1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

OCI 初心者向け:契約直後:ユーザー管理の前に知っておきたいこと

1
Last updated at Posted at 2026-04-05

ユーザ管理の全体イメージについて

ご一読ください(2026.4現在)

・この記事は、DocsやOCI上の実操作、SRを実施した経験をもとに、独自にまとめています。時間が経過した場合、クラウド側の仕様変更等で、内容が一致しない可能性もあることをご了承ください。

この記事の対象者

・OCI契約後、ユーザ&環境管理をこれから始められる方
・OCI Architect 試験に向けた勉強を行う方

この記事を書くきっかけ

自分の検証環境のためにOCIを契約しましたが、最初のユーザ管理周りの理解で苦労したので、これから始められる方にとって、何かの役に立てばと思い、記事にして残しました。

概要

1:使われている言葉について
 ・Tenancy(テナンシ):契約直後、クラウド環境を利用するための大きな箱。OCIでは、請求アカウント単位のイメージ。
 ・コンパートメント:VM等を管理する際に紐づける箱のイメージ。
 ・ドメイン:ID管理のまとまり。ADサーバーやLDAPサーバーのイメージが近い。
 ・グループ:ユーザーをまとめるグループ。
 ・ユーザー:ユーザー。ユーザーが何かしらの権限を得るためには、権限を付与されたグループに属する必要がある。
 ・ポリシー:特定のグループ/対象に権限を与えるために記載するルール。
 ・各コンポーネントの関係性についてイメージでお伝えします(下記ご参照ください)。
2:Rootドメインのみに存在するグループ(推測):契約管理ができる。権限移譲にはSRが必要。

1:使われている言葉について

契約後、ユーザ管理を考えるうえで、最初に知っておきたい言葉(コンポーネント)について記載します。

Tenancy(テナンシ)

OCIでは、請求アカウント単位のイメージが近いようです。
そのため、OCIアカウント=テナンシ のイメージが近い形になります。
テナンシーの中に、各コンポーネント(後述のコンパートメントなど)が含まれる形になります。
※企業によっては、複数のテナンシーを一括管理するような場面が現れますが、より高度な話になりますので、今回は、単一テナンシーに絞って記載します。

こちらは、ほかのクラウドサービスの場合、例えばAWSでは、アカウントに近いイメージとなります。Azureでは、テナント+最初のサブスクリプションのイメージが近いかもしれません。
そのため、「OCIでは、テナンシ=契約者が管理する環境全体」のイメージの方が近いと思います。
イメージ図としては、以下になります。
※契約形態によって順番が前後する場合があります。図は、PAYG(Pay As You Go)の場合です。
image.png

ちなみに、AIに契約形態を分かりやすくまとめてもらうと、下記のようになるようです。
image.png

コンパートメント

1つのテナンシの中に作成する、箱のイメージになります。
VM等を管理する際に紐づける箱(またはグループ)と捉えれば分かりやすいかもしれません。
※グループと混同しやすいため、ここでは箱と記載します。

OCI上のVMやストレージなどは、必ず、1つのコンパートメントに属するルールがあるため、このルールを利用して、管理者の範囲を定めたり、コスト管理することもできます。

最初は、ルートコンパートメントが払い出され、そこに属する形となります。
また、コンパートメントの中に子供のコンパートメントを作ることもできます。

簡単な例え方をすると、以下のようなイメージでも良さそうです。
テナンシー = 会社まるごと入っている「ビル」
コンパートメント = ビルの中の「部屋」(開発室、本番室、営業部の部屋など)

イメージ図は以下になります。
image.png

ドメイン

ドメインは「ユーザーと認証方式をまとめて管理する領域」です。
1つのテナント内に複数のドメインを作り、「社内ユーザー用」「外部委託用」のようにセキュリティポリシーを分けることができます。イメージしやすいのは、ADサーバーやLDAPサーバーのイメージが近いと思います。Windows技術者だと1つのドメインコントローラ、Linux技術者だと1つのLADPサーバでしょうか。

実際の運用では、「このコンパートメント(例:本番環境)で使うユーザーは、このドメインのユーザーだけ」「このコンパートメントにはこのドメインのポリシーを適用」という形で紐づけて考えます。つまり、コンパートメントが「どのリソースをまとめる箱」だとすると、ドメインは「その箱に入れることを許された人・認証ルールのセット」です。

主な利点は、セキュリティを分けやすいことです。
例えば、本番用コンパートメントには厳しいパスワードポリシーのドメインを使い、一部の外部業者には別ドメイン+限定コンパートメントだけアクセスさせる、などができます。

実運用のイメージだと、管理責任の分離がありそうです。
認証やユーザー管理はドメイン管理者、リソースの作成や運用は各コンパートメントの管理者、と役割を分けて運用できます。

まとめると、
コンパートメント = 「部屋」
ドメイン = 「その部屋に入るための社員証の発行窓口」
になりそうです。

イメージは下図の通りになります。
image.png

ユーザー

文字の通り、ユーザーとなりますが、ドメイン内で管理される形になります。
実際に使用するには、何かしらのグループに所属し、そのグループの権限を得る必要があります。

イメージとしては以下になります。
image.png

グループ

契約直後には、AdministratorsとAll Domain Usersがあります。
ユーザーは、これらのグループに所属することで、ユーザグループの権限を使用することができます。ドメインごとにユーザグループは設定されており、ユーザグループに紐づけ(アタッチ)されたポリシーによって、権限が決まります。

イメージとしては以下になります。
image.png

ポリシー

グループや、VMなどのコンポーネントに、”何を許可するか”を指定することができるルールになります。
OCIの全体ポリシーとして、最初は、必要最小限の許可のみが設定されているため、その他は、全て拒否される環境となります。そのため、”何に対して、何を許可するか”を記載する形をイメージ頂くとよいと思います。

ポリシーの特徴

・ポリシーの継承
親のコンパートメントにアタッチされたポリシーは、子供のコンパートメントに継承されます。
下記がイメージになります。
image.png

なので、上記図の場合、compartment_01にポリシーをアタッチすると、compartment_01-01のみに継承される形になります。

2:Rootドメインのみに存在するグループ(推測)

※こちらは推測になります(存在確認が取れた際には、こちらの注釈を削除いたします)

契約時に作成された、最初のAdministratorsユーザーですが、このユーザにのみ存在する権限が、契約管理系の権限になります。そのため、契約管理系のグループがないと、実質、最初のAdministratorsユーザーのみが、契約管理ができることの説明がつきません。。。

この問題に直面するのは、恐らく、OCIの環境自体の管理者を変更する際に、もしくは、契約管理を実施するユーザ自体の変更が必要になった際に遭遇する形になります。

通常はこのユーザグループは表示されていないため、環境全体の管理者(契約管理も含む)の変更が必要になった際には、SRの申請が必要になります。
※最初のAdministratorユーザを削除する際などは、全権限を新管理者へ移譲する必要があり、契約管理系の権限や、その他、細かい権限の移譲が必要になります。必ずSRを申請し、指示に従ってください。

以下、想定しているイメージです。
image.png

利用開始する際に、色々疑問がわくと思いますし、
クラウドなどの仕組みは、ドキュメントからは見えてこない部分もあり、いざという時に、あれっ???て思ううことが多々あると思います。
何か困ったことがあれば、お気軽にご返信ください。
BEになりますが、なるべく早く返せればと思います。

今後も、少しずつですが、参考になるような記事を投稿したいと思います。
よろしくお願いいたします。

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?