Roadworkerとは
Roadworker とは Route53 の設定を Ruby のコードで管理できる CLI ツールで、既存の設定をエクスポートしたり、新しく設定を追加したい場合はコードを書いて Route53 に反映したりできる便利なツールです。
リフカムでもレコード追加時にコメントを追加するなど、コード化したいという思いがあり、Roadworker を導入することになりました。
インストール
Ruby で書かれたツールなので gem install
でインストールできます。
$ gem install roadworker
インストールできたかバージョンを表示してみます
$ roadwork -v
roadwork 0.5.8
既存設定をエクスポートする
エクスポートは簡単に行うことができます
$ roadwork -e -o Routefile
Export Route53 to `Routefile`
オプションは
-
-e
:エクスポートを行う -
-o
:出力先のファイルを指定する
という意味です。
HostedZone 毎にファイルを分割してエクスポートしたい場合は --split
オプションをつけることによってファイルを分割することができるようです。
設定をインポートする
インポートのテストは --dry-run
オプションで行うことができます。
$ roadwork -a --dry-run
実際にレコードを Route53 に反映させたい場合は --dry-run
オプションを外して -a
オプションのみで実行します。
$ roadwork -a
まとめ
Route53 のコード化が Roadworker を使用することによって簡単に行うことができました。
エクスポート機能があるので、途中からでも簡単に導入できますし、コード化することによって、PR ベースでレビューも行えることから操作ミスもなくなり、品質の向上に繋がりそうです。