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【衝撃】TOTOと味の素がNVIDIAを支配している。日本の意外な企業が握るAI半導体7つの急所

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Last updated at Posted at 2026-02-19

「AIの最も重要なインフラ層は、トイレ・味の素・窓ガラスを作っている企業が支配している」

2026年2月17日、活動家投資ファンドのPalliser Capitalが日本のトイレメーカーTOTOに書簡を送り、こう宣言した。

「TOTOはAIメモリ半導体の最も過小評価された受益者だ」

...トイレの会社が?

株価は2026年だけで**+40%上昇。ゴールドマン・サックスが格上げした日には1日で+10%**跳ねた。

これはジョークではない。そしてTOTOは氷山の一角に過ぎない。

NVIDIAの決算説明会ではGPUの性能が語られるが、そのGPUの中身はトイレメーカーや調味料メーカーと同じ会社が作っている。これが2026年の半導体産業の実態だ。

結論から言うと

NVIDIAのGPUを作るのに絶対に必要な素材の多くを、日本の意外な企業が独占的に供給している。ABF基板の95%、EUVフォトレジストの95%、シリコンウェハの60%超。代替手段はほぼない。

つまり、AIブームの本当のボトルネックはシリコンバレーではなく、日本の北九州や川崎にある

この記事では、AIエンジニアなら知っておくべき「日本企業が握るAI半導体の急所」を7つ紹介する。

以下の技術依存図がSNSでバズっている。「現代のテクノロジーはすべて日本の味の素とトイレに依存している」という衝撃の構造だ。

バズった技術依存図 — 全てのAIインフラが日本企業に繋がっている
出典: @kanavtwt / @TweetingTweet01


1. TOTO — トイレ技術がAIメモリチップを作っている

TOTOと聞けばウォシュレットだろう。しかし実は、あなたのSSDの中にもTOTOの技術が入っている。TOTOの営業利益の40%以上は半導体部門から来ている。

何を作っているのか?

静電チャック(Electrostatic Chuck / ESC) — 半導体製造の極低温エッチング工程で、シリコンウェハを固定するセラミック部品だ。

【3D NANDメモリの製造工程】

シリコンウェハ
    ↓
200層以上の積層
    ↓
極低温エッチング(-100℃以下)  ← ここでTOTOのチャックが必須
    ↓
超微細な穴を200層貫通させる
    ↓
3D NANDチップ完成(あなたのSSDに入っている)

なぜTOTOなのか?

衛生陶器を「汚れない・割れない・均一な品質」で焼く技術と、半導体チャックを「極低温で歪まない・汚染ゼロ・温度均一」で焼く技術は本質的に同じセラミクス焼結技術だ。

つまり、衛生陶器を完璧に焼ける会社だけが、半導体チャックも完璧に焼ける。TOTOの創業は1917年。100年以上かけて磨いたセラミクスの知見が、そのままAI時代の競争優位になっている。

これは日本の「ものづくり」の本質を表している。派手なイノベーションではなく、一つの技術を何十年もかけて極限まで磨き続ける執念。シリコンバレーのスタートアップには真似できない、時間そのものが参入障壁になっている。

技術的ポイント: TOTOの静電チャックは、Lam Researchの極低温誘電エッチング装置のドミナントサプライヤー。3D NANDの層数が増えるほど(現在200層→将来500層以上)、極低温エッチングの需要は爆発的に増える。Palliser Capitalは「5年間の技術的モート」があると分析している。

2. 味の素 — MSGの研究がGPUの絶縁基板を生んだ

味の素(Ajinomoto)のグローバル市場シェア:95%

何の? うま味調味料ではない。ABF(Ajinomoto Build-up Film) — ほぼ全ての高性能GPUに使われている絶縁基板材料だ。

家庭の食卓でおなじみの味の素が、NVIDIAの$2,000のGPUにも入っている。アミノ酸研究から生まれた技術が、AI半導体の根幹を支えているのだ。

【GPU/AIチップの構造(簡略図)】

    ┌─────────────┐
    │   GPUダイ     │  ← NVIDIAが設計
    ├─────────────┤
    │   ABF基板     │  ← 味の素が95%独占
    ├─────────────┤
    │   PCB基板     │
    └─────────────┘

なぜ味の素なのか?

