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Claude Code を Opus 4.7 にしてから現場でやめた指示パターン5選 — モデル進化に追従する指示設計

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はじめに

Claude Code が Opus 4.7 にバージョンアップしてから、これまでの「丁寧な指示の出し方」が逆に作業効率を落とすケースが増えました。

実務でClaude Code MAXを毎日使い倒している立場(ベンチャーCTOとして10年実装)から、Opus 4.7 移行後に現場でやめた指示パターンを5つ紹介します。

旧モデル(Sonnet 4.x、Opus 4.5/4.6)から乗り換える方の参考になれば。

1. ステップを過剰に分解した「マイクロタスク指示」

Before(旧モデル時代)

1. まず該当ファイルを Read で読んで
2. 次にこの関数を見つけて
3. その関数の引数の型を確認して
4. その上で、こう修正して

旧モデルでは「やるべき手順」を細かく示さないと余計な探索や勘違いが起きやすかった。

After(Opus 4.7)

[ファイルパス]:[行番号] の関数で、引数の型をXに変更してください。
副作用が出る箇所があれば一緒に直してください。

Opus 4.7 は コードベースを自分で読み込んで関連箇所を判断する力 が上がっており、過剰なステップ分解はむしろ思考の邪魔になります。「ゴール」「触っていい範囲」だけ示せば、必要な探索は自分でやってくれます。


2. 「思考プロセスを書いて」指示

Before

作業前に思考プロセスを書いてください。
1. 現状理解
2. 仮説
3. 実行計画
を順に書いてから、コードを書き始めてください。

旧モデルは「いきなりコードを書いて方向性を間違える」ことが多かったため、思考のフレーミングを強制していた。

After

Opus 4.7 は 拡張思考(extended thinking)が標準で挙動に組み込まれている ため、明示的に思考フェーズを書かせる指示は冗長になります。むしろ「コードに集中してください」と書いた方が、出力が読みやすくなります。


3. 「不要な改修はしないで」を細かく書く

Before

- 関係ないファイルは触らないでください
- 既存テストは壊さないでください
- ライブラリの追加は事前確認してください
- リファクタは今回はやらないでください

旧モデルは「ついで仕事」で関係ない場所を変更しがちだったので、ガードレールを大量に書いていた。

After

Opus 4.7 は CLAUDE.md で「Don't add features, refactor, or introduce abstractions beyond what the task requires」のような原則を一度書いておけば、毎回の指示に明示しなくても守るようになりました。

# CLAUDE.md(プロジェクト共通)

## 振る舞いの原則
- 依頼された範囲だけを変更する。リファクタや別箇所の改善は別タスクで提案する。
- ライブラリ追加が必要な場合は、追加前に理由とともに提案する。
- 既存のテストが落ちないことを確認してから完了報告する。

毎タスクの指示文がスッキリし、意思決定の繰り返しを CLAUDE.md 側に集約できます。


4. 「コードレビューをお願いします」と曖昧に投げる

Before

このPR、レビューお願いします。

旧モデルは「全体をなんとなく見て、気付いたコメントを並べる」傾向があり、雑なレビューになりがちでした。

After

Opus 4.7 は 観点を明示するとレビュー品質が劇的に上がる ので、曖昧投げをやめて観点ベースで投げるようになりました。

このPRをレビューしてください。観点は以下:
- セキュリティ(認証ロジック、SQL Injection、XSS)
- 例外系の網羅(外部API失敗、タイムアウト、null安全)
- パフォーマンス(N+1クエリ、不要な再レンダリング)

各観点ごとに「OK / 要修正 / 検討事項」で出してください。

観点を5〜10個渡すだけで、人間レビュアーに近い深さの指摘が返ってきます。


5. 「サブエージェントを使って」と毎回明示する

Before

このタスクは並列に分割できそうなのでサブエージェントを起動して、
A機能/B機能/C機能をそれぞれ別エージェントに割り当ててください。

旧モデルでは並列化の判断を自発的にはしてくれず、毎回明示していました。

After

Opus 4.7 は タスクの独立性を判断して、必要なら自分でサブエージェント(Agent ツール)を起動する ようになりました。

A機能、B機能、C機能を実装してください。
互いに独立しているなら並列に進めてもらって構いません。

これだけで、独立性のあるサブタスクが並列実行され、体感の所要時間が半分以下になることがあります。


まとめ:モデルが上達したら、指示も「抽象度を上げる」

整理すると、Opus 4.7 移行で減らした指示は次の通り:

やめたパターン 代替アプローチ
マイクロタスク分解 ゴール + 触ってよい範囲だけ書く
思考プロセス強制 extended thinking に任せる
毎回ガードレール明記 CLAUDE.md に原則を集約
曖昧なレビュー依頼 観点を明示したレビュー指示
並列化の毎回指示 独立性だけ伝えて自走させる

共通するのは、「人間が代わりにやっていた判断」をモデルに返していく ということです。

モデルが上達するほど、人間の指示は 抽象度を上げる 方向に進化します。逆に旧モデル時代の細かい指示を残したままだと、せっかくのモデル能力を抑え込んでしまうので、定期的な棚卸しが効きます。


この指示設計をベースにした AI×プログラミング学習サポートをMENTAで提供しています → https://menta.work/plan/20251
Claude Code活用の発信は YouTube でも → https://www.youtube.com/channel/UC1rXVD9WYsQPQEWZyd-A1KA/

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