はじめに
この投稿はモダンデザインで使用可能なパッケージExcel ModernのアクティビティをStudioで使用してみた第2弾となります。
今回は「最初/最後のデータ行を検索」アクティビティを使用してみたいと思います
実行環境は以下の環境で行っております
UiPath Studio 2021.10.4 (Community License、UIAモード:モダンデザイン)
■最初/最後のデータ行を検索
(UiPath.Excel.Activities.Business.FindFirstLastDataRowX)
このアクティビティは指定したシートや範囲のデータ開始行やデータ最終行or最初の空白行を取得してくれます。
今回は一覧.xlsxというファイルの3月シートのデータ開始行・データ最終行を取得していきたいと思います。
①「Excelプロセススコープ」もしくは、「単一の Excel プロセス スコープ」内に「Excelファイルを使用」アクティビティを設置します。
②「Excelファイルを使用」アクティビティに読み込みを行うExcelファイルのパスを指定します。
③「Excelファイルを使用」アクティビティ内の実行へ「最初/最後のデータ行を検索」を設置します。
④ソース(参照先範囲)の設定を行います。
ソースの右端の+マークを押してExcel⇒シート名の順番に選択します。
※今回はシート名指定を行いましたが、範囲指定など細かく指定も出来ますので試してみてください。
先頭行をヘッダとするがデフォルトで設定されているため、
先頭行をヘッダーとして設定したくない場合はチェックを外してください。
⑤次は列名を指定します。
ここには開始行・最終行を取得したい列名を設定します。
今回は参照先の列名として表の注文日を設定しています。
⑥次に最後の行として設定項目を指定します。
データ最終行か最初の空白行か、取得したい内容によって指定内容を設定します。
※デフォルトは「入力されている最後の行」となっています
・データの最終行を取得したい⇒「入力されている最後の行」
・最初の空白行を取得したい ⇒「最初の空の行」
⑦次に取得した結果を格納する変数を設定します。
今回は両方取得したいので両方に変数を設定しています。
・開始行を取得したい場合は「最初の行の番号を保存」に変数を設定
・最終行を取得したい場合は「最後の行の番号を保存」に変数を設定
ここまでで最初/最後のデータ行を検索アクティビティの設定は完了です。
⑧最後に取得した結果を確認してみましょう。
今回は出力結果を確認するためにメッセージボックスに結果を出力しています。
それでは実行してみましょう!
正しくデータの開始行・最終行が取得出来ています。
因みに設定を「最初の空の行」に変更して実行すると以下の様な結果となりました。
#おわりに
今回は「最初/最後のデータ行を検索」」について記載いたしましたがいかがでしたでしょうか。
他のアクティビティにも順次触れていこうと思います。
閲覧いただき有難うございました。