アミノ酸の研究で培った有機化学の技術が、半導体の絶縁フィルムに転用された。ABFはチップとパッケージ基板を接続する層間絶縁材で、高周波信号を通しつつ電気的干渉を防ぐ。

2021年の教訓: 半導体不足には複数の要因があったが、見落とされがちな主要ボトルネックの一つが味の素のABF基板だった。Intel・AMD・NVIDIAの幹部がBloombergに対し、ABF基板の不足が出荷を妨げていると認めている。ファブ能力は回復しても、パッケージング材料が追いつかないという構造的問題が露呈した。

味の素は2030年までにABF生産能力を50%増強する計画(投資額250億円)を発表しているが、需要の爆発に追いつけるかは未知数だ。

味の素の創業は1909年。東京帝国大学の池田菊苗博士が昆布から「うま味」を発見したことに始まる。そこから110年以上にわたるアミノ酸・有機化学の基礎研究の蓄積が、GPUの絶縁基板という全く予想外の分野で花開いた。基礎研究を地道に続ける日本の企業文化がなければ、ABFは生まれなかった。

3. 信越化学 & SUMCO — シリコンウェハの60%を2社で支配

AIチップの原料であるシリコンウェハ。信越化学とSUMCOの日本2社だけで世界シェアの約**60%**を占め、他の日本メーカーを含めると圧倒的なシェアとなる。

企業 製品 世界シェア
信越化学 シリコンウェハ ~35%
SUMCO シリコンウェハ ~25%
日本2社合計 ~60%

世界上位10社で市場の約87%を占める寡占市場だが、その頂点に日本の2社が立っている。ウェハがなければ、TSMCもSamsungもIntelも1枚のチップも作れない

信越化学が半導体用シリコンの研究を始めたのは1960年代。半世紀以上にわたる結晶成長技術の改良が、ナノメートル単位の不純物管理を可能にした。この精度は一朝一夕では到達できない。

4. JSR & 東京応化 — EUVフォトレジストの95%を支配

EUV(極端紫外線)リソグラフィで使うフォトレジスト。最先端の3nm・2nmプロセスに必須のこの化学薬品について、日本企業はフォトレジスト市場全体で70%超、最先端のEUVレジストに限れば**約95%**を供給している。JSRと東京応化工業(TOK)がその中核だ。

【半導体リソグラフィ工程】

EUV光源(ASMLの装置)
    ↓
フォトマスク
    ↓
フォトレジスト(EUV用は日本製95%)  ← ここが日本の独占
    ↓
ウェハに回路パターンを転写

2019年に日本が韓国へのフォトレジスト輸出規制を発動した際、Samsung・SKハイニックスのメモリ生産が深刻な打撃を受けたのは記憶に新しい。

5. AGC & 日本電気硝子 — ガラス基板という次の戦場

ABFの代替候補として注目されるガラス基板。IntelやAMDが次世代パッケージング技術として研究を進めているが、高品質な半導体用ガラスを量産できるのはAGC(旧・旭硝子)と日本電気硝子がトップランナーだ。

つまり、ABFの次の技術でも日本勢が先行している。窓ガラスから始まった技術が、半導体の未来を切り拓く。日本企業の強みは、一見関係のない分野の知見を転用する応用力にもある。

6. 日本が握る重要素材の数々

Gaurab Chakrabarti氏(Solugen CEO)のツイートが話題になっている通り、日本は半導体に必要な多数の重要素材で高いシェアを持つ。以下はその代表例だ:

カテゴリ 主な日本企業 用途
シリコンウェハ 信越化学、SUMCO チップ基材
フォトレジスト JSR、東京応化 回路パターニング
ABF基板 味の素 GPU絶縁層
CMP研磨剤 フジミインコーポレーテッド ウェハ研磨
高純度フッ化水素 ステラケミファ エッチングガス
セラミックチャック TOTO ウェハ固定
フォトマスクブランクス HOYA 回路原版
スパッタリングターゲット JX金属 薄膜成膜

