浮動小数点同士の比較をトリプルイコールで行うと、誤判断する

if ((0.2 + 0.3) === 0.5) echo '同じ数値';
else echo '異なる数値';
// どの小数点でも誤判定するわけではないが、この場合はelseが表示されてしまう。

正確性を求めるなら BC Math関数が良いが、消費税ならば工夫でできそう

1.1に100をかけて計算し、最後に100で割れば良いかも。

ただ、そのままでは使用できない。
BC Mathは拡張機能のため、あらかじめ環境にインストール及び有効化されている必要あり。

（例）Docker環境の場合

（Dockerfile）

FROM php:8.0.21-apache
RUN docker-php-ext-install bcmath

BC Mathの有効化はphpinfoより確認することができる。
（BCMath support enabled になっていればOK）

$result1 = 0.7 + 0.1;
$result2 = bcadd('0.7', '0.1', 3);

var_dump($result1, $result2);

出力結果

float(0.7999999999999999)
string(5) "0.800"

減算の場合はbcsubを使用します。

$result1 = 0.7 - 0.1;
$result2 = bcsub('0.7', '0.1', 3);

var_dump($result1, $result2);

出力結果

float(0.6) 
string(5) "0.600"

乗算の場合はbcmulを使用します。

$result1 = 0.7 * 0.1;
$result2 = bcmul('0.7', '0.1', 3);

var_dump($result1, $result2);

出力結果

float(0.06999999999999999) 
string(5) "0.070"

除算の場合はbcdivを使用します。

$result1 = 0.7 / 0.1;
$result2 = bcdiv('0.7', '0.1', 3);

var_dump($result1, $result2);

出力結果

float(6.999999999999999) 
string(5) "7.000"

冪乗する場合はbcpowを使用します。
「0.7の3乗」

$result1 = 0.7 ** 3;
$result2 = bcpow('0.7', 3, 5);

var_dump($result1, $result2);

出力結果

float(0.3429999999999999) 
string(7) "0.34300"