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「Lang何何」多すぎて頭こんがらがったので整理してみた

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Last updated at Posted at 2026-03-20

はじめに

最近、生成AIまわりの話題でよく出てくる「Lang何何」という名前のツール、みなさんはちゃんと区別できてますか?

私はできてなかったです。

「LangChainは知ってる。でもLangGraphって何が違うの?LangSmithはまた別のやつ?LangFlowって聞いたことあるけど...?」という状態で、もう見分けがつかなくなっていました。

ということで、今回は「Lang〇〇」の各ツールを整理してみます。実際に使ってみた話ではなく、あくまで「それぞれ何者なのか」をふわっと理解することを目指した記事です。同じように混乱している方の参考になれば幸いです。

この記事は、あくまで情報の整理であったため、全てAIに書かせた内容を若干人が添削したものになっています。

「Lang何何」の全体像

まず、これらはすべて同じ会社(LangChain, Inc.)が提供しているツール・サービス群です。ひとつのエコシステムを形成していて、それぞれ役割が違います。

主なものを並べると、こんな感じです。

ツール名 登場時期 一言で言うと
LangChain 2022年 LLMアプリを作るための基盤フレームワーク
LangSmith 2023〜2024年 LLMアプリの監視・デバッグ・評価プラットフォーム
LangGraph 2024年 複雑なAIエージェントを構築するためのフレームワーク
LangFlow 2023年頃 ノーコードでLangChainのフローを組めるビジュアルツール
LangServe 2023年 LangChainのチェーンをAPIとして公開するためのライブラリ

「作る(LangChain/LangGraph)」「動かす・監視する(LangSmith)」「触って試す(LangFlow)」「公開する(LangServe)」という感じでそれぞれ役割が分かれていることがわかります。

では、1つずつ見ていきましょう。

各ツールの説明

LangChain:全部の土台

LangChainは2022年10月に登場した、いちばん最初の・いちばん有名なやつです。

LLM(GPTやClaudeなどの大規模言語モデル)を使ったアプリを作るための基盤フレームワークです。

何ができるかというと、たとえばこんなことです。

  • 複数のLLMを統一的なインターフェースで扱える(OpenAI, Anthropic, Google...etc)
  • LLMの応答をもとに次の処理を繋げる「チェーン」を組める
  • 外部のデータを検索してLLMに渡す「RAG」を実装できる
  • 計算ツールや検索ツールをLLMに使わせることができる

「LLMを使ってなにか作りたい」と思ったとき、まず最初に触れるのがこのLangChainです。ライブラリを import して Python(or TypeScript)で使います。

ひとことで言うなら「LLMアプリ開発を便利にするツールキット」です。

LangGraph:複雑なエージェントを作るための発展版

LangGraphは2024年に登場しました。LangChainと同じ会社が作っていて、LangChainと組み合わせて使うことを前提にしています。

LangChainは「A → B → C」という直線的な処理の流れ(チェーン)が得意です。でも現実のAIエージェントは、もっと複雑なことをしたい場面があります。

  • 「条件によってAに行ったりBに行ったり」という分岐
  • 「結果が気に入らなければやり直し」というループ
  • 「複数のエージェントが協力して作業」というマルチエージェント
  • 「途中で人間にチェックしてもらう」という人間介在

こういった複雑なフローを、グラフ構造(ノードとエッジ)で表現できるのがLangGraphです。

「グラフ」といっても棒グラフや円グラフのことではなく、「ノード(点)」と「エッジ(線)」で処理の流れを表現するデータ構造のことです。

ひとことで言うなら「複雑なAIエージェントを作るための上位フレームワーク」です。

シンプルなチャットボットを作るならLangChainだけで十分ですが、自律的に動くエージェントを作りたくなったときにLangGraphが登場してくるイメージです。

LangSmith:アプリが「ちゃんと動いてるか」を見るやつ

LangSmithは2023〜2024年頃に登場した、監視・デバッグ・評価のためのプラットフォームです。

LLMアプリには「なぜその回答を出したのか」がわかりにくいという問題があります。バグが起きてもどこが悪いのか、ログを見ても原因が掴みにくい。そこで登場するのがLangSmithです。

LangSmithでできることは主にこのあたりです。

  • LLMへのリクエスト・レスポンスを記録して可視化(トレーシング)
  • 何がどのくらいのコストで動いているかを確認(コスト管理)
  • テストデータを使って応答品質を評価(Evaluation)
  • 本番環境での動作を継続的にモニタリング

LangChainやLangGraphと一緒に使うことが多いですが、LangSmithは他のフレームワークからも利用できます。

ひとことで言うなら「LLMアプリの品質管理・運用監視ツール」です。開発しているときよりも、リリース後に「ちゃんと動いてるかな」を確認する場面で特に活きてきます。

LangFlow:コードを書かずに試せるビジュアルツール

LangFlowは、LangChainのフローを**ドラッグ&ドロップで組めるGUI(ビジュアルビルダー)**です。

「コードを書かなくてもLLMアプリを試せる」というのがウリで、ブロックを繋げていくだけでRAGパイプラインやチャットフローなどが作れます。

エンジニアでない人と一緒にプロトタイプを作るとき、あるいは「まず動くものを素早く見せたい」というときに重宝します。ただし、細かい制御や本番運用を考えるとコードで書いたほうが柔軟です。

ひとことで言うなら「LangChainをノーコードで触れる実験・プロトタイピングツール」です。

LangServe:作ったチェーンをAPIとして公開するやつ

LangServeは、LangChainで作ったチェーンをREST APIとして簡単に公開できるライブラリです。

「LangChainで処理を作ったけど、これをフロントエンドから呼び出したい」というときに使います。FastAPI(Pythonの軽量WebフレームワークのLangChainで作ったチェーンを REST APIとして公開できます。

LangServeは2024年以降、LangGraph Platformに機能が統合される方向になっており、現在はあまり積極的に推されていません。新しくAPIを公開したい場合はLangGraph Platformの利用が推奨されています。

まとめ:役割で整理すると見えてくる

各ツールの役割を「フェーズ」で整理するとこんな感じです。

フェーズ ツール 説明
試す LangFlow ノーコードで動かしてみる
作る LangChain コードで実装する基盤
作る(複雑版) LangGraph エージェントの複雑なフローを実装
公開する LangServe / LangGraph Platform APIとして外部に提供
監視・改善する LangSmith トレース・評価・コスト管理

「LangChainで作って、LangGraphで複雑にして、LangSmithで監視する」という組み合わせが、2025〜2026年時点でのスタンダードなスタックになっています。

「どれを使えばいいの?」という問いへの答えは、よく「まずLangChainから始め、複雑になったらLangGraphを追加し、本番に出すならLangSmithで監視する」と説明されています。段階的に足していけるのがこのエコシステムの良いところです。

おわりに

「Lang〇〇」を並べてみると、それぞれ全然違う役割を持っていることがわかりました。名前が似ているのでごちゃっとしてしまいますが、「作る・試す・監視する」という役割で分けると整理しやすいと思います。

筆者自身はまだ実際に使いこなしているわけではないので、「使ってみたらこんな感じだった」という記事はまた別の機会に書きたいと思います。

この記事が「Lang〇〇って何が違うんだっけ」と思っている方の助けになれば嬉しいです。

参考

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