「PdMの脳みそをClaude Codeに移植した」という記事が話題になりました。AIに判断基準を渡すことで、一貫性のある意思決定サポートを得る、という発想です。
この考え方、プロダクトマネージャー以外にも応用できます。エンジニア・ライター・研究者など、繰り返しの判断が必要な仕事であれば誰でも使えます。今回は3つの実装パターンを紹介します。
パターン1: 「優先順位ルール」を渡す
最もシンプルなパターンです。「Aより先にBをやる」「XよりYを重視する」という判断基準を書き込みます。
# 優先順位ルール
## 機能追加 vs バグ修正
- バグ修正を先にやる(ユーザー影響がある)
- ただし、本番影響なしの軽微バグは後回しでOK
## 実装方針
- シンプルな実装を優先(後から変えやすい)
- パフォーマンス最適化は計測してから
- DRY原則より可読性を重視
これを渡すと、Claude が提案する順序や方針が自分の判断基準に沿うようになります。
パターン2: 「却下ルール」を渡す
「これはやらない」という制約を明示するパターンです。ポジティブな指示より、ネガティブな制約の方が一貫性を保ちやすいことがあります。
# やらないこと(Constraints)
## コード
- 未検証のライブラリを追加しない(依存関係を増やさない)
- グローバル状態を増やさない
- マジックナンバーを直接書かない
## 提案
- 「どちらでもOK」と言わない(必ず推奨を出す)
- 3つ以上の選択肢を並べない(決断疲れを防ぐ)
Claude が「どちらでもいいですよ」と言いそうになる場面で、このルールが効きます。
パターン3: 「過去の失敗パターン」を渡す
自分が繰り返してしまうミスや、過去に気づいた落とし穴を書いておくパターンです。
# 過去の失敗から学んだルール
## 設計
- DBスキーマは後から変えにくい → 最初に時間をかける
- 「あとでリファクタする」は99%やらない → 最初から綺麗に書く
## コミュニケーション
- 「〜してもいいですか?」より「〜します」で報告する
- レビューコメントには必ず「なぜ」を書く
これは「自分専用のチェックリスト」として機能します。Claude が提案を出す前に、このリストに照らし合わせてくれます。
組み合わせるとさらに効果的
3パターンを組み合わせた CLAUDE.md を持つと、Claude は「この人の判断スタイル」を把握した状態で動いてくれます。
# [名前]の判断基準
## 優先順位(Priority Rules)
...
## 制約(Constraints)
...
## 過去の失敗から(Lessons Learned)
...
最初から全部書こうとしなくていいです。「今日気になったこと」を少しずつ追加していくと、3ヶ月後には自分の思考を代弁してくれるパートナーになります。
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※ Qiita 読者の方には易しすぎる内容なので、初心者の知り合いへの紹介や社内研修の参考としてどうぞ。