです。掛けているお金でマウントが取りたいなら、そうですね、今お稼ぎになっているお給金くらいはまず掛けていること(掛けている場所にもよりますが)、時間に関して言えば夜寝ないで必死こいて勉強したこととかをアピールしてみてくださると感銘を受けると思います。
そんな私も感銘を受けた記事だってあります。
私はこういうのを「志が高い」と思っています。
ITエンジニアは高収入であるという幻想は捨てよう
ITエンジニアになるのが「給料が良い・待遇が良い」を思って入ってくる人がたくさんいらっしゃると思います。
しかし、そんなことはないのが実情です。
「ITエンジニアの平均給与は×××万円」と言う調査がありますが、平均ですのでそれより高い給与をもらっている人もいれば当然もらっていない人がいるわけで、その言葉につられて入ってしまう人もいるでしょう。
私の給与だって、普通です、むしろ低い位かもしれないと思っています。
日本は職に恵まれた場所である。と思っていたほうが良い。
と私は思います。
私の身近な研究者のかたが
「外国から見ると日本は学位を持っていなくてもまともに働けるのはすごいことらしい」
とおっしゃっていました。
確かに欧米では、学位持ってナンボの世界みたいなことはよく聞きます。外国で働くときは大卒以上の学位を求められることはざらにあるそうです。
日本は学歴社会を否定し続けていますが、それでも学歴は一応の学力水準を満たしているに違いないと思われるバロメータとして使われると思っています。
ただ、新卒の応募以外にその情報が参考情報程度にしか使われないところを見ると、日本は職に恵まれた国であると思います。
外国の様に我が国ニッポンでも学歴が募集の最低要件になったときに困らない様にしておくのは必要かと思います。
今からでも遅くありません、学位(学士)は最低とっておいて損はないと思います。
勤勉であれ!!
これはどこに行っても同じだと思います。勤勉でなければ成長もできないでしょう。
勉強する気がないのならさっさとこの業界から足を洗うべきです。
特にIT技術は進歩のスピードが違います。それに置いて行かれないためにも、きちんと日々の学習は欠かせません。
「どこそこに受かった」というのは単なる通過点に過ぎない、なんならスタートラインに立ったと思ったほうが良いでしょう。そのくらいの心持ちのほうが良いかと思います。
じゃぁ、何を勉強すれば良いか。私の場合ですが、こんなことを勉強しています。
日本語
良いエンジニアは良い文章が書けてナンボです。それには日本語が大切だと私は思います。
良質な日本語がどこにあるかは私にもわかりませんが、つねに文章は注意深く読み、間違っているところを指摘して行くことが大切だと私は思っています。
英語
残念ながら最新のIT技術は舶来物が多いです。したがってドキュメントも英語であることが往々にしてあります。
だから英語を学ぶことはとても大切なことです。
DeepLやGoogle翻訳を多用することもITツールを使いこなすという点では良いかもしれません。しかし自分の頭で考えることは非常に大切です。
数学
ここからは専門的なことになりますが、私は未だに線形代数や確率統計などの大学で言ういわゆる基礎数学を学び続けています。
色々な要素技術
私の今現時点でのお勉強しているもののひとつとして「推薦システム」や「大規模言語モデル」等があります。
良い師匠を持とう!!
- コストも掛けたくない
- 勉強もしたくない
それでも、それでも、それでも立派なエンジニアになりたければ、早いうちに師匠を持つことが良いと思います。
私の回りには、37〜8歳になる技術の無い人がいます。
一応呼称的には派遣エンジニアです。
技術者なら知っていることを知らないとか、技術が未熟で参ってしまいます。
そんなときいつも「あぁ、××さんは師匠を持てばちょっとは技術が身につくのになぁ。」と思います。
師匠を持つことに異議を唱える人はたくさんいますが、私は師匠がいたほうが良いと思います。
仮に師匠じゃ無くてもいいです、目標とする先輩エンジニアでもいいんです。その人を目指すためには何をすれば良いか自分で考えて行動するだけで少しはましになります。
ITエンジニア以外にだって生きる道はある。
ITエンジニアは確かに人手不足の職種ですが、それ以外にもたーーーーくさん人手不足な職種なんてあります。お金をかけ過ぎて後悔する前に、転職することをお勧めします。
お金をかけているのはわかりますよ、私だって婚活にこれだけ大量にお金をかけていて結婚ができなければ無駄になってしまう、と思うと気持ちは持っています。
でも、職は婚活市場よりは間口が広いので転職は容易だとおもっています。
どの職種が良いのかは千差万別ですが、お金に興味があってIT技術にそんなに興味が無いのなら同じ気持ちで他の職種にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
でもそんな気持ちならどこ行っても大成しないと私は思いますが。
そんな、少し寒空の下、ポエムをしたためてみました。
おわり。