※あくまでもDockerに関する文脈での意味。

Dockerイメージ

コンテナ実行に必要なファイルがまとめられたファイルシステム。
例えばWebサーバのコンテナを作る場合はapacheなどがすでにインストールされているイメージを使用することができることになる。
PHPやRubyなどのプログラムの実行環境が欲しい場合は、これらのコンテナを取得すれば容易に実行環境を準備することができることになる。

また、このようにDocker Hubで用意されているものを取得するのではなく、自分自身で作成することもできる。ストレージドライバーはAUFS。
イメージ上のデータは読み取り専用になる。

Dockerイメージは読み取り専用のレイヤーに分けられる。そして、このDockerイメージからコンテナを起動すると、これらの全レイヤーが読み取り専用のまま起動し、加えて読み書き可能なコンテナレイヤーも起動する。
なので、コンテナを起動したらコンテナレイヤーは変更やパッケージの追加を加えられるし、変更が加わったものを新たにイメージとして保存もできる。

注意点：イメージは継承して使い回し、同じイメージを何度も取得しないこと

リポジトリ

Dockerイメージを保管するための入れ物。タグ名の異なるイメージを複数保管することもできる。

タグ

イメージに付与して判別することができるラベル名。自由に命名でき、例えばプログラミング言語のイメージではバージョン名を表す名称になっている。
タグ名を明示しない場合は、latestというタグ名が使われる。

レジストリ

リポジトリを管理する場所のこと。
リポジトリの作成など、リポジトリの管理機能を提供するサービスをレジストリサービスという。
このサービス例は、Docker HubやQuay.ioなどあり。
レジストリにDockerイメージを保存することで異なる環境間にイメージを移送することができるようになる。

ビルド

DockerfileからDockerイメージを作成すること。

プル

リポジトリからイメージをダウンロードすること。

プッシュ

リポジトリにイメージをアップロードすること。