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【Vibe Coding】1行もコードを書かずに、OCIを爆速管理できるVSCodeプラグインを作ってみた!

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Last updated at Posted at 2026-02-28

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始めに

普段の業務で OCI (Oracle Cloud Infrastructure) を利用しているエンジニアの皆様、OCI Console での操作に「ちょっとした手間」を感じていませんか?

今回、**Vibe Coding(AIと自然言語で対話しながらの開発)**を活用し、1行もコードを書かずに OCI の主要なサービスを VSCode 上から直接操作・管理できるプラグイン「VSCode OCI AI Unofficial」を開発しました!

本記事では、開発に至った背景や Vibe Coding での体験談、そしてプラグインの全機能をご紹介します。「Vibe Coding でこんな実用的なツールも作れるんだ!」というユースケースとして、皆さんのアイデア出しの参考になれば幸いです。


背景と日々の課題

私の業務では、インフラ管理やデータベース操作のために OCI Console へアクセスし、以下のような操作を頻繁に行っています。

  • Compute: インスタンスの起動 / 停止、SSH 接続
  • Autonomous AI Database: 起動 / 停止、Wallet ダウンロード、DB 接続、SQL 実行
  • Oracle Base Database Service: 起動 / 停止、接続文字列の取得、SSH 接続、SQL 実行
  • Virtual Cloud Network (VCN): Security List の管理(ルールの参照 / 作成 / 更新 / 削除)

これらの操作自体は単純ですが、実際に実行するまでにはいくつもの関門があります。

  1. MFA(多要素認証)を2回クリアして OCI Console にログインする
  2. 対象の「リージョン」を選択する
  3. 対象の「コンパートメント」を選択する
  4. 各サービスの階層をドリルダウンして、やっと目的の操作画面へ到達する

1回あたり数分~十数分の作業ですが、ほぼ毎日繰り返すと無視できないほどの時間を消費してしまいます。
一方で、私の普段の業務は開発が中心であり、業務時間の8割以上を VSCode などの AI IDE 上で過ごしています。「IDE から画面を切り替えずに、シームレスに操作を実行できたらどんなに楽だろうか」という課題感が、本プラグイン開発の出発点でした。

VSCodeプラグイン開発未経験からの挑戦(なぜ Vibe Coding なのか)

私は Web 系の開発経験こそ豊富でしたが、VSCode プラグインの開発経験は全くありませんでした。
通常ならゼロから学習が必要でハードルが高い領域ですが、「Vibe Coding なら、様々な仕組みを自然言語だけで構築できる。VSCode プラグインも作れるのではないか?」と思い立ち、今回の試行錯誤が始まりました。

結果として、私は1行もコードを書いていません。 すべて自然言語によるAIへの指示(Vibe Coding)のみで、このプラグインを完成させることができました。

最近、SNSなどで Vibe Coding を使って面白いアプリやゲームを開発する動画が話題になっています。この記事を通じて「エンジニアの日常業務を効率化する実用ツールも簡単に作れる」という1つの事例をお見せできればと思います。

💡 Vibe Coding 自体に興味がある方は、ぜひこちらの記事をご一読ください!

[ことはじめ] 非プログラマーのためのAIコーディング #Cline


インストール方法

本プラグインは、VSCode 以外にも Cursor、Windsurf、Antigravity、Qoder、Trae などの VSCode 系 AI IDE であればどこでも動作します。

  1. 以下の GitHub リリースページにアクセスします。
    https://github.com/engchina/vscode-oci-ai-unofficial/releases

  2. 最新版(※2026年3月3日時点では v0.1.2)の oci-ai-unofficial-0.1.2.vsix をダウンロードします。

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  1. お使いの AI IDE で「Install from VSIX...」を選択し、先ほどダウンロードしたファイルをインストールします。

