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Amazon QuickSightを用いて社内SEの貢献・負荷を可視化してみた。

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:tent: 背景

  1. 弊社では生産性管理ツールを導入しているが、いまいち活用されていない
  2. よって貢献度と負荷が客観的にわかりずらい
  3. なんかそれっぽいの作ってやってる感を出したい

正直3つめの理由が8割なので、肩ひじ張らずにゆるーくやっていきます。

:sparkler: データ構想

とはいえせっかく作るからには実際に役立つものを作りたい。
まずは可視化する項目を考えてみる。

  • 貢献度
    • 売上
    • 生産性
  • 負荷
    • 稼働時間
    • 残業時間
  • その他
    • 学習時間

こんなもんかな?
これくらいなら使用してるツールやシステムからとってこれそうだ:ok_hand:

:bar_chart: データ活用方法

分析する項目が決まったところで、どのように魅せるか考えてみる。(見せるのではなく魅せる←ココ大事)

Amazon QuickSightでは以下のようなビジュアルが用意されているよう。
QuickSight.png
ふむふむ
少しずつイメージが湧いてきたぞ:eyes:

KPI.png
まずは 「KPI」 で個人の実績、月間、年間の進捗を出す。

yoko.png
次に 「水平積み上げ棒グラフ」 で売上の内訳を見よう。

tate.png
「垂直棒グラフ」 で業務時間と学習時間の対比も見せたいな。

en.png
「円グラフ」 では少し視点を変えて取引先の割合を視覚化して、

table.png
piv.png
「テーブル」「ピボットテーブル」 で個人売上詳細と、ランキングまで作っちゃおう:crown:

:tools: アーキテクチャ

大枠の設計はできたので、あとはQuickSight側でどうやってデータを抽出するかだなぁ:thinking:
アーキテクチャなどと大層なものではないが、それっぽく見せるために書いてみる。

Qiita.drawio.png

うん。それっぽい。
概要としては

  1. 日次でLambdaキック
  2. Lambdaが各データを取得
  3. 取得したデータをCSV形式でS3へPUT
  4. PUTをトリガーにGlue起動
  5. Data Catalog作成
  6. QuickSightからAthenaをデータソースにデータ取得

といった感じ。

:chart_with_upwards_trend: QuickSight

と、いうことで課題としては 「貢献度と負荷が客観的にわからない」 ことだったね。
では実際に視覚化した結果を細かく見ていこう!

まず一番上に社内の売上目標と実績のKPIを設置。
そしてその下に個人の月間KPIを置くことで、貢献度が一目でわかるようになった。
KPI2.png

おっ今月達成してるじゃん


その下には個人ごとに売上の内訳や詳細を可視化して、進捗と貢献内容の詳細を確認できるように。
shousai.png

ベリンガム君とジェラード君すげぇな


そして業務時間と学習時間を比較しつつ、業務時間が200hを超えるようなメンバーは、アラートが一目でわかるようになっている。
kadou.png

待てよ。ベリンガムとサラー残業しすぎだろこのままじゃ負荷が...

ジェラードめっちゃ生産性いいな優秀優秀


あとは、目線を変えて取引先の割合を表示したり
おまけとして各ランキングを設置
ranking.png

遠藤は売上まだまだだけど、めっちゃ勉強してるから伸びてきそうだな
松木と細谷は新人だからまだまだ勉強期間

といったようにデータを可視化することによって、今まで如何に僕らが感覚的に物事を捉えていたか気づかされる:japanese_goblin:

:ramen: 〆

「データインテリジェンス」

と聞くとなんだか小難しく聞こえるけど、どんな課題があって、その課題を解決するための要素を分割して考えることで、解決策が見えてきます。
あとはBIツール(今回はQuickSight)がよしなに解決してくれます。
QuickSightは他のBIツールに比べると学習コストは低いんじゃないかなと思います。
今日から君もデータサイエンティスト。どんどんデータを活用していきましょう:wave:

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