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1人ITアントレプレナーがやるべきスマートなIT基盤構築手順

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会社を設立して(立ち上げ方はこちらのNote)、一番最初に直面するのはコードを書くことではなく、法人としてのIT基盤を整えることです。

エンジニアとしてスタートアップを立ち上げる際、技術的にスマートで、かつ法務・会計的にも「それっぽく」立ち回れるようになるための最小構成をまとめました。

1. ドメインとIdentityの管理(AWS + Google Workspace)

法人としてのIDを確立します。

ドメイン取得: AWS Route 53

ドメインは会社の顔です。Google Workspace等で登録するより、後々のAWSサービスとの連携や支払いを一元管理するために AWS Route 53 で取得することをおすすめします。

  1. AWSコンソールからRoute 53を開き、希望のドメインを申請。
  2. 年額15ドル程度。これでDNS管理の基盤が整います。

メールとストレージ: Google Workspace

法人メールとドキュメント管理は、Google Workspace (GWS) 一択です。

  • 理由: 電子帳簿保存法への対応や、Freee等の会計ソフトとの連携、そして日々の業務効率を考えたとき、統合環境としての完成度が圧倒的だからです。
  • 運用: 独自ドメインでメールアドレスを作成し、会社の窓口を確保します。
  • 重要: ドメイン取得後、SPF / DKIM / DMARC レコードをDNSに設定することを忘れないでください。これを怠ると、大事なメールが取引先の迷惑メールフォルダに直行してしまいます。

2. バックオフィスを「コードのように」構築する

会社経営は事務作業の連続です。ここを疎かにすると、後の税務調査で詰みます。

  • Freee会計: 法人口座と連携し、日々の取引を自動取り込みします。
  • 電子帳簿保存法対応: 請求書や領収書はPDF化し、GWSの所定フォルダに「YYYYMMDD_取引先名_金額.pdf」のようなルールで保存します。これを最初から徹底するだけで、決算期が劇的に楽になります。

3. 自社サイトを爆速で立ち上げる(AWS Amplify)

名刺代わりのWebサイトは、Amplifyでサクッと作ります。

  • 手法: GitHubリポジトリを連携させ、静的サイトを AWS Amplify でデプロイします。
  • 紐付け: Route 53で取得した独自ドメインをAmplifyのカスタムドメイン設定に登録すれば、自動でSSL証明書(ACM)が発行され、HTTPS化されたサイトが即座に公開されます。

これだけで「ちゃんと会社として稼働している感」を演出できます。

4. プロとして守りを固める(セキュリティの自動化)

設立初期は忙しくてセキュリティが疎かになりがちです。以下の3つだけは最初から自動化・ルール化しましょう。

  1. MFAの強制: AWS, GWS, GitHubなど、すべての管理権限にMFAを強制すること。
  2. パスワード管理: 1PasswordやBitwardenを使い、ID/PassをExcel管理から卒業させること。
  3. コストアラート: AWS Budgetsを設定し、意図しない課金に即座に気づけるようにすること。

おわりに

ドメインを取り、メールを通し、サイトをデプロイする。
これらはエンジニアにとってはただの作業ですが、法人としての「信頼」をハックする最初のステップです。

環境が整えば、あとは知り合いから仕事をもらうなり、自社サービスを作るなり、思う存分やりたいことをやりましょう。私たちは、自分のやりたいことをやるために生きているのですから。

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