7. 「じゃがいも王がMicronを作った」の法則

Bearly AIが指摘した面白い歴史がある。

1967年、マクドナルド創業者レイ・クロックと握手一つで冷凍フライドポテトの独占供給契約を結んだ「じゃがいも王」J.R. Simplot。彼が1980年にMicron Technologyに100万ドルを出資して40%の株式を取得し、今日のメモリ半導体帝国の基礎を作った。

トイレ → AIチップ。味の素 → GPU。じゃがいも → メモリ。

テクノロジーの歴史は、伝統産業の技術が最先端の産業を支える構図の繰り返しだ。


なぜ「日本」なのか — ものづくり大国の底力

ここまで読んで、一つの疑問が浮かぶはずだ。なぜ他の国ではなく日本なのか?

答えは3つある。

1. 長期的な基礎研究への投資
味の素のABFはアミノ酸研究の副産物、TOTOのチャックはセラミクス研究の応用だ。いずれも短期的なROIでは正当化しにくい基礎研究から生まれた。日本企業には「すぐに儲からなくても、技術を磨き続ける」文化が根付いている。

2. 素材科学における暗黙知の蓄積
半導体素材の製造は、論文やマニュアルだけでは再現できない。焼成温度の微妙な調整、不純物管理のノウハウ、品質検査の勘所 — こうした暗黙知が数十年分の経験として社内に蓄積されている。中国やアメリカが巨額の投資で追いかけても、この暗黙知の壁は簡単には超えられない。

3. 「部品屋」を尊ぶ産業構造
シリコンバレーでは完成品メーカーやプラットフォーム企業が花形だ。しかし日本では、素材・部品メーカーが産業の根幹として正当に評価されてきた。この産業構造が、目立たないが不可欠な技術への人材と資本の集中を可能にしている。


AIエンジニアが知っておくべき3つのこと

1. サプライチェーンリスクは「コード」の外にある

あなたが書いたAIモデルが動くGPU。そのGPUの製造は、日本の数社の素材メーカーに完全に依存している。地政学リスクや自然災害で供給が止まれば、クラウドGPUの価格は一夜で数倍になる

2. 「日本はAIで遅れている」は半分しか正しくない

ソフトウェア層では確かに米中に遅れている。しかしハードウェアのサプライチェーン層では、日本は世界で最も重要なプレイヤーだ。NVIDIAの$3兆の時価総額は、日本の素材メーカーなしでは存在し得ない。

考えてみてほしい。OpenAIがどれほど優れたモデルを作っても、それを動かすGPUは日本の素材なしには製造できない。AIの頭脳を設計するのはアメリカだが、AIの身体を作っているのは日本だ。しかもその「身体」は5年〜10年の技術的モートで守られている。

3. 次の「味の素」を見つけろ

TOTOの株価が40%上がったように、AI時代の本当の勝者は意外な場所にいる。セラミクス、化学素材、精密ガラス — これらの知られざる技術がAIの未来を左右する。


まとめ

  • TOTO(トイレ): 極低温エッチング用セラミックチャックでAIメモリ製造を支配
  • 味の素(MSG): ABF絶縁基板でGPU製造の95%を独占
  • 信越化学 & SUMCO: シリコンウェハの60%を2社だけで供給
  • JSR & 東京応化: EUVフォトレジストの95%を日本勢が供給
  • 日本全体: 半導体重要素材の多くで過半数シェア
  • 2021年の半導体不足の主要ボトルネックの一つが味の素のABF基板だった
  • AIインフラの最重要レイヤーは、日本の意外な企業が握っている

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「この企業もAI半導体に関係している」という情報があれば、ぜひコメントで教えてください。

参考リンク

Activist Palliser takes stake in toilet maker Toto in AI play - The Japan Times

Japanese toilet maker 'the most undervalued and overlooked AI memory beneficiary' - Tom's Hardware

Ajinomoto Build-up Film (ABF) Innovation Story

Suddenly Toto's most valuable business isn't toilets, but chipmaking ceramics - TechSpot

Palliser Capital Publishes Value Enhancement Plan for TOTO - BusinessWire

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