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「毎日遅くまで働いている。土日も勉強している。なのに、なぜか思うような成果が出ない」

もしあなたがそう感じているのなら、この記事が役に立つかもしれません。

結論から言います。成果が出ない原因は、働く時間が足りないからではありません。
「低い生産性」の状態が常態化していること
そして自分自身がそれに気づけていないことにあります。

※ 本ページはプロモーションが含まれています

1. 成果が出ない本当の理由

ここで一つ、質問させてください。

あなたは「生産性を上げる」ための努力に、どれだけの時間や労力を投下していますか?

多くの人は、成果を上げるために「働く時間」を増やそうとします。残業を増やす、休日もPCを開く、睡眠を削ってコードを書く。しかし、成果とは以下のシンプルな式で表現できます。

成果 = 時間 × 生産性

この式において、右側の「生産性」が低ければ、いくら時間を増やしても成果は伸びません。生産性を、仮に以下のような5段階で定義してみましょう。

  • A:極めて良好
    • 深い集中状態(フロー)。複雑な設計判断や難解なバグ修正も最短経路で完遂できる。
  • B:良好
    • 通常業務を高効率でこなせる。質が高く、手戻りが少ない。
  • C:低下気味
    • 作業はできるが、判断が遅く、ケアレスミスが増える。
  • D:疲労・低迷
    • 注意力が散漫。ドキュメントを読んでも頭に入らず、簡単なタスクに数倍の時間がかかる。
  • E:限界
    • ブラウザのタブを切り替えるだけ、Slackを流し読みするだけの「作業しているフリ」状態。実質的な進捗はゼロ。

昨日のあなたは、どのレベルで何時間働きましたか?

もし「8時間働いたけど、正直レベルD〜Eの時間が半分以上だった」という状態なら、それは実質4時間以下の生産性しか出ていないということです。

一方、コンディションを整えて「5時間だけど、ずっとレベルA〜Bだった」という人の方が、アウトプットの量も質も高くなります。

2. なぜ生産性の低下に自分で気づけないのか

「いや、自分はちゃんと集中して働いている」そう思った方もいるかもしれません。しかし、生産性が低い状態というのは、自分では意外と気づきにくいものです。理由は2つあります。

理由1:体力があると「動けてしまう」から

体力がない人は、コンディションが悪いと強制的に動けなくなります。だから早い段階で「何かおかしい」と気づけます。

一方、体力がある人、特に20代の若手に顕著ですが、コンディションが悪くても気合で動けてしまいます。

しかし 「動ける」 ことと 「高いパフォーマンスを出す」 ことは別物です。

エンジニアの仕事は、学生時代に従事したアルバイト業務のような定型的なルーティンワークではありません。常に脳の認知リソースをフル活用し、複雑な依存関係を脳内に展開して判断を下す高度な知的作業です。

体力が残っているせいで、脳の処理能力(認知リソース)が枯渇していることに気づかず、低いパフォーマンスのまま走り続けてしまう。体力があることが、かえって生産性低下の検知を遅らせるリスクになっているのです。

理由2:「働いた時間」で満足してしまうから

人は、自分の努力を「時間」で測りがちです。例えば、「今日は12時間働いた」「休日も5時間勉強した」この数字を見ると、なんとなく「頑張っている」という気持ちになります。しかし、その時間のうち、本当に集中できていたのは何時間でしょうか。

NIOSH(米国国立労働安全衛生研究所)の資料によると、
「17時間起き続けた状態は血中アルコール濃度0.05%相当、24時間では0.10%相当の生産性低下に相当する」 とされています。これは単に「眠い」という話ではなく、反応速度の低下、注意・集中力の低下、短期記憶の低下、判断力の低下など、脳の情報処理そのものが鈍るということです。

つまり、たとえ睡眠時間を削ってがむしゃらに働いたとしても、その多くの時間はほろ酔い状態でコードを書いているのと大差ないということです。

3. 生産性を上げるための投資

では、どうすれば生産性を上げられるのか。

精神論で「もっと集中しよう」と思っても無理です。まず必要なのは、物理的な環境と体のメンテナンスへの投資 です。生産性を上げる方法は世の中に無数にありますが、まずは気軽に始められることから試してみると良いでしょう。私自身が実践し、実際に効果があったものをご紹介します。

