はじめに
Shopify のストアを運営していると、「この注文は受けられない」という場面が必ず出てきます。
送料の割に合わない少額の注文、転売目的のまとめ買い、配送できない地域への注文、会員向けに用意した商品を一般のお客様が買ってしまうケースなどです。
こうした注文は、受けてからキャンセルすると、返金の手続きやお詫びの連絡に手間がかかります。
お客様にとっても「買えたと思ったのに取り消された」という残念な体験になります。
いちばん良いのは、注文を確定する前に止めて、理由を伝えることです。
ところが、Shopify の標準の管理画面には「5,000 円未満は注文できない」「この商品は 1 回 2 個まで」のような、条件付きの購入制限を設定する画面がありません。
そのため、多くのストアがアプリを使って、カートやチェックアウトで注文を止めています。
この記事では、
- 注文制限(購入制限)の基本と、業種別の使いどころ
- 導入するメリットとデメリット
- Shopify の標準機能では何が足りないのか
- そして 条件に当てはまる注文をチェックアウトで止められる 5 つのアプリ
をまとめてご紹介します。最初にご紹介する「シンプルチェックアウト注文制限|お手軽購入制限ルール」は、45 種類の条件と設定項目まで詳しく解説します。
他の 4 本は、すべて実際に開発用ストアへインストールして、管理画面を触って確かめた内容を載せています。
注文制限(購入制限)とは?
注文制限(購入制限)とは、カートの中身やお客様の情報が条件に当てはまったときに、注文を確定できないようにする仕組みです。
止めたときは「なぜ買えないのか」「どうすれば買えるのか」をメッセージで伝えるのが一般的です。
業種ごとに、よく使われる制限は次のとおりです。
- 食品・日用品: 送料が割に合わないので最低注文金額を設けたい。冷凍品と常温品を同じ箱で送れないので同梱を禁止したい
- 限定品・人気商品: 転売を防ぐため、1 回の注文で買える個数を制限したい
- 卸売(B2B): 会社としての注文だけを受け付けたい。取引先ごとに購入できる商品を分けたい
- 会員制のストア: 会員タグの付いたお客様だけが特定の商品を買えるようにしたい
- 配送に制約がある商品: 離島や海外など、配送できない地域への注文を止めたい
- 時間や期間で区切る販売: 深夜の注文や、販売期間外の注文を受け付けたくない
Shopify で注文制限を導入するメリットとデメリット
メリット
-
キャンセル・返金の手間が減る
受けられない注文を確定前に止めるので、受注後に取り消す作業が要りません。 -
転売や迷惑な注文を防げる
個数の上限や、特定のメールアドレス・メールドメインからの注文の禁止で、まとめ買いや不正な注文を減らせます。 -
お客様に理由を伝えられる
「あと 1,200 円で注文できます」のように次の行動を示せば、止めた注文を追加購入につなげられることもあります。
デメリット
-
設定を誤ると、正常な注文まで止まる
条件の向きや初期値を間違えると、売上に直結します。保存する前に、テスト注文で必ず確かめる必要があります。 -
お客様の体験を損なうことがある
チェックアウトまで進んでから止められると、理由が分かっていても不満につながります。メッセージの書き方が重要です。 -
止めるのはカートとチェックアウトの段階
この記事で紹介するアプリは、ページの閲覧そのものを制限するものではありません。商品ページを見せたくない場合は別の仕組みが要ります。
Shopify の標準機能だけでは、条件付きの購入制限は作れない
Shopify 管理画面の「設定 > チェックアウト」には「チェックアウトルール」という欄があります。
ただし、ここは アプリが提供するルールを追加して並べる場所 で、ここだけで「5,000 円未満は止める」のような条件を作ることはできません。
同じ画面にある「カートへの追加上限」も、在庫数が見えてしまうのを防ぐための設定で、購入個数の制限とは別物です。
条件で注文を止める仕組みは、Shopify Functions の「Cart and Checkout Validation」という機能で作れます。
ただ、これを自分で使うにはアプリの開発が必要です。コードを書かずに使うなら、この機能を使って作られたアプリを入れるのが近道です。
この記事で紹介する 5 本は、どれも条件に当てはまった注文をチェックアウトで止められるアプリです。
