【JSF】標準コンバーターについて #jsf

JSF備忘録として今回もJSFの記事です

JSFシステムはコンポーネントが受け取った値をバッキングビーンの変数に代入します
文字列を変数と同じ方に変換するときに使用されるのがコンバータです

標準コンバータ

入力された文字列データをバッキングビーンの変数と同じ方に変換するために自動的に使用されます
またバッキングビーンの値をJSFページに出力するときも逆変換のために使用されます

日付と数値に関してはFaceletsタグとしてプログラマが利用できます
日付はf:convertDateTimeタグ、数値はf:convertNumberタグ

f:convertDateTimeタグは、文字列をDate型に変換、または逆変換をするコンバータです

日付を入力するときのf:convertDateTimeの使い方は、h:inputTextタグの子要素として記述します
その際のpattern属性に日付の入力形式を指定します

<!-- 例2016/1/1のように出力 -->
<h:inputText value="#{bean.date}">
    <f:convertDateTime pattern="yyyy/M/d"/>
</h:inputText>

日付を出力するときのf:convertDateTimeの使い方は、h:outputTextタグの子要素として記述します
その際のpattern属性に日付の入力形式を指定します

<!-- 例2016年10月01日のように出力 -->
<h:outputText value="#{bean.date}">
    <f:convertDateTime pattern="yyyy年MM月dd日"/>
</h:outputText>

f:convertDateTimeの属性

属性	値	初期値
type	date, time, both(時刻と日付)のどれかを指定	false
dateStyle	default, short, medium, long, fullのどれかを指定	-
timeStyle	default, short, medium, long, fullのどれかを指定	-
pattern	yyyy/M/dなどのフォーマット指定	-
local	ja, enなどの言語の地域を指定	-
timeZone	指定値は(java.util.TimeZoneクラス)を参照	GMT

f:convertNumberタグは、文字列と数値の変換を行うコンバータです
主に出力で使用し小、数点の桁数を指定したり、通貨形式で表示したりすることができます

数値を¥10,000のように表示するには、type属性にcurrencyを指定します
currencyを指定すると、通貨記号がつき、3桁ごとにカンマで区切られます

<!-- ¥10,000のように出力 -->
<h:outputText value="#{bean.amount}">
    <f:convertNumber type="currency" />
</h:outputText>

また、任意に整形して表示するには、数値のパターン文字を使用します

<!-- 3桁ごとにカンマで区切って出力 -->
<h:outputText value="#{bean.amount}">
    <f:convertNumber pattern="###,##0" />
</h:outputText>

値が0の場合は「0」と表示されます
末尾の0を#とすると値が0の時は空白の表示となります

f:convertNumberの属性