目的
10月17日にClaudeからSkillsなるものが発表されました。
いろんな方々がSkillsについて取り上げていますので、ここでは基本のキとなるSkillsを使ったプレゼンテーション資料の作成までをやってみます。
Skillsとは
公式サイトはこちら
先に述べたように、Skills事態については多くの方が記事を出していますので、ここでは割愛いたします。
MCPとの違いは私もいまだにしっくりきていません。。。
Skills = 既にある機能をうまく使うベストプラクティスガイド
MCP = 新しいデータソースや機能の追加
的な。。。?
プレゼンテーション作成Skillを使ってみる
今回は Claude.ai (Web UI) から使います。
また、Skillsの機能は現時点では有料プラン向けになりますので、お気を付けください。
Skills機能の有効化
設定 > 機能 を開くとスキル
の欄が出てきますので、オンにする
を押下しましょう。
画面が部に既に複数のスキルが表示していますが、こちらは一旦オフで構いません。
Skillを使ってみる
Skills機能をオンにするだけでも、Claudeが事前に構築した4つのビルドインエージェントスキルを使うことができます。
・PowerPoint (pptx): プレゼンテーションの作成、スライドの編集、プレゼンテーション コンテンツの分析
・Excel(xlsx):スプレッドシートの作成、データの分析、チャート付きのレポートの作成
・Word (docx): 文書の作成、コンテンツの編集、テキストの書式設定
・PDF(pdf):フォーマットされたPDFドキュメントとレポートを生成します
ではさっそく使ってみます。
1週間の献立のプレゼンテーション資料を作ってください。
ちゃんと作れていますね。
ちなみにChatGPTにも同じプロンプトでスライドを作ってもらいましたが、プレゼン資料としてのクオリティは一目瞭然ですね。
カスタムスキルを使ってみる
ここまででClaudeが用意していたビルドインスキルでプレゼンテーション資料を作成しました。
もちろんスキルはこれだけではありません。
スキルを作成することでClaudeに更なる機能拡張を施すことができます。
ここではClaudeがサンプルとして作成しているものを使います。
カスタムSkillの有効化
スキル有効時と同じく、設定 > 機能から テーマファクトリー
スキルを有効化します。
この画面の スキルアップロード
をつくことで自作スキルを追加することもできます。
それぞれのスキルが何をしているかは公式リポジトリを確認してください。
テーマファクトリー にはプレゼン資料のテーマカスタム機能が実装されています。
次の10のテーマが利用可能で、それぞれがで紹介されています。theme-showcase.pdf
Ocean Depths - プロフェッショナルで心を落ち着かせる海洋のテーマ
サンセット大通り - 温かみのある鮮やかな夕日の色
フォレストキャノピー - ナチュラルでグラウンドなアースカラー
モダンミニマリスト - クリーンで現代的なグレースケール
ゴールデンアワー - 豊かで暖かい秋のパレット
Arctic Frost - 涼しくさわやかな冬をイメージしたテーマ
デザートローズ - 柔らかく洗練されたダスティトーン
技術革新 - 大胆でモダンな技術美学
植物園 - 新鮮でオーガニックな庭の色
ミッドナイトギャラクシー - ドラマチックで宇宙的な深みのあるトーン
テーマファクトリースキルを使ってみる
さっそくテーマを反映させてみましょう。
“theme-factory”スキルを追加しました。 Ocean Depthsテーマを使ってください
ステップを確認するとスキルファイルを見ていることが分かりますね。
できたものがこちら。
いい感じですね。
まとめ
プレゼン資料の作成であればGammaをはじめ様々なAIツールが世に出ています。
ただClaudeのヘビーユーザー的にはClaudeに壁打ちしたサマリなどをサクッと資料化できるだけでもありがたいですね。
ただ、今回の本質はClaude Skillsが登場したことで、さらにClaudeの強みが活かせる環境になったということです。
今後は自分なりのカスタムスキルも作っていきたいですね。
ただMCPと違い、業界標準のプロトコルになるようなものでもないと思いますので、Claudeを使う範囲での技術って感じになるのでしょうか。。