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WindowsでOpenSCを使う(3.MIFARE Classicブロックデータ読み出し編①)

Last updated at Posted at 2019-07-22

はじめに

WindowsでOpenSCを使う(2.カードのIDm確認編)の続きです。
カードのIDm確認を確認したら、次はブロックデータを読んでみましょう。
FelicaよりもMIFAREのほうが情報量少なめな気がするのでこちらを先にしました。

使用するツール

MIFAREのブロックデータ読み取り3ステップ

① プロテクトを解除するためのキー情報をメモリにロードする(Load Authentication Keys)
  コマンド:FF:82:00:00:06:FF:FF:FF:FF:FF:FF
② セクタに対して認証を実施し、プロテクトを解除する(Authentication)
  コマンド:FF:86:00:00:05:01:00:00:60:00
③ プロテクトが解除されたセクタのブロックデータを読み出す(Read Block Data)
  コマンド:FF:B0:00:01:10

WindowsでOpenSCを使ってMIFARE Standard(Classic)カードデータを読み出す方法では、①~③を別々に実行されているように見えたので、最初倣っていたのですが、私の環境だとエラーになるので、ここを見て下記の画像のように実行しました。
3-1.png
青色部分はカードに設定されたKey Aです。なので内緒です。次の記事の解説ではFF:FF:FF:FF:FF:FFとしましょう。ちなみに何も設定されていないMIFAREカードでは、Key AはデフォルトでFF:FF:FF:FF:FF:FFになっています。
緑色部分は読み出された16byteのブロックデータ。ピンク部分は読み出されたブロックデータを文字列に直したものです。ブロックデータも内緒なので次の記事ではFF:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FFでいきましょう。

コマンドについて

opensc-tool.exe -s FF82000006FFFFFFFFFFFF -s FF860000050100006000 -s FFB0000110で実行しましたが、なんか読みづらいので
opensc-tool.exe -s FF:82:00:00:06:FF:FF:FF:FF:FF:FF -s FF:86:00:00:05:01:00:00:60:00 -s FF:B0:00:01:10と書くようにします。
こちらで実行しても同じ結果が得られます。

次の記事ではコマンドを一つずつ解説します。

メモ

参考サイト

WindowsでOpenSCを使ってMIFARE Standard(Classic)カードデータを読み出す方法

関連ページ

WindowsでOpenSCを使う(1.準備編)
WindowsでOpenSCを使う(2.カードのIDm確認編)
WindowsでOpenSCを使う(3.MIFARE Classicブロックデータ読み出し編②)

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