今日、架空の作業記録をPythonで集計したら、提案書は作成だけで22分短縮、確認を含めると3分増でした。原稿が出るまで8分。そこから直すのに25分かかる例です。
僕は、社内に時短の数字を出すなら「そのまま渡せる状態」まで測りたいです。生成が終わった時刻で切ると、確認担当に移った仕事が表から消えるんですよね。
Q. Claude Smart reportsで何が見えるようになった?
Anthropicは2026年10月28日、Claude Enterprise向けにSmart reports、アプリ内アンケート、グループ共通予算の一般提供を発表しました。公式発表によると、Smart reportsは会話のサンプルを分析し、業務の種類、費用、成果物、つまずいた箇所を整理します。
費用と仕事を並べて見られるのは助かります。「何分減った」と報告するなら、完了条件もそろえたい。
ここからは独自の集計例です。製品の操作や集計精度は未検証。数字は計算確認用の架空データです。
Q. 確認時間を足すと、どのくらい変わる?
単位は分です。「従来」は人が作成して確認を終えるまで。「生成まで」は指示の準備や再生成も含み、「確認」は出典の照合や手直しです。別の担当者の確認時間も足します。待ち時間は含めず、手を動かした時間を比べます。
| 業務 | 従来 | 生成まで | 確認・手直し |
|---|---|---|---|
| 提案書 | 30 | 8 | 25 |
| 案内メール | 20 | 5 | 3 |
| 新しい分析 | 未記録 | 12 | 8 |
提案書と案内メールの2件だけなら、従来は計50分。生成までの13分を引くと、37分の削減に見えます。確認の28分も含めると、完了まで41分。削減は9分です。
提案書は3分増、案内メールは12分減。
合計の9分だけでは、提案書の手直しが埋もれます。業務ごとの差も残したい。僕ならまず、確認25分の内訳を記録します。数字の照合なのか、文章の書き直しなのかで、準備する資料も変わりますから。
Q. この計算を手元で再現するには?
Python 3.14.8で実行しました。標準ライブラリだけで動きます。コード内のCSVをそのまま使えます。
import csv
from io import StringIO
sample = """task,before_min,draft_min,check_min
提案書,30,8,25
案内メール,20,5,3
新しい分析,,12,8
"""
before_total = after_total = 0
for row in csv.DictReader(StringIO(sample)):
if row['before_min'] == '':
print(f"{row['task']}: 比較対象外(従来時間なし)")
continue
before = int(row['before_min'])
after = int(row['draft_min']) + int(row['check_min'])
before_total += before
after_total += after
print(f"{row['task']}: 完了まで{after}分 / 削減{before - after:+d}分")
print(f'比較できた業務の合計: {before_total}分 → {after_total}分')
print(f'合計削減: {before_total - after_total:+d}分')
実行結果です。
提案書: 完了まで33分 / 削減-3分
案内メール: 完了まで8分 / 削減+12分
新しい分析: 比較対象外(従来時間なし)
比較できた業務の合計: 50分 → 41分
合計削減: +9分
DictReaderは先頭行を列名として各行を辞書にします。数値も文字列なので、int()で整数に変えます。csv公式ドキュメントでも挙動を確認しました。入力は「空欄か、0以上の整数」にそろえています。実データでは単位や欠損も点検します。
従来時間がない行は、前後両方の合計から外します。従来を0分とすると、20分の悪化として混ざってしまうからです。新しい分析は成果物と20分の作業時間を別に記録します。今まで作れなかった資料ができた、という効果も残したいので。
社内で入力を頼む表なら列名は日本語にします。checkだけ渡されても、ちょっと困る。
実務では同じ種類・同じ仕上がり基準の仕事を比べ、従来時間の測定日や件数も残します。この2件から部署全体の削減率は出せませんし、9分をそのまま人件費の削減額にも換算できません。
Smart reportsの発表を機に、まず一つの定型業務で「確認完了まで」の記録をそろえるのが僕の使い方です。生成まで速くても手直しが長いなら、入力資料や確認手順から直せます。今後、利用状況の可視化が進むほど、報告する数字の測り方も聞かれると見ています。そのときに、確認時間を含めた作業記録を出せるようにしておきたいです。