はじめに
Intel Open Image Denoiseを使ってみた
前回、Intel Open Image Denoiseを使ってレイトレーシング画像のノイズを除去したのですが、今回はHDR画像を使ってボリュームレンダリングの画像を綺麗にできるか試してみました。
目次
インストール
Intel Open Image Denoiser
まずはこのGitリポジトリのリリースページからWindows用ビルド済みファイルをダウンロードして解凍しておきます。
使用画像
10サンプルほどのボリュームレンダリングした1400x850の画像を使用します。2枚目は2000サンプルほど取って綺麗になった正解の画像です。2枚ともHDR形式で保存しています。
実行方法
まずは任意のフォルダにデノイズしたい画像を配置します。ここではimage.hdr
になります。
先ほどダウンロードして解凍したフォルダにパスを通すか実行ファイルへのパスを含めた上でDenoiser.exe
を実行します。
C:\Users\username\Downloads\Denoiser_v1.3\Denoiser_v1.3\Denoiser.exe -i image.hdr -o out_image.hdr
実行結果
以下がデノイズ後の画像になります。その下の正解画像を比べても若干光の反射などでディテールが失われているもののほとんど大差ない気がします。
デノイズの実行時間は0.5秒ほどでした。10サンプルのノイズあり画像を計算するのに2秒程度、2000サンプルしてノイズをほぼ無くすのに10分ほどかかっているので1秒以下でほぼ同じクオリティーを予測して出力できるのはびっくりです。