はじめに

本コードはPython3およびiOS版アプリPythonista3を用いて、iPhone版GoogleMapAppの住所の部分をコピペしたものから、郵便番号を抜き取るものです。

GoogleMapの住所部分をクリップボードにコピー
iOSの場合はPythonista3を起動
本コードを実行
クリップボードに「住所」のみコピー
Pythonista3のコンソールに「郵便番号[改行]住所」を出力

という趣旨です。

用途

例えばiOSアプリ「乗換案内」の住所検索では郵便番号が入っている場合に、正常に検索してくれません。そのためGoogleMapアプリの目的地（あるいは出発地）から住所をコピペした後で、本コードを実行し、その後「乗換案内」にペーストして、住所タブを選択することで、郵便番号を削除する手間を省くといった利用方法があります。
（というか、そのためだけに作りました……）

前準備

Pythonista3は有料です。iOSでお使いの場合は別途お買い求めください。

ソースコード

google_address_V2.py

import sys

# クリップボードモジュール振り分け
try:
    import clipboard #Pythonista3用
    def copy_text_to_clipboard(text):
        clipboard.set(text)
    def paste_text_from_clipboard():
        return clipboard.get()
except ImportError:
    import pyperclip #Python3用
    def copy_text_to_clipboard(text):
        pyperclip.copy(text)
    def paste_text_from_clipboard():
        return pyperclip.paste()

# GoogleMap住所変換機能の本体
class ImportURL:  # クリップボードを取得するクラス
    def __init__(self):
        self.in_text = paste_text_from_clipboard()

class CaseAddress:  # 住所判定クラス
    def __init__(self, in_text):
        self.in_text = in_text
    
    def process(self):
        if '〒' in self.in_text[:2]:
            url = self.in_text[:9]
            text = self.in_text.replace(url, '')
            address = text.translate(str.maketrans({chr(0xFF01 + i): chr(0x21 + i) for i in range(94)}))
            address = address.replace('−','-')
            address = address.lstrip()
            url = url.replace('〒','')
            copy_text_to_clipboard(address)  # クリップボードに住所を設定
            address = address.replace(' ','\n')
            print(url)
            print(address)

# 実行部分
if __name__ == '__main__':
    importURL = ImportURL()
    in_text = importURL.in_text  # クリップボードからテキストを取得
    caseAddress = CaseAddress(in_text)
    caseAddress.process()  # 住所処理を実行

終わりに

クリップボードに貼付後、変換後の文章がコンソールに表示されます。