CCNA OSPF問題を暗算で解くテクニック
CCNA 200-301の範囲のなかで、OSPFは出題比率がかなり高め。なのに「LSAの種類が覚えきれない」「コスト計算で詰まる」「DR/BDRの選出ルールがあやしい」って人、けっこう多い。
この記事では、現役ネットワークエンジニアが現場で使ってるOSPFの暗算テクニックを、CCNA試験で出る形にぎゅっと圧縮して紹介します。
1. CCNA頻出のLSAは1〜5の5種類だけ
| タイプ | 名前 | 出す人 |
|---|---|---|
| Type 1 | Router LSA | 全ルータ(自分のリンク情報をエリア内に) |
| Type 2 | Network LSA | DR(マルチアクセスNWの参加者一覧) |
| Type 3 | Summary LSA | ABR(他エリアのプレフィックス) |
| Type 4 | ASBR Summary | ABR(ASBRへの到達情報) |
| Type 5 | External LSA | ASBR(OSPF外の経路) |
ABRが出すのは3と4、ASBRが出すのは5。これだけで7割の問題は片付く。
Type 2はDRがいる環境でしか出ない。point-to-pointでは生成されない。引っかけ頻出。
2. コスト計算は10^8/帯域
コスト = 100,000,000 / 帯域幅(bps)
| 帯域 | コスト |
|---|---|
| T1 (1.544Mbps) | 64 |
| 10Mbps | 10 |
| 100Mbps(FastE) | 1 |
| 1Gbps以上 | 1(参照帯域変更が必要) |
デフォルトの参照帯域は100Mbpsなので、現代的なネットワークでは auto-cost reference-bandwidth 10000 のように引き上げないと最短経路が崩れる。
3. DR/BDR選出は3段階
- OSPFインターフェース優先度が高い方(priority 0は対象外)
- Router-IDが大きい方(①が同値のとき)
- 非プリエンプティブ(先着優先、後から来てもDRを奪わない)
Router-IDの選ばれ方:
- router-idコマンド明示
- Loopbackのうち最大IP
- 物理インターフェースの最大IP(UPしているもの)
4. ネイバー状態は7段階
| 状態 | 意味 | 詰まる原因 |
|---|---|---|
| Down | Hello未着 | 物理障害、ACL |
| Init | 片方向のみHello | 対向のACL |
| 2-Way | 双方向Hello | DROther同士は2-Wayで正常停止 |
| ExStart | M/S決定 | MTU不一致 |
| Exchange | DBD交換 | MTU、認証 |
| Loading | LSR要求中 | パケロス |
| Full | 同期完了 | 成功状態 |
「ExStartで止まっている」→ 反射でMTU不一致。試験でも実機でも超頻出。
5. 落としやすい論点5選
- エリア番号不一致 → ネイバー張れない
- Hello/Dead不一致 → Initで止まる
- サブネットマスク不一致 → 同一セグメント認識できない
- MTU不一致 → ExStartで止まる
- Network Type不一致 → DRが選ばれない
確認コマンド
R1# show ip ospf neighbor
R1# show ip ospf interface Gi0/0
R1# show ip ospf database
詳しくはブログで
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