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気象通報式に関する記事まとめ

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通報式とは、WMO(世界気象機関)が GTS (全球気象通信網)で使うために開発したデータ形式です。
ものすごくたくさんあるので解説記事が増えすぎることが予想されるのでまとめから作ります。

TAC(伝統的文字形式通報式)

TAC = Traditional Alphanumeric Codes. テキスト電文を使ってデータを送るために作られたものです。データの種類ごとに多数の形式がありました。

  • FM12 SYNOP (地上気象観測)
  • FM13 SHIP (船舶観測)
  • FM15 METAR (飛行場での地上観測)
  • FM32 PILOT (風の鉛直プロファイルの観測、パイロットバルーンやウィンドプロファイラなど)
  • FM35 TEMP (風と気温の鉛直プロファイルの観測、ラジオゾンデなど)

まだ記事とくに書いていないので、とりあえず、日本国内公式ドキュメントは気象庁の通報式ページに置かれている国際気象通報式(現時点最新は第8版第23号)です。

通報式の文書もまた独特なので、せめてその読み方くらい説明せんといかんですね。

TDCF(表参照通報式)

TDCF = Table-Driven Code Forms. 通報式内にデータ構造を記述する機構を設けて、観測や予報の種類によらず一定の枠組みでデータを記述できるようになっています。データ構造の記述が、あらかじめ定められた表の番号を記載する形でなされるので、表参照の名前があります。

これも日本国内公式ドキュメントは気象庁の通報式ページに置かれている国際気象通報式別冊(現時点最新は第29号)です。

Model-Driven Code Forms

MDCF という略語はあまり見かけません。
航空気象分野で使われる XML ベース(GML ベース)のデータ形式です。
とりあえずリンク https://github.com/wmo-im/iwxxm

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