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第十五話:Webサイトは「看板」から「基幹システム」になった。だからこそ、作る側も進化しなければならない。

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Last updated at Posted at 2026-08-12

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第十五話:Webサイトは「看板」から「基幹システム」になった。だからこそ、作る側も進化しなければならない。

fuSenの開発から少し離れて、今回はWeb制作を20年やってきて感じている、大きな変化の話を書きたい。

Webサイトの役割は、この20年で、まったく別のものになった。


昔、Webサイトは「お店の看板」だった

自分がこの仕事を始めた頃、Webサイトの役割はとてもシンプルだった。

会社名、住所、電話番号、メールアドレス。それが載っていれば十分だった。言うなれば、イエローページのWeb版のようなものだ。※イエローページと言って分かる人もたぶん少なくなったと思うが・・・

「うちもホームページ持ってるよ」

それだけで、「お、進んでるね」と言われる時代だった。Webサイトは、会社の存在を示す「看板」に過ぎなかった。

情報を一方的に掲載するだけ。訪問者はそれを見るだけ。それ以上でも、それ以下でもなかった。


今、Webサイトは「機能」を持っている

それが、今はどうだろう。

Webサイト上で、見積もりができる。商品が買える。料金のシミュレーションができる。予約が取れる。

Webサイトそのものが、「機能」を持つように進化した。

さらに、APIで社内の基幹システムとつながって、リアルタイムの在庫数を表示したりもする。YouTubeをはじめとする各種SNSが登場し、それらを統合するプラットフォームとしての役割も持つようになった。

もはやWebサイトは、単なる看板ではない。

会社の業務そのものを動かす、基幹システムの一部になっている。

サイトが止まれば、注文が止まる。予約が受けられなくなる。業務が止まる。それくらい、Webサイトの重要性は格段に上がった。


だから、作る側も進化しなければならない

Webサイトの役割が変わったということは、それを作る側にも、当然変化が求められる。

昔のように、情報を並べたページを作るだけでは、通用しない。

見積もりシステムを作るなら、その裏側のロジックを理解しなければならない。基幹システムと連携するなら、APIの知識が必要になる。決済を組み込むなら、セキュリティにも詳しくなければならない。

もちろん、今でも簡単なランディングページや看板的なサイトなら、WixやJimdoでちゃちゃっと作れる。それはそれで、いい時代になったと思う。

でも、クライアントの「これがやりたい」に本気で応えようとすると、制作側はどんどん専門的にならざるを得ない。

「ホームページを作る」という言葉の意味が、20年前とはまったく違うものになっているのだ。


AIを取り入れなければ、仕事がなくなる

そして、この「進化しなければならない」という流れの延長線上に、AIがある。

制作にAIを取り入れていかなければ、これからの時代、仕事はなくなっていく。

そう言うと厳しく聞こえるかもしれない。でも、これは脅しでも煽りでもなく、20年間この業界の変化を見てきた自分の、実感としての結論だ。

かつてWebサイトが看板から基幹システムへと進化したように、制作の手法もまた、AIを前提としたものへと変わっていく。その変化に乗れるかどうかが、これからの制作者の分かれ道になる。

自分がfuSenを作ったのも、その変化に自分から飛び込んでみたかったからだ。

コードが書けないWebディレクターが、AIと組んで世界初の機能を持つツールを作れた。これは、AIを取り入れることで、自分の可能性が大きく広がった証だと思っている。


変化を、恐れるより、楽しむ

20年間、Webの世界は変わり続けてきた。

看板から、機能へ。機能から、基幹システムへ。そして今、AIとの共創へ。

この変化のスピードは、これからさらに加速していくだろう。

正直、大変だ。学ぶことは尽きないし、昨日の常識が今日には古くなる。

でも、自分はこの変化を、恐れるよりも楽しみたいと思っている。

新しい技術が出てくるたびに、できることが増える。クライアントの「やりたい」に応えられる幅が広がる。そして時には、fuSenのように、自分の手で新しいものを生み出すこともできる。

Webサイトが看板だった時代から、基幹システムの時代へ。その全部を見てきた自分だからこそ、次の変化も、面白がって受け止めていきたい。

Webディレクターという仕事は、これからも、もっと面白くなっていくはずだ。


次回:初めてベータユーザーから感想が届いた日。その一言が、どれだけ嬉しかったか。


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