背景
- 弊社では生産性管理ツールを導入しているが、いまいち活用されていない
- よって貢献度と負荷が客観的にわかりずらい
- なんかそれっぽいの作ってやってる感を出したい
正直3つめの理由が8割なので、肩ひじ張らずにゆるーくやっていきます。
データ構想
とはいえせっかく作るからには実際に役立つものを作りたい。
まずは可視化する項目を考えてみる。
- 貢献度
- 売上
- 生産性
- 負荷
- 稼働時間
- 残業時間
- その他
- 学習時間
こんなもんかな?
これくらいなら使用してるツールやシステムからとってこれそうだ
データ活用方法
分析する項目が決まったところで、どのように魅せるか考えてみる。(見せるのではなく魅せる←ココ大事)
Amazon QuickSightでは以下のようなビジュアルが用意されているよう。
ふむふむ
少しずつイメージが湧いてきたぞ
「円グラフ」 では少し視点を変えて取引先の割合を視覚化して、
「テーブル」 と 「ピボットテーブル」 で個人売上詳細と、ランキングまで作っちゃおう
アーキテクチャ
大枠の設計はできたので、あとはQuickSight側でどうやってデータを抽出するかだなぁ
アーキテクチャなどと大層なものではないが、それっぽく見せるために書いてみる。
うん。それっぽい。
概要としては
- 日次でLambdaキック
- Lambdaが各データを取得
- 取得したデータをCSV形式でS3へPUT
- PUTをトリガーにGlue起動
- Data Catalog作成
- QuickSightからAthenaをデータソースにデータ取得
といった感じ。
QuickSight
と、いうことで課題としては 「貢献度と負荷が客観的にわからない」 ことだったね。
では実際に視覚化した結果を細かく見ていこう!
まず一番上に社内の売上目標と実績のKPIを設置。
そしてその下に個人の月間KPIを置くことで、貢献度が一目でわかるようになった。
おっ今月達成してるじゃん
その下には個人ごとに売上の内訳や詳細を可視化して、進捗と貢献内容の詳細を確認できるように。
ベリンガム君とジェラード君すげぇな
そして業務時間と学習時間を比較しつつ、業務時間が200hを超えるようなメンバーは、アラートが一目でわかるようになっている。
待てよ。ベリンガムとサラー残業しすぎだろこのままじゃ負荷が...
ジェラードめっちゃ生産性いいな優秀優秀
あとは、目線を変えて取引先の割合を表示したり
おまけとして各ランキングを設置
遠藤は売上まだまだだけど、めっちゃ勉強してるから伸びてきそうだな
松木と細谷は新人だからまだまだ勉強期間
といったようにデータを可視化することによって、今まで如何に僕らが感覚的に物事を捉えていたか気づかされる
〆
「データインテリジェンス」
と聞くとなんだか小難しく聞こえるけど、どんな課題があって、その課題を解決するための要素を分割して考えることで、解決策が見えてきます。
あとはBIツール(今回はQuickSight)がよしなに解決してくれます。
QuickSightは他のBIツールに比べると学習コストは低いんじゃないかなと思います。
今日から君もデータサイエンティスト。どんどんデータを活用していきましょう