はじめに
こんにちは。元現場作業員のひよこです。
Excel、パワポも触れて来なかったガチのIT初心者ですが、
2026年1月から学習を始め、半年弱で6月にIT企業へ転職しました。
保有資格はLPIC1、AWS CLF・SAA。
資格と実務は別物ですが、とりあえず頑張って取りました。
今回の記事は、
自宅に眠っていた古いデスクトップPCで、個人用の仮想サーバーを構築してみようと思い立ちましたのでその記録です。
経緯
「学習がてら自宅で構築経験を積みたいけどお金は極力かけたくない…」
そう考えていたときにふと思い出したのが、自宅で眠っていた古いデスクトップPCでした。
この記事は連載の第1回として、
思い立った経緯から下準備(インストーラーUSB作成・ネットワーク情報の下調べ)までを書き綴ります。
実際の構築作業(物理設置・BIOS設定・Proxmoxインストール)は次回以降の記事でレポートしますので悪しからず。
さて、このPCで何をしようか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 古いデスクトップPC | HP Pavilion Wave 600-a305jp / Core i5-7400T(4コア/4スレッド) / メモリ16GB / ストレージ512GB SSD + 2TB HDD |
改めてスペックを見てみると、ストレージがまあまあ大きいことに気づき、
「これ、写真のバックアップストレージとして自宅に作れるんじゃないか?」というのが最初の思いつきでした。
そこから調べていくと、「ついでに仮想サーバーとして分けられるらしい」「Proxmoxというものを使えばいいらしい」と、情報が芋づる式に繋がっていきました。
そのうえで、「どうせならLinuxとWindows両方学びたい」と欲が出て、WindowsはAD(Active Directory)環境を立ち上げてみようと決めました。
ちなみに、今使ってるノートPC・ルーターは以下です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ノートPC | Lenovo Legion 7i Gen 10 / Windows 11 Pro / Core Ultra 9 275HX / メモリ32GB / グラフィックス8GB / ストレージ1TB |
| ルーター | バッファロー WSR-5400AX6S-MB |
知識もないくせに「どうせなら良いヤツ」と買ったのでやたらハイスペックです。
自室が3階、ルーターが2階という壁
- 古いPCを仮想マシンにして、Ubuntu+Nextcloud
- Windowsサーバーも立ててAD環境作ってみる
構成が固まってくる中で、次にぶつかったのが物理的な問題でした。
僕は一軒家に住んでいるのですが、
- 自室は3階
- ルーターや回線は2階(しかも階段上の収納、狭い場所)
にあります。
そこで、
「デスクトップPCは2階に置いたまま、3階のノートPCからリモートで操作すればいいのでは?」と考えました。
調べてみると、電源が切れた状態のPCを遠隔で起動できる「Wake-on-LAN」という仕組みがあることを知り、これで解決できそうだと分かりました。
あわせて、モニターなしで起動させる(ヘッドレス運用)には「ダミーHDMIプラグ」が必要なことも判明しました。
改めて、この連載のゴール↓
- 古いデスクトップPCに Proxmox VE(仮想化基盤)を導入する
- 将来的に以下の環境を動かす
- Ubuntu Server + Nextcloud(家族専用クラウドストレージ)
- Windows Server評価版 + Active Directory(認証基盤の学習)
- 電気代を節約するため普段は電源オフ+遠隔で3階から電源オン
これで、
「学習がてら自宅で構築経験を積みたいけどお金は極力かけたくない…」
という考えはいったん解決できそうです。
機材・環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サーバーPC(古いデスクトップPC) | HP Pavilion Wave 600-a305jp / Core i5-7400T(4コア/4スレッド) / メモリ16GB / ストレージ512GB SSD + 2TB HDD |
| 操作用PC(普段使ってるノートPC) | Lenovo Legion 7i Gen 10 / Windows 11 Pro / Core Ultra 9 275HX / メモリ32GB / グラフィックス8GB / ストレージ1TB |