シンプルチェックアウト注文制限|お手軽購入制限ルール
どんなアプリか
「シンプルチェックアウト注文制限|お手軽購入制限ルール」(英語名: UR: Checkout Rules|Validation)は、条件に当てはまる注文を、カートとチェックアウトで止めるアプリ です。
金額・数量・重量・商品・配送先・顧客・B2B(会社)・マーケット・言語・通貨・時間帯の 45 種類の条件を組み合わせて、ルールを作れます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | シンプルチェックアウト注文制限|お手軽購入制限ルール |
| 開発者 | UnReact Inc. |
| 価格設定 | $9.99/月(年払い $99.99/年)・7 日間の無料体験 |
| 条件の数 | 45 種類 |
| 対応言語 | 管理画面は日本語を含む 20 言語 |
Shop Pay などのエクスプレス決済から進んだ場合も同じルールで止まります。
管理画面は最初から日本語なので、英語の画面に慣れていないストアでもそのまま使えます。
できること
すべての購入制限ルールを1つの一覧で管理
作ったルールは 1 つの一覧にまとまり、ルールごとの条件の数と、有効か無効かがひと目で分かります。
45種類の条件を組み合わせたルール作成
1 つのルールには条件をいくつでも入れられ、すべての条件に当てはまった注文だけが止まります(ルール内は AND、ルールどうしは OR)。
チェックアウトでの注文ブロック
ルールに当てはまると、チェックアウト画面の上部にメッセージが出て、注文を確定できなくなります。
ルールごとの独自メッセージ
メッセージはルールごとに書けます。空欄なら、設定画面の共通メッセージが代わりに出ます。
アプリのインストール
インストールの手順は、他の Shopify アプリと同じです。
- Shopify 管理画面の左下にある「設定」を開きます
- 「アプリと販売チャネル」から「Shopify App Store」へ進みます
- 「シンプルチェックアウト注文制限」で検索します(公開されて間もないため、上位に出ない場合は アプリストアのページ を直接開いてください)
- アプリの詳細ページで「インストール」を押します
- 権限(チェックアウトルールの読み書きと商品の読み取り)を確認して進み、プランを承認します
アプリを初めて開いたときに、Shopify の「チェックアウトルール」が 3 つ自動で作られ、有効になります。
購入制限ルールの一覧
アプリを開くと最初に出る画面です。列は「ルール名」「条件」(「1個の条件」のように数が出る)「状態」(有効 / 無効)「操作」です。
- 無効にする / 有効にする: 押すとすぐに保存され、次の注文の判定から反映されます
- 編集: ルールを編集の画面を開きます
- 複製: 同じ条件のルールを「〜のコピー」という名前で、無効の状態で 追加します
- 削除: 確認なしで、押した瞬間に削除されます(編集画面の「このルールを削除する」なら確認が出ます)
右上の「ルールを作成」から新しいルールを作ります。
ルールの作成
「ルールを作成」の画面は、「基本情報」と「条件」の 2 つのカードでできています。
- ルール名(必須): 管理用の名前です。お客様には表示されません
- このルールを有効にする: 初期値はオンです
- 違反時メッセージ: 止めたときにお客様に出す文章です。空欄なら共通の違反メッセージが出ます
- カテゴリ と 条件タイプ を選んで「条件を追加」を押すと、条件カードが 1 枚増えます
同じルールに入れられない条件の組み合わせを選ぶと、「条件を追加」が押せなくなり、理由が表示されます。
これは、アプリが判定を 3 つのチェックアウトルール(カート・商品 / 顧客・B2B / 地域・配送・時間)に分けて行っているためです。
同じグループの条件どうしなら、いくつでも組めます。カート小計金額・お支払総額・カート総数量・商品種類数・ログイン状態・日時範囲の 6 つは、どのグループとも組めます。
45種類の条件
条件はカテゴリごとに次のとおりです。
| カテゴリ | 条件 |
|---|---|
| カート全体 | カート小計金額 / お支払総額 / カート総数量 / 商品種類数 / カート総重量 / 購入タイプ / カート属性 |
| 数量・金額・重量 | 個数制限 / 金額制限(基準価格) / 重量制限 |
