初めに
こんにちは!今回は Dify を使って PowerPoint(PPT)ファイルをPDFに自動変換 する方法をご紹介します。
この記事では、GitHubにある便利なリポジトリ「No.1-Any2Pdf」を活用し、APIサーバーを立ち上げてDifyと連携させる手順を詳しく解説します。
🧰 事前準備
まずは、No.1-Any2Pdfのリポジトリをクローンします。
git clone https://github.com/engchina/No.1-any2pdf
cd No.1-any2pdf
インストール方法の詳細については、リポジトリ内の README.md
を参照してください。
(WSL-Ubuntu、LibreOffice、Conda環境の構築などが必要です)
🚀 APIサーバーの起動
準備ができたら、以下のコマンドでAPIサーバーを起動します。
python run_api_server.py
サーバーが正常に起動すると、ローカルでPDF変換APIが利用可能になります。
🧩 Difyでの設定手順
1. チャートフローを作成
Difyの管理画面にログインし、チャートフローを作成します。
2. HTTPリクエストノードを追加
次に、「HTTPリクエスト」ノードを追加します。
-
URL:
http://ip:5000/api/convert/office
(サーバーが立ち上がっているアドレス) -
メソッド:
POST
-
Content-Type:
multipart/form-data
-
リクエストボディ:
-
file
: 変換したいPPTファイル({{file}}
で変数化)
-
3. 回答ノードを追加
最後に、「回答」ノードを追加して、変換後のPDFファイルをユーザーに返すようにします。
📁 ファイルロードの設定
Difyのファイルアップロード機能を使って、ユーザーがPPTファイルをアップロードできるようにします。
-
ファイルタイプ:
.ppt
,.pptx
✅ 動作テスト
実際にPPTファイルをアップロードして、PDFに変換されるかテストしてみましょう。
- 正常に動作すれば、アップロードしたPPTがPDFに変換されて返却されます。
📝 まとめ
今回は、DifyとNo.1-Any2Pdfを連携させて、PPT→PDFの自動変換フローを作る方法を紹介しました。
この方法を応用すれば、契約書の自動変換・保存や資料の自動配布など、業務の自動化が広がります!