睡眠の質を上げる

睡眠は、生産性の土台です。ここが崩れていると、他の何をやっても意味がありません。

睡眠スコアを計測する
そもそも計測しないと改善できません。体重計に乗らずにダイエットはできないのと同じです。私はApple Watchで毎日睡眠スコアを計測しています。

Apple Watch

私の睡眠スコア

※ 深夜まで飲んだ日は大幅にスコアが悪化しています。。。

ブルーライトカットメガネ

エンジニアという仕事柄、夜間のPC作業が避けられない局面は多いはずです。しかし、夜間に浴びるブルーライトは、睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌を抑制し、脳を覚醒状態に留めてしまいます。これが睡眠の質の低下を招く直接的な原因となります。

このダメージを最小限に抑えるために、ブルーライトカットメガネの導入を推奨します。

選ぶ際のポイントは、「眼鏡店で実物をフィッティングすること」です。
自分に最適化されたフレームは装着している感覚がほとんどありませんが、合わないものは物理的なストレスになり、装着自体が億劫になります。なので多少のコストをかけてでも、一度近隣の眼鏡店へ足を運び、自分の顔に合わせて調整されたものを購入することをお勧めします。

自分に合った枕を使う
枕が合わないと、寝ている間ずっと首に負担がかかります。この負担は言うまでもなく、睡眠の質に影響します。例えばこのTENTIALの枕は高さ調整が可能であるため、付属の測定器で計測した後、自分にとって最適な高さの枕をすぐに利用できます。

首・肩コリを改善する

画面に向かう時間が長いエンジニアは、ほぼ確実に首肩周りに問題を抱えています。
厚生労働省の「技術革新と労働に関する実態調査」(平成20年)によると、VDT作業者(パソコン作業者)のおよそ7割が身体的疲労や症状を感じており、その症状の内訳では目の疲れ(90.8%)に次いで、首・肩のこり(74.8%)が多いと報告されています。

整骨院・整体への定期通院
月1〜2回でも、蓄積した疲労をリセットできます。「痛くなってから行く」のではなく、「痛くなる前に行く」のがポイントです。

分割キーボード
一般的なキーボードは、タイピング時にどうしても肩が内側に丸まってしまいます。一方分割キーボードは肩を開いた自然な姿勢でタイピングできるため、肩甲骨周りの緊張を劇的に緩和できます。最初はかなり慣れが必要になるのと、人によって好みがかなり分かれるため、自分に合ったものを根気よく探してみてください。

良い椅子
どちらかというと腰痛予防の側面が強いですが、良質なオフィスチェアは明らかに負担が減ります。1日8時間以上座るものに投資しない理由がありません。アーロンチェアをはじめとした良い椅子への投資を、一度予算の許す範囲で検討してみてはいかがでしょうか。

最後に

成果は「時間 × 生産性」の掛け算で決まります。 仕事に時間を投下することも一つの方法ですが、
生産性を向上させるための工夫をすることも、それと同じくらい価値のある努力です。

ぜひ一度視点を変えて、ご自身の働き方や成果の出し方を見直すきっかけにしていただければ幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おまけ: 腸内環境を整える

完全に独断と偏見ですが、エンジニアには便秘に悩む方が多いように感じます。
私自身も長年便秘に悩まされ、以前は仕事中に何度も離席してトイレにこもる時間がありました。しかし、腸内環境の改善を意識し始めてからは、便秘の解消とともに仕事の生産性も向上しました。

「腸は第二の脳」と言われるほど、腸内環境はメンタルや集中力に影響を与えます。腸と脳は迷走神経でつながっており、腸内環境が悪化すると、セロトニンの生成が減少してイライラや集中力の低下を引き起こすとされています。

便秘に心当たりのある方は、一度「脳腸相関」に関する本を読んで、生活習慣を見直してみることをお勧めします。身体の内側を整えることが、結果として作業効率の改善につながるかもしれません。

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