| 商品 | 商品の有無 / 同梱制限 / 商品タグ / 商品タイプ / ベンダー / ギフトカード |
| 配送先 | 配送先の国 / 配送先の州 / 地域 / 郵便番号 / 配送先の市区町村 / 配送先の会社名 / 配送先の宛名 / 配送先の電話番号 / 配送方法 / 配送オプション名 |
| 顧客 | ログイン状態 / 顧客タグ / 注文回数 / メールアドレス / 電話番号 / 顧客メタフィールド / 累計購入額 / メールドメイン |
| B2B | B2B 購入かどうか / 会社 / 企業メタフィールド / 会社の拠点 / 拠点名 / 拠点の累計購入額 / 拠点の注文回数 |
| マーケット・言語・通貨 | マーケット / 言語 / 通貨 |
| 時間帯 | 時刻帯 / 日時範囲 |
条件カードの入力欄
条件の種類によって、カードに出る入力欄が変わります。
- 演算子: 未満 / 以下 / 超 / 以上 / 等しい / 等しくない / 範囲内 / 範囲外 の 8 つ。範囲内・範囲外を選ぶと「値(下限)」「値(上限)」の 2 つの欄になります(範囲内は両端を含みます)
- リスト方向: 「リスト該当をブロック(拒否リスト)」と「リスト以外をブロック(許可リスト)」の 2 つ。リストが空なら何も止めません
- 一致方法: 完全一致 / 前方一致 / 部分一致。大文字と小文字は区別しません
- 対象スコープ: すべての商品 / 特定の商品 / コレクション / 商品タグ から、数える商品を選びます
- 集計単位: 「対象商品の合計個数」と「各商品ごとの個数」。「どの商品も 2 個まで」なら後者です
- 倍数(任意): 3 を入れると、3 の倍数以外の個数を止めます
- 重量(kg): 重量は kg で入力します
選択肢で決める条件もあります。
- 商品の有無: 対象商品を含む場合にブロック / 対象商品を含まない場合にブロック
- 同梱制限: 対象商品は単独購入のみ可(他商品と同梱不可) / 対象商品のみのカートは不可(同梱必須)
- ログイン状態: ログイン必須(ゲストをブロック) / ゲストのみ可(ログイン済みをブロック)
- B2B 購入かどうか: 会社注文を必須(個人注文をブロック) / 個人注文のみ可(会社注文をブロック)
- ギフトカード: ギフトカードを含む場合にブロック / ギフトカードを含まない場合にブロック
- 購入タイプ: 単発購入のみを対象 / 定期購入のみを対象
- 時刻帯: 時刻枠の内側をブロック / 時刻枠の外側をブロック
- 日時範囲: 期間モードを「指定日より前をブロック」「指定日より後をブロック」「期間内をブロック」「期間外をブロック」から選び、開始日・終了日を入れます
設定画面
すべてのルールに共通する設定です。
- 共通の違反メッセージ: ルールのメッセージが空のときに出る文章。初期値は「この組み合わせではご注文いただけません。」
- 関数の実行に失敗した場合は購入をブロックする: 初期値はオフ(推奨)。オフなら、判定に失敗したときは注文を通します
- 条件で使う参照先: 顧客メタフィールドの名前空間・顧客メタフィールドのキー、会社メタフィールドの名前空間・会社メタフィールドのキー、カート属性のキー。ストア全体で 1 組ずつ決めます
- 時刻枠: 「時刻帯」の条件が使う時間帯を 4 つまで登録します。時刻はストアのタイムゾーンで判定され、22:00〜06:00 のような日をまたぐ枠は 2 つに分けて登録します
- 言語設定: 「言語を選択」で管理画面の表示言語を 20 言語から選び、「変更する」を押します
知っておきたい仕様
実装を読んで分かっている、画面だけでは気づきにくい点です。
- 判定できない条件は、止めない側に倒れます。 住所がまだ入っていない、ログインしていないなど、判定材料が無い条件は「当てはまらない」として扱います。例外は「ログイン必須(ゲストをブロック)」と、顧客タグの許可リストの 2 つです
- 配送方法・配送オプション名・購入タイプは、配送先住所が入るまで判定されません
- 初期値のままでも止め始める条件があります。 個数制限・カート総重量・重量制限(超 0 で始まる)、ギフトカード、ログイン状態、B2B 購入かどうか、購入タイプは、追加した直後の値のまま保存すると注文を止めます
- ルールの容量には上限があります。 3 つのグループごとに約 10,000 バイトで、80% を超えると一覧に警告が出ます。対象コレクション・商品タグ・顧客タグは、それぞれ合計 100 件までです
