Claude TagでSlack要望を集約、漏れを戻せる依頼文
8月28日、AnthropicはClaude Tagの社内例を公開しました。Slack横断では約20通りの検索で24件ほどを拾い、元の依頼へのリンクも残しています。公式記事
真似したいのは、検索の速さより「元スレッドを捨てない」ことです。機能リリースの連絡先は、要約だけでは使えません。誰が、どの顧客のために、どの会話で言っていたかへ戻れないと、通知の優先順位を決められません。
今朝、公式の依頼文を読み直して、出力例を先に渡す点が気になりました。引き継ぐ仕事なら、必要な列を先に固定した方が安全です。
Claude Tagへ渡すSlack要望の依頼文
Claude Tagは、権限を付与されたチャンネルとドキュメントだけを読めます。対象チャンネルを決め、次の文をスレッドに貼ります。[機能名] と日付だけ差し替えれば使えます。
@Claude
[機能名] を求めた顧客・担当者の一覧を作ってください。
探す場所: #sales、#product-feedback、#support の 2026-07-01 以降
一致条件: 顧客名または商談名があり、[機能名] が欲しい理由か利用場面が書かれている投稿
出力: 1行ごとに「顧客名 / Slack担当者 / 要望の要約 / 元スレッドURL / 次に連絡する人」を表で返す
重複: 同じ顧客の同じ要望は1行にまとめ、URLはすべて残す
不明: 顧客名・担当者・元URLのどれかが取れない行は、推測せず「要確認」と書く
除外: 雑談、社内だけの仮説、顧客が特定できない投稿
依頼は、次の4つを一緒に渡すと崩れません。
「一致条件」がないと、機能名をたまたま口にした投稿まで混ざります。「元スレッドURL」がないと、要約の言い回しを後から確かめられません。特に最後の「要確認」は大事です。空欄をもっともらしく埋められるより、連絡前に人が止まれる方がましです。
一度目の結果をそのまま使わない
一覧が出たら、続けてこれを返します。
@Claude
今の一覧を検査してください。
各行について元スレッドを開き、顧客名・要望内容・Slack担当者が確認できるかを判定してください。
確認できない項目は「要確認」に戻し、同じ顧客で別の担当者が要望していた行は統合せず併記してください。
追加・修正・削除があった行だけ、理由と元スレッドURLを付けて返してください。
初回は10件を照合します。検索対象や一致条件がずれていれば、全件を直す前に依頼文を直せます。公式の事例でも、アクセスできないフィードバックハブはSlack上の参照から補い、後の確認で課題が追加されました。検索結果は連絡リストの下書きです。
で、現場でどう使うか
SlackでAIに頼むと、要約が早く出るぶん、そのまま連絡してしまいがちです。でも機能リリースの案内では、短い要約より元の会話へ戻れることの方が効きます。顧客、担当者、元URL、要確認。この4列を残しておけば、営業・CS・企画で見ても同じ行から動けます。ここ地味に効きます。