はじめに
マスタデータ(情報)とは、企業活動のベースとなる取引先、サプライヤー、品目、勘定科目等を指すもので、これが無ければ、ビジネスを遂行することはできません。
それらマスター情報を一元管理する為の仕組みとして、マスターデータ管理(MDM)があります。そこから、SaaSアプリ、ERP、CRMへマスター情報を流しこんで統一ID加えたり、イニシャルマスタとして利用することで、来る、AI時代の業務プロセス・処理がシームレスに回すことが可能になります。
“360アプリ”とは…?
インフォマティカ・マスターデータ管理(MDM)には、“360アプリ”というものがあります。例えば、Customer360、Product360等と呼ばれているものです。
これらアプリは、マスター情報を登録、変更や検索するときに利用すると共に、承認処理等でガバナンスを効かせた管理運用を可能にするための業務担当者向けのユーザーインターフェースとなっています。
“360アプリ”のダッシュボードについて
さて、360アプリを開くと、トップページのとして「ダッシュボード」というものが表示されますが、皆様、これを利活用されていますでしょうか?
このダッシュボードが意図する目的とは…
ビジネスの肝となる大切な情報をマスタ情報管理を担う方々に、今のマスター「状態・品質・業務指標」をグラフ化によって可視化して、直感的に把握できるようにすることが目的で、ダッシュボードがトップページに配置されています。さながら、司令部の統合作戦本部のモニターのような役割をしています。
2種類(既成とカスタム)のダッシュボードがあります。
- マスタの状態を把握することが目的(※2025年4月リリースでダッシュボードが共有できるようになりました!)
- 名寄せ設定を把握することが目的(『一致分析と説明可能性ダッシュボード』)
今回、ご紹介したいダッシュボードは、名寄せに関係している 『一致分析と説明可能性ダッシュボード』 と呼ばれるものです。
これは、2025年7月に初回リリースされ、10月に機能追加リリース された、新たな既成のダッシュボードで、なかなか便利なものになっています。
これまで、名寄せ(マッチ&マージ)に関しては、ブラックボックス化されていて、名寄せ候補を抽出する為の『一致(マッチ)』設定が妥当なものになっているか判断する情報が見えませんでした。そのような状況を解消してるれるのが、このダッシュボードになります。
『一致分析と説明可能性ダッシュボード』の設定方法
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(Business360コンソール)『グローバル設定』→『レポートとダッシュボード』タブを開き、2つのボタンを有効化します。加えて、対象とするビジネスエンティティを登録します。

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(Business360コンソール)想定した結果出ない場合で、リトライする場合には、「一致とマージ」ジョブ(一致したレコードの照合をリセットする)を設定して、リセットします。

まとめ
これまでは、コンフィグした「一致とマージ」の設定が期待した結果であるかを判断する術がありませんでしたが、これらのレポート群の結果を元に、正解である手持ちのデータと照らし合わせて確認、若しくは、再調整が必要であるかを判断できるようになりました。
【参照情報】
※詳細は、Informatica Networkのオンラインドキュメント の 『Master Data Management Cloud』(Match Analysis and Explainability dashboard) 欄をご覧ください。
今回のダッシュボードの紹介は、以上となります。
参考になりましたら、幸いです。
ありがとうございました。