- 割引コードを条件にはできません。 割引コードの使い方も制限したい場合は、比較表で「割引コードを条件にする」に ✅ が付いているアプリを検討してください(BoomGate では Shopify Plus が必要と表示されていました)
もっと詳しい使い方は、ご利用ガイド にまとめています。
このアプリのまとめ
-
45 種類の条件を、日本語の画面で組み合わせられる
-
条件の組み合わせを間違えそうなときは、画面が理由を出して止めてくれる
-
カートとチェックアウトの両方で、エクスプレス決済も含めて止められる
Cart Lock:Block Checkout Rules
アプリ概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | Cart Lock:Block Checkout Rules |
| 開発者 | KlinKode |
| 価格設定 | $6.99/月 / $9.99/月 / $19.99/月(年払い $58.70/年 / $83.91/年 / $167.91/年)・3 日間の無料体験 |
| 主な機能・特徴 | 国のブロッカー、金額、最小注文数量の制限によってお客様をブロックします、不正な注文、配送、郵便番号、都道府県、および 0 の注文をブロックします、注文を検証し、カートの通貨、ディスカウント額、お客様タグ、会社をブロックします、国をブロックします。カート、商品ページ、チェックアウト中に警告を表示します、カートの検証ルール、チェックアウト制限、最小注文数量の制限 |
| 対応言語 | 日本語(ルールのひな形名とエラーの初期文言は英語。実際に確認) |
実際にインストールして触ってみた
- アプリストアの対応言語は英語だけで「このアプリは日本語に翻訳されていません」とありますが、実際に入れると管理画面は日本語で表示されました。ただし、ルールのひな形の名前(Block fraud customers など)は英語のままです
- ルールは「既成ルール」(ひな形)を選んで作ります。ひな形は Customers / Discounts / Products / Quantity and weight / Shipping and delivery / Cart and order / Time のグループに分かれています
- 割引の重ねがけの禁止、特定コレクションへの割引の禁止、割引総額の上限など、割引まわりの条件があります
- 顧客名・SKU・定期購入商品・日時スケジュールなどの条件には「Elite」(上位プラン)の印が付いています
- 編集画面では「条件を追加」で条件を AND でつなぎ、「代替ルールを追加」で OR の組み合わせを作れます。エラーメッセージの初期値は英語(Sorry, your order doesn't meet the minimum cart amount.)でした
- 画面の説明によると、ブロック中は支払いボタンとエクスプレス決済が押しても動かなくなります。開発ストアではプラン登録なしで「永久無料」と表示されました
ワンポイント解説
ひな形から素早くルールを作れることと、割引まわりの条件を持っていることが強みです。割引コードの使い方まで制限したいストアに向いています。一方で、ひな形の名前やエラーメッセージの初期文言は英語なので、日本語のストアでは文言を書き換えてから使う前提になります。
Avada 注文制限
アプリ概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | Avada 注文制限 |
| 開発者 | Avada |
| 価格設定 | $9.99/月 / $19.99/月 / $24.99/月(年払い $99.90/年 / $199.90/年 / $249.90/年)・7 日間の無料体験 |
| 対応言語 | 初期表示は英語(画面右上の切り替えで Japanese を選べる。実際に確認) |
実際にインストールして触ってみた
- インストール直後の管理画面は英語でした。右上の言語切り替えで English / Français / Deutsch / Italiano / Español / Japanese を選べます