インストールが完了すると、サイドバーに oci-ai-unofficial のアイコンが追加され、以下のように各機能メニューが表示されます。

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プラグインの全機能紹介

このプラグインでは、OCI の主要サービス群を IDE のサイドバーから直感的に操作できます。実装した機能の概要やメリットを順番にご紹介します。

1. Settings (設定管理)

プラグイン全体の基盤となる構成管理機能です。一度設定してしまえば、以降のアクセスが劇的に楽になります。

  • プロファイルと認証: OCI 接続に必要な情報(Tenancy, User, Fingerprint, Private Key 等)を設定し、API Key をセキュアに保持します。

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  • コンパートメントの指定: サービスごとにデフォルトで操作対象となるコンパートメントを切り替えて設定できます。

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  • AI モデル設定: LLM のパラメータ(Max Tokens, Temperature 等)を詳細に調整可能です。

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(※2026年3月3日時点ではお勧めの設)

  • LLM Model Name
xai.grok-code-fast-1,google.gemini-2.5-flash,meta.llama-4-scout-17b-16e-instruct
  • Embedding Model Name
cohere.embed-v4.0

2. Generative AI Chat

OCI Generative AI サービスを IDE の中で直接利用できる統合アシスタントです。

  • コードの質問や技術的な疑問に対する、ストリーミング回答のサポート
  • OCI が提供する複数の強力な LLM(大規模言語モデル)への切り替え
  • 現在開いているファイルやコンテキストを活用したAI支援

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3. Virtual Cloud Networks (VCN)

ネットワークのセキュリティ設定も IDE を離れずに調整できます。

  • VCN 一覧の参照
  • Security List の高度な管理: GUI 上で各種ルールの参照・作成・更新・削除が可能です。ポート開放のためにブラウザへ戻る必要がなくなります。

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4. Compute Instances (仮想マシン管理)

日々のインフラ運用を大幅にショートカットします。

  • インスタンス一覧の参照
  • インスタンスの 起動 / 停止 操作
  • ワンクリックでの SSH 接続(IDE 内蔵ターミナルを利用するため、即座にログインが可能)

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5. Object Storage

一時ファイルや出力データの受け渡しも完結します。

  • バケットおよびオブジェクト(ファイル)の一覧表示機能
  • ローカル環境からの迅速なアップロード、および対象オブジェクトのダウンロード
  • 有効期限付きアクセスURLである PAR (Pre-Authenticated Request) の素早い発行とコピー

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6. Autonomous AI Database (ADB)

マネージドデータベースの日常管理を簡略化します。

  • ADB インスタンス一覧の参照と 起動 / 停止 操作
  • DB 接続に必要な Wallet ファイルのワンクリック・ダウンロード
  • データベースへの直接接続と SQL 実行

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7. Oracle Base Database Service

従来の VM ベースのデータベース運用をサポートします。

  • DB System インスタンス一覧の参照と 起動 / 停止 操作
  • 各種設定情報・接続文字列の取得
  • ノードへの SSH 接続 と SQL の実行サポート

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8. SQL Workbench

取得した DB 接続情報を用いて、そのまま IDE 上でクエリ開発・検証を行える本格的なツールです。

  • Base Database や ADB へのシームレスな接続
  • SQL スクリプトの実行と、結果の表形式での確認・分析
  • SQL 履歴の自動保持と、お気に入り (Favorite) クエリの保存機能

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おわりに

本プラグインを開発したことで、わざわざブラウザを開いて数回クリックしなければならなかった運用タスク(サーバーの起動やDB接続、ネットワーク設定変更など)が VSCode 内で完結するようになり、業務の集中を途切れさせることがなくなりました。

何より、「私がコードを1行も書かずに、Vibe Coding だけのやり取りでここまで本格的な VSCode プラグインを作り上げることができた」 という事実が一番の驚きです。

皆さんも、日々の業務で「自動化したい・効率化してラクをしたい」と思う領域があれば、Vibe Coding を使って自分だけのツールを作ってみてはいかがでしょうか?
このプラグインと本記事の内容が、その一歩を踏み出すためのインスピレーションとなれば幸いです!

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