| ルーター | バッファロー WSR-5400AX6S-MB |
目指す構成
物理構成(予定)
- サーバーPCはルーターのすぐ横に設置する
- ルーターとLANケーブルで直接有線接続する
- HDMIダミープラグを挿して、モニターなし(ヘッドレス)で起動できるようにする
- 普段は電源オフ、使うときだけノートPCからWake-on-LANで遠隔起動する運用にする
ソフト構成(予定)
- 土台(ハイパーバイザー): Proxmox VE
- 上に載せる予定の環境
- Ubuntu Server(Nextcloudで自分専用クラウドストレージ)
- Windows Server評価版(Active Directoryで認証基盤を学習)
ここまでにやったこと
Step 1: 買い物とインストーラーUSBの準備
まず、Amazonで最低限必要なものを揃えました。
- LANケーブル
- HDMIダミープラグ
USBメモリは手持ちのものを流用しました。
Ventoyでマルチブート対応USBを作る
複数のOSのインストーラーを1本のUSBメモリにまとめられる、Ventoyという無料ツールを使いました。
- Ventoy公式サイト からWindows版をダウンロード
- zipを展開して
Ventoy2Disk.exeを実行 - USBメモリを選択して「Install」(USBの中身は全て消えるので事前にバックアップ推奨)
これでUSBがマルチブート対応USBになり、あとはISOファイルをコピーするだけでインストーラーとして使えるようになります。
必要なISOをダウンロードしてUSBにコピー
以下3つのISOファイルをダウンロードし、USBメモリのルート直下にそのままコピーしました。
- Proxmox VE(公式サイトから最新版)
- Ubuntu Server(公式サイトから最新LTS版)
- Windows Server評価版(Microsoft評価センターから取得。会社名などの必須項目の入力は個人利用として
Individual等で入力)
左がエクスプローラ、右がVENTOY仕様になったUSBです。
まるっとコピーされました。
Step 2: ネットワーク情報の下調べ
サーバーには固定IPアドレスを割り当てたいので、事前に家庭内ネットワークの情報をノートPCで調べました。
コマンドプロンプトで以下を実行
ipconfig /all
Wi-Fiの欄から、以下をメモしておきます。
- サブネットマスク(例: 255.255.255.0)
- デフォルトゲートウェイ(=ルーター自体のIP。例: 192.168.11.1)
その上で、他の機器と被らなそうなIPアドレス(例: 192.168.11.200)をサーバー用に決めました。
なお今回は、Proxmox本体だけでなく、後で構築するUbuntu ServerやWindows Serverにもそれぞれ固定IPを割り振る方針にしています。
サーバーとして動かすものは基本的に全部固定IPにしておくのが安全っぽいという考え方です。
これからやる予定のこと
ここから先はまだ手をつけていない、次回以降で実施する予定の作業です。
1歳の子供がいるので、なかなか2階でゆっくり作業できる環境ではなく、すぐ実施できるかは未定。
Step 3: 物理設置とBIOS設定
- サーバーPCを2階のルーター横に設置し、LANケーブルで直結
- HDMIダミープラグとVentoy USBを挿す
- モニターとキーボードをつなぐ
- BIOS画面で「Boot Order」をUSB優先に変更
- BIOS画面で「Wake on LAN」をEnabledに変更
Step 4: Proxmox VEのインストール
- Ventoyのメニューから Proxmox VE のISOを選んでインストーラーを起動
- インストール先ディスク、タイムゾーン、rootパスワードなどを設定
- ネットワーク設定でStep2で決めた固定IPを入力
Step 5: 動作確認
- ノートPCのブラウザから
https://<設定したIP>:8006にアクセスし、管理画面にログインできるか確認
その先
- Ubuntu Serverの構築 + Nextcloudの導入
- Windows Server評価版の構築 + Active Directoryの構築
次回予告
次回は、実際にサーバーPCを設置してBIOS設定を行い、Proxmox VEをインストールするところまでをレポートする予定です。
古いPCを活用して、自分の手を動かしながら学べる環境づくり、まだ始まったばかりですが楽しみながら進めていきます。
次回もお楽しみに。