- 制限の種類は Product limit / Collection limit / Customer limit(顧客タグ)/ Order limit(注文の数量・金額・重量)/ Product blocking(特定の商品がカートにあるとき)の5つです
- 制限に達したときの通知を商品ページに出すには、テーマの商品ページにブロックを追加する必要があります(Theme store app embed は初期状態で Off でした)
- 有料プランでは、過去の購入をもとにした再購入の制限(Once per lifetime / Once per year / Once per month / Custom time)を設定できます
- 有効期間(Active dates)の時刻は GMT+00:00 基準と表示されていて、日本時間とは 9 時間ずれます
- 無料の枠は表示回数 50 回まで(0/50 free impressions)と表示されました
ワンポイント解説
商品ページやカートで「あと何個まで買えるか」を知らせる表示に強いアプリです。再購入の制限のように、過去の購入を見て制限できるのは今回の中で Avada だけでした。チェックアウトでのブロックは、クイックガイドの「Add checkout rule」から別に設定する作りになっています。
Blockify Checkout Customizer
アプリ概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | Blockify Checkout Customizer |
| 開発者 | Blockify |
| 価格設定 | $9.99/月 / $19.99/月 / $59.99/月(年払い $107.89/年 / $215.89/年 / $647.89/年)・3 日間の無料体験 |
| 主な機能・特徴 | チェックアウトルールと注文制限を適用し、チェックアウトの割引を管理して顧客体験 (CX) を調整します、オプションを非表示、並べ替え、または名前変更することで、チェックアウトページの混乱を減らします、チェックアウトルール、購入後のアップセル、チェックアウトの拡張性によって AOV を向上させます、チェックアウトのカスタマイズでリスクの高い注文を防止し、収益を保護します、チェックアウトルール、割引、カスタマイズにより、B2C および B2B の体験を調整します |
| 対応言語 | 初期表示は英語(切り替えで日本語を含む26言語を選べる。実際に確認) |
実際にインストールして触ってみた
- 初期表示は English (default) で、切り替えで日本語・中国語・韓国語など26言語を選べました
- ルールは IF(条件)→ THEN(動作)の形です。動作は「ブロックしてエラーを表示」と「ブロックせず警告だけ表示」から選べます
- ルールの状態には Active / Draft のほかに、実際のお客様に影響させずに試せる Test Mode があります
- 条件は Customer / B2B / Cart / Product などのタブに分かれていて、割引の有無・定期購入商品の有無・SKU・PO 番号(Early Access)なども選べます
- 無料プランではエラーメッセージの編集が「Upgrade to edit」になっていて、メッセージの翻訳も有料プランの機能です
- チェックアウトの拡張(App Embed)を有効にするまでルールは動きません。トラストバッジやバナーなど、チェックアウトの見た目を変える部品も同じアプリに入っています
ワンポイント解説
購入制限だけでなく、チェックアウトの見た目や購入後のページまで作り込みたいストア向けの総合アプリです。警告だけ出して止めない、テストモードで試せる、といった運用のための機能が充実しています。無料の範囲ではエラーメッセージを編集できないので、本格的に使うなら有料プランが前提になります。
BoomGate: Checkout Validation
アプリ概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | BoomGate: Checkout Validation |
| 開発者 | Code57 |
| 価格設定 | $4.99/月 / $9.99/月 / $14.99/月(年払い $49.99/年 / $99.99/年 / $149.99/年) |
| 主な機能・特徴 | 3 種類のルールタイプ — チェックアウトのブロック、決済オプションまたは配送オプションの非表示、70 種類以上の条件 — タグ、メタフィールド、住所、カート属性など、テンプレート — 一般的な検証シナリオ向けの作成済みルール |
| 対応言語 | 日本語(実際に確認) |
実際にインストールして触ってみた
- アプリストアの対応言語に日本語が載っているとおり、インストールすると管理画面は最初から日本語で表示されました(言語を切り替える操作は不要でした)
- やりたいルールを文章で説明すると AI がルールを作る「AIでルールを作成」があります(入力例も日本語で表示されました)
- ルールは「チェックアウト検証」「決済カスタマイズ」「配送カスタマイズ」の3種類で、決済方法や配送方法を非表示にするルールも作れます
- カスタムルールは、最初に「チェックアウト検証タイプ」(一般・配送先住所・請求先住所・商品・お客様・カート・タグ・配送・時間・配送先住所+商品 など)を選び、その種類で使える条件の中から組み立てます
- 「ギフトカードとクーポンコード」の種類には、Shopify Plus が必要と書かれていました
- 日本語のテンプレートが多数用意されていて(割引コードを使った注文のブロック、配送が2件以上に分かれる注文のブロック、私書箱宛てのブロックなど)、「インストール」ボタンから追加できます
ワンポイント解説
条件の多さと、テンプレートや AI でルールを作れる手軽さが強みです。決済方法や配送方法を隠すルールも同じアプリで作れるので、購入制限とあわせて決済・配送も調整したいストアに向いています。ルールの種類を先に選んでから条件を組み立てる作りなので、目的の条件がどの種類にあるかを最初に確かめる必要があります。
5つのアプリを比較
| アプリ | 管理画面の日本語 | 条件でチェックアウトを止める | 決済・配送方法を隠す | 割引コードを条件にする | 月額(有料プランの最安) |
|---|---|---|---|---|---|
| シンプルチェックアウト注文制限 | ✅ | ✅ | ❌ | ❌ | $9.99 |
| Cart Lock:Block Checkout Rules | △ | ✅ | — | ✅ | $6.99 |
| Avada 注文制限 | △ | ✅ | — | — | $9.99 |
| Blockify Checkout Customizer | △ | ✅ | ✅ | ✅ | $9.99 |
| BoomGate: Checkout Validation | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | $4.99 |
※ 管理画面の日本語は、実際にインストールして確認した結果です。「△」は、初期表示が英語で切り替えると日本語になる、または一部に英語が残るものです。
※ 「—」は、今回触った範囲では確かめられなかった項目です。
※ BoomGate のクーポンコードの条件は、Shopify Plus が必要と表示されていました。
まとめ
今回は、Shopify で注文制限・購入制限をかけられるアプリを 5 つご紹介しました。どれも、条件に当てはまった注文をチェックアウトで止められます。
- 割引コードの使い方まで制限したい なら、割引まわりの条件を持つ Cart Lock:Block Checkout Rules や Blockify Checkout Customizer が候補になります
- 決済方法や配送方法を選択肢から隠したい なら、同じアプリでできる BoomGate: Checkout Validation や Blockify Checkout Customizer が向いています
- 過去の購入回数をもとに「一人一回まで」にしたい なら、有料プランに再購入の制限がある Avada 注文制限が合います
- チェックアウトの見た目まで作り込みたい なら、総合的な Blockify Checkout Customizer です
一方で、日本語の画面で、細かな条件を組み合わせた購入制限を手早く作りたい なら、最初にご紹介した「シンプルチェックアウト注文制限|お手軽購入制限ルール」がおすすめです。
45 種類の条件をカテゴリから選ぶだけで設定でき、同時に使えない組み合わせは画面が理由を出して教えてくれます。
月額 $9.99、7 日間の無料体験があるので、まずは試してみてください。

























