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WSLでAlpineLinuxをインストール

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Last updated at Posted at 2026-02-07

はじめに

WSLでディストリビューションをインストールするには

Console
PS> wsl -l --online

で出力されたものから選ぶの定石だが、あいにくAlpineLinuxはここには出てこない。

ちょっぴり手間ではあるが不可能ではないので、その手順を紹介していく。

手順

1. イメージのダウンロード

AlpineLinuxのダウンロードページに遷移して、Mini root filesystemの中からインストールするコンピュータのアーキテクチャに適合するイメージをダウンロードする。
多くの場合で、x86_64を選べば間違いない。

2. インストール

wslコマンドでインポートすることでインストールできる。

Console
PS> wsl --import [ディストリビューション名] [インストール先ディレクトリ] [イメージパス]

ディストリビューション名は自分がわかりやすい名前をつければよい。
インストール先ディレクトリは、インストール後にvhdxファイルが作成される場所。
イメージパスは、ダウンロードしたイメージファイルを指定する。

インストール自体はこれで完了。

3. 設定 (オプション)

ここからは自分好みにカスタマイズしていく。
インストールしたAlpineLinuxを一度起動すると、WindowsTerminalの設定(Profiles)に表示されるようになるので、AlpineLinuxを選択する。

1. 名前

インストール時につけた名前を変えたい場合はここで修正する。

2. 開始ディレクトリ

起動時にいるディレクトリを指定する。通常はホームディレクトリで問題ない。

3. アイコン

好きなアイコンに変更できる。デフォルトのペンギンアイコンはあまり可愛くない…。

4. タブタイトル名

起動時のタブに表示される文字列を指定する。

5. その他

他はデフォルトのままでよい(と思う)。

4. ログインユーザーの変更 (オプション)

インストール直後はrootユーザでログインするが、一般ユーザでログインしたい方もいるかもしれない。そんな方のためにログインするユーザを変更していく。

1. sudo / doasをインストール

rootユーザにはパスワードが設定されていないので、一般ユーザでログインするようになるとroot権限で動けなくなる。これを防ぐために以下の選択肢がある。
sudoコマンドを使う
以下のコマンドを実行し、「# %wheel ALL=(ALL:ALL) NOPASSWD: ALL」(128行目あたり)のコメントをはずす。

Shell
# apk add sudo && visudo

doasコマンドを使う
sudoの代替としてdoasコマンドがある。これをインストールしてもよい。

Shell
# apk add doas && echo "permit nopass :wheel" > /etc/doas.conf
2. AlpineLinuxでユーザを作成

まずはログインするためのユーザを作成する。ここではalpineという名前で作成する。

Shell
# adduser -h /home/alpine alpine
# addgroup alpine wheel

ひとつめのコマンドでalpineユーザを作成し、ふたつめのコマンドでalpineユーザをwheelグループに参加させている。これはsudoまたはdoasを使えるようにするため。

3. wsl.confを作成

AlpineLinux内の /etc/wsl.conf に以下の設定を行う。

/etc/wsl.conf
[user]
default = alpine
4. WSLを再起動

WSLを一度停止してから、AlpineLinuxを起動しなおす。

Console
PS> wsl --shutdown

以上でalpineユーザでログインできるようになる。
root権限で何かをしたい場合は、以下のように実行できる。

Shell
$ sudo apk update # sudoで一度だけroot権限で実行したい場合
$ sudo su -       # sudoでrootユーザになりたい場合
$ doas apk update # doasで一度だけroot権限で実行したい場合
$ doas su -       # doasでrootユーザになりたい場合
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