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人は、指でさすとき、どうやって正確な位置を決めているか?(その1)

Last updated at Posted at 2022-12-03

・表示されたターゲットを指でさす
・ターゲットと指の位置にずれがあると、次にやるときに補正しようとする


prism adaptation (2).jpg
暗闇の中で光源を見ていると、あたかも光源が動いているように見えることがあります


thanksgif-maker.gif
どれくらい頭が動いているかを実測したものです。横幅が約1cm、スロー再生しました。


実は、見ている自分自身が動いているのにも関わらず、光源のほうが動いていると錯覚するのです


ただし、いったん光源が止まっているとわかると、もう錯覚は起こりません。

光源は止まって見えます。


tmp.gif

光源がどこにあるか?

それは、見る人が、主観的に決めるものなのです。


さて、プルズム・メガネという、レンズのところにプリズムが入ったメガネがあります。

スライド17.GIF
+印を指さすのは、ふつう、簡単です。


スライド5.GIF
プリズム・メガネをかけると、指差しをしたときに、+印から位置がずれます。


tmp2.gif

ただし、プリズム・メガネをかけていても、だんだん慣れてきて、正しい場所を指せるようになります。


人は、ターゲット(+)と自分の指を見て、ずれ(エラー)を認識すると、

次に指差しをするときに、ずれが少なくなるように、指をさす位置を修正していきます。


エラー修正の方法は、スポーツでも、日常生活でもよく使っています。

ただし、人は、エラー修正以外の方法も使うと言わています。

詳しくは、 12/10頃に公開(その2)へ続きます


<参考>
https://www.researchgate.net/figure/Prism-adaptation-A-By-bending-light-prism-lenses-displace-the-visual-field-in-a_fig1_321814312

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