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いのべこ(富士通システムズウェブテクノロジー)Advent Calendar 2020

Day 15

テレワークで楽しくアジャイル開発を進める方法

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この記事は「いのべこ(富士通システムズウェブテクノロジー)Advent Calendar 2020」の15日目の記事です。記事の掲載内容は私自身の見解であり、所属する組織を代表するものではありません。

はじめに

 価値のあるものを継続的に素早く提供することを重視するアジャイル開発では、対面でのコミュニケーションが重視されます。
 それは、アジャイル開発をする上でのルールであるアジャイルソフトウェアの12の原則にも、「情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法はフェイス・トゥ・フェイスで話をすることです。」という原則があることからも分かります。
 しかし、コロナウィルス対策により外出の自粛が求められるこのご時世では、チームのメンバーと集まってフェイス・トゥ・フェイスで話をすることが難しくなってしまいました。
そこで、テレワーク中でも効率の良いコミュニケーションを取り、快適に楽しく開発を進める方法を考えたのがこの記事です。

テレワークでコミュニケーションを取るためのツール:notebook_with_decorative_cover:

  • Web会議ツール
    • まずは、通話や画面共有ができるWeb会議ツールが必要です。Web会議ツールには多くの種類がありますが、操作が直感的で音質が比較的良いため、私はZoom ミーティングをおすすめしています。
  • オンラインホワイトボード
    • スプリント計画やタスク管理のために、チームメンバーが共同で編集できるオンラインホワイトボードを使用するといいでしょう。スケジュールやメモなどを、メンバーが気づいたときに編集できる状態が理想です。こちらも種類は多くありますが、miroが自由度が高くおすすめです。上で説明したZoomにもホワイトボード機能はありますが、画像を保存しないと会議後に消えてしまうため注意が必要です。
  • 課題管理ツール
    • プロダクトバックログやバーンダウンチャートを管理できるツールがあると便利です。Jira Softwareはオンラインホワイトボードのmiroと連携することもできるため、スケジュールやプロダクトバックログなどをmiroで一元管理することができます。(一部有償)

オンラインでアジャイルのセレモニーを行う

 アジャイル開発ではチームで集まり、ミーティングをする機会が多くあります。
対面でのセレモニーにはチームメンバーで集まり、ホワイトボードに付箋を貼りながら話題を書き出すスタイルがありますが、ここからはそれをオンラインで再現する方法を紹介します。
例として、オンラインで振り返り会をする方法を以下に説明します。

オンライン・振り返り会

  • 出席者
    • プロダクトオーナー・スクラムマスター・開発者チーム
  • タイミング
    • スプリント終了時 1時間程度
  • 使用ツール
    • Web会議ツール・オンラインホワイトボード・課題管理ツール
  • おまけ
    • お酒を飲んだり、お菓子を食べながら振り返り会をするのもありです
  • やり方
  1. まずは振り返り会の出席者がWeb会議ツールに集合し、オンラインホワイトボードを画面共有します。
  2. 出席者で話し合い、振り返り会のフレームワークを決めましょう。「ふりかえりの手法をたくさん学ぼう」で紹介された手法まとめの記事に、たくさんの振り返り会のフレームワークが詳しく説明されているので、自分たちのチームに合った物を選ぶのも楽しいです。
  3. フレームワークに合わせて、オンラインホワイトボードに枠を作りましょう。KPTなら3つの枠にそれぞれ「K」「P」「T」と見出しを付けるなど、メンバーが分かりやすい方法でOKです。
  4. 時間を決めて、メンバーが3で作った枠の中に関連する話題を書き出します。miroであれば付箋機能を使うなど、後で動かしたり編集がしやすい機能を使うと便利です。
  5. 同じ内容や近い内容の話題はまとめて、グルーピングをします。このときに、共感した話題にはスタンプを付けるなどの反応をしておくとよいです。
  6. ファシリテーターが中心となり、チームメンバーの意見を確認します。5で近い内容や共感の多い話題は、チームメンバーの多くが重要だと思っている話題であると分かります。
  7. 最後に解消したほうがいい課題、継続するべきことなどを書き出します。次回の振り返り会で確認するための枠を作ると見やすく便利です。

さいごに

 人と顔を合わせて話すことが大変な世の中になってしまいましたが、ツールを上手く使うことで快適にアジャイル開発を進めることはできると思っています。
 これからもちょっとした工夫を見付けて、テレワークでのアジャイル開発をどんどんカイゼンしていきたいです!

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