はじめに
私の個人開発アプリに、ついにAI(Gemini)という「羅針盤」を搭載しました。
AIは現在Web版の「今日のカード」に実装しており、今後はWeb側でAIと共にデータを作成・編集する機会が劇的に増えることが予想されます。そこで避けて通れないのが、**「スマホアプリ版とWeb版のデータ相互同期」**という課題です。
「壁」を理解し、自らの手で越える
Webブラウザからスマホアプリの中身を直接書き換えることはできません。もしそれが可能なら、悪意のあるサイトが銀行アプリを操作できてしまうからです。
この「セキュリティの壁」を尊重しつつ、データを安全に移行させるために、私はあえて**「手動によるコピペ」**という儀式を選択しました。
- Webから抽出: JSON形式でデータを書き出し、クリップボードにコピー。
- アプリへ注入: アプリ内の専用画面を開き、長押しで貼り付け。
一見アナログですが、これこそが私の2,400件を超える大切なデータを守る、最も確実な「本人認証」なのです。
視覚が導く安全装置 —— 「最強の赤」
往復の同期を繰り返す中で最も怖いのは、「今、どちらを操作しているか」の混同によるデータの先祖返りです。そこで、UI(ユーザーインターフェース)に徹底的な視覚的ルールを設けました。
-
GitHub(Web版)は「オリーブ色」:
ヘッダーを落ち着いた色に変え、ボタンも「アプリへ戻すための抽出」という表現に切り替わります。 -
アプリ版の取り込みは「最強の赤」:
データを上書きするインポート画面には、これまでの開発人生で一度も使ったことがないほどの強烈な「赤」を採用しました。
この赤が視界に入った瞬間、脳に「今からデータを書き換えるぞ」という心地よい緊張感が走ります。慢心を防ぐための、私なりの安全装置です。
AI羅針盤が指し示す未来
同期システムが完成したことで、1年半積み上げてきた2,400件のデータは、AIという知恵を得てさらに輝き始めます。
「12,000キロを12ノットで航行したら何日かかる?」
「この面積、エーカーを反に直すと?」
こうした問いに、蓄積されたデータとAIが即座に応えてくれます。
おわりに
養老孟司氏は「人間やることがなくなれば死に至る」という趣旨のことを仰っていますが、私にはまだ、そんな暇はありません。
毎朝のバックアップ、バイト明けの同期テスト、そしてAIとの対話。
暖かくなれば田圃作業。
この新しいシステムを使いこなし、次の一歩を踏み出すのが楽しみです。
