VM の作成
今回は CLI ではなく Portal 上から作成しました。
GPU の使える NV または NC を選択するため、ディスクの種類は「HDD」固定です。
N シリーズの VM が選択出来る場所は限られているので、ここから調べましょう。
また、クォータの上限引き上げ依頼をしていない場合は、選べる VM サイズの最大コアが 10 コアになってしまい、
何も選べなくなるので、先にサポート宛に引き上げ依頼をリクエストしておく必要があります。
参考: https://qiita.com/satonaoki/items/a1d2545ca78adf540f8e
今回は NC12 を選択。
設定は特にいじらなかったので割愛して作成。
日本語環境の構築
作りたての DSVM は locale が英語になっているので、普段からリモートで接続しながら作業する事を考えて、
GUI の日本語化と日本語入力 (Mozc) をインストールしておきます。
1. SSH で接続
手元のターミナルで ssh に接続する。
$ ssh ユーザー名@[IP アドレス]
手元に SSH 接続環境が無い場合
リモートで VM に接続し、その中で Terminal を開いて操作します。
先に 5. VM にリモート接続する を確認して、デスクトップにリモート接続してください。
接続したら、左上の Applications を開き Terminal Emulator を選択すれば、ターミナルが開きます。
2. apt の更新
次のコマンドを実行してパッケージマネージャの状態を最新にします。
$ sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade -y
3. 必要なパッケージのインストール
次のコマンドを実行して、日本語の言語パック、Mozc(IME)、Takao フォント をインストールします。
$ sudo apt-get install -y \
language-pack-ja-base \
language-pack-ja \
ibus-mozc \
fonts-takao-pgothic \
fonts-takao-gothic \
fonts-takao-mincho
4. OS のデフォルト言語を日本語にする
次のコマンドを実行します。
$ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja"
※ ここで、SSH ではなく先に X2Go でリモート接続しながらここまで作業している場合は、
一旦ログアウトします(再接続するまで、日本語化されません)。
左上の Applications を開き Log Out を選択、その後のウィンドウでも Log Out を選択。
5. VM にリモート接続する
MSDN のドキュメントにも書かれている通り、リモート接続には X2Go client を使います。
RDP を使う場合は xrdp
を、VNC を使う場合は vnc4server
などを別途インストールし、別途セットアップが必要です (MSDN のドキュメントにもあるので、ここでは解説しません)。
Installing the Qt-based X2Go Client
https://wiki.x2go.org/doku.php/doc:installation:x2goclient