#自己紹介
通算7年程度のインフラエンジニア歴。(ネットワーク寄り)
CiscoだのJuniperだのA10だのYAMAHAだのはそれなりそこそこお仕事出来るレベル。
プログラムは本職PGさんが鼻で笑っちゃうようなクソコードをVBAで書ける程度。
ログ整形用のエクセルマクロくらいならまあ作れるよ、くらいです。
※2021/12/27更新
更新時期が来たことをきっかけにワンランクアップさせたSAP試験に挑戦しました。
結果、howtoなどはこちらに記載しておりますのでよければご参照ください。
##僕の勉強前のAWS知識レベル
EC2・・・なにそれ美味しいの?
VPC・・・なにそれ美味しいの?
S3・・・なにそれ美味しいの?
ELB・・・なにそれ美味しいの?
RDS・・・なにそれ美味しいの?
つまり、1から10までアーキテクチャについては何一つ知りませんでした。
未だにAWS以外のクラウドサービスを答えよ。と言われてもMSとgoogleでなんかやってるよねー。程度の知識量です。
##勉強のロードマップ
月曜日からスタートし、3週間目の日曜日に試験を受ける計画とする感じでざっくりと。
なんでそんな急いだかっつーと、年末くらい何も考えず平穏に仕事をして、年の瀬には心穏やかに紅白歌合戦が見たかったからです。
落ちてたら元も子もない?アーアーアーきこえなーい。
###1週間目
-
3日間を情報収集に費やす
- AWS本家で試験範囲や時間、勉強方法を確認
- Qiitaやブログなどで合格体験記を読み漁る
-
2日間の通勤時間(往復2時間)を使い、一冊の本を読了
-
合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト -アソシエイト
- 2018年2月に改定される以前の試験内容に向けて作られているため、情報が古く完全ではない。が僕のようなド素人が「AWSとは、クラウドとはなんぞや、どう動いているのやら」を紐解く初手としては現在でも良書。
-
合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト -アソシエイト
-
土日の2日を費やし、読んだ本の中身を「自分の言葉で」ノートに書き出してまとめる。
(紙に書かないと覚えられない昭和の人間です)
###2週間目
- 5日間の通勤時間を使い、2冊目の本を読了
-
Amazon Web Services エンタープライズ基盤設計の基本
- 本の目的として本試験の合格レベルに至ることを目指している、と冒頭で書かれている通り、試験範囲の大半はこの本でまかなえた。今から考えれば、1冊目の本を買わなくてもこちらだけで十分だと思う。
-
Amazon Web Services エンタープライズ基盤設計の基本
- 同僚の生暖かい視線を感じながら定時でさっさと帰り、自宅で読んだ本の内容をノートに書き出してまとめる。
- 土日はこれからくる3週間目の追い込みに向けてブレイクタイム。脳みそにも休養は必要だと思う。
###3週間目
-
AWS問題集で学習しよう
- 上記WEB問題集を購入し、ひたすら解き、間違える。
- 答えに提示される資料をひたすら読む。
- 自分でつけたノートで確認する。
- 確信を持って正解と言えない問題は何度も資料を読む。知識を頭に刷り込む。
- 上記WEB問題集を購入し、ひたすら解き、間違える。
- 上記の作業を5日間、仕事と睡眠時間以外の全ての時間を使って行う。
- 木曜の夜に公式の模試(有料)を受験しました。
なぜ木曜に受けたかというと無料での試験キャンセル期限が金曜の10:30までだったので模試の結果があまりにヒドければ延期をすることを考えたためです。
ベンダー試験の中では安いほうかもしれませんが、一般庶民の感覚として、当たり前に16200円は安くないです。
というかCiscoだのOracleだのがボっ・・・。(やめときます)
###模試の結果
78%取得で合格でした。
上記の問題集の試験難易度を10段階3とするならば、5くらいの難易度と感じました。
後述しますが本試験と比べるとだいぶ易しいので、ここで高得点を取れても油断なさらないよう注意するべきです。
ただ、GUIなど、操作方法が本試験とまったく同一なので2000円程度払っても受ける価値はあると思います。
###本試験
銀座の歌舞伎座の中にある会場でした。
僕の試験開始は10:30だったのですが、10時に到着して(センターのオープンが10時です)最初に受付を行って頂けましたが、その1分後にはなかなか長蛇の列になっていました。15分前に集合するように案内がありましたが、試験前にイライラしたくないので早めに付いておいて正解だと思いました。
なお、12月は混み合う、とどこかの合格体験記に書いてあった気がします。
難易度について所感を述べますと、10段階中9~10くらいあるように感じました。
試験は公式のサンプルにもあるように、選択肢の中から一つ、あるいは複数選んでいく形式なのですが、上記問題集や模試は他の選択肢を読まなくても確信を持ってこれだ、と言えるものを選んでいくことが出来るのに対し、本試験の難易度はすべての選択肢を読んだ上で、サービス上実現不可能なものであったり、そのようなサービスが存在していなかったりする選択肢を消去していき、最後に残ったは残ったけど他の選択肢ではないだろうから、これ・・・?と確信を持てずに回答しなければならない問題が多数出ました。試験中の僕の気分は最悪で、はっきり言って勉強不足。合格出来る気がしなかったです。
それでもなんとか食らいつき全ての回答を終え、もう一度解き直すつもりで2周目の見直しを行いました。
祈るように願うように、震えながら僕の試験の合否が出るであろう、試験終了のボタンを押すと全9問の試験センターのアンケートページに遷移して心の中で大きくズッコケました。そんなの今聞くことじゃないだろうに・・・。
気を取り直してアンケートに全て回答し、試験終了ボタンを押すと少し長めのロードが入りました。
おそらく2,3秒だったと思うんですけど、結構長く感じました・・・。
画面が遷移して、無事に「おめでとうございます」の文言が見えたときには思わず深く息を吐き出しました。
精神的に緊張してる上に脳みそがフル回転してましたので一気に疲労が襲ってきた感じです。
この1年で一番深く疲労を感じた瞬間でした。
###感想
その後、AWSから試験結果が届いた事をメールで通知されます(5営業日以内と言ってますけど、半日もかからなかった)
点数レポートを見ると、最低合格スコアが720点と公開されていますが、僕の点数は726点でした。(マジでギリギリ!)
僕の実感通りで、本当に紙一重での合格でした。おそらくあと1問間違えていたら不合格でしょう。
ちなみに実環境を一切触っていません。本試験の難易度を事前に知っていれば、もう一週間スケジュールに余裕を作って実環境を構築する体験などは行っていたと思います。これから受験される方はマストで行った方がよろしいかと。
###終わりに
SAAを取得出来るレベルに至った(ギリギリもいいとこですが)ということはsys-opsも射程範囲内に入るっぽいので、このまま頑張ってAWSの理解を深めていこうと思います。さすがに実環境は無料範囲内程度で触っておこう。
勉強の初期段階に読ませて頂いた皆様の合格体験記がこの試験の概要などを捉えるのに大変に役立ちましたので、恩返しというわけでもないのですが、この記事がこれから試験を受けられる皆様の一助となれば幸